【ポケモンSV】砂パの解説｜おすすめの砂パエース【ダブルバトル】

ポケモンSV(スカーレットバイオレット)における、ダブルバトルの砂パについての解説です。

執筆者紹介

数多の実績と分かりやすい解説が魅力のプレイヤー

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喰い断 / YouTube	【実績】 ・JCS2017で3位 ・元P-Sports四天王 ・総合レートで3位 ・その他個別ルールでも上位経験多数 総合勢としてシングルやダブル以外でもトリプルやローテーションを含む全てのルールで実績を残した対戦勢。ポケモン対戦の解説を主体とした動画をYouTubeに上げるなどマルチで活躍するプレイヤー。

天候パ共通の強み

天候を変える手段を持っていない相手に一方的に有利

天候パは、相手が天候を変える手段を持っていない場合、一方的に有利を取ることができます。そのため、天候パ同士のミラー戦となった時、相手の天候始動役をほぼ確実に選出させることができるため、初手の交換時に天候の取り合いで有利を取れる素早さの低いポケモンを構築の中に必ず採用する必要があります。

天候パーティにはそれぞれ強みがあるため、本記事では砂パの強みについて解説を行います。

砂パの解説

種族値のアドバンテージが高い構築

砂パの強さは、始動役であるカバルドンとバンギラスの単体性能が極めて高く、パーティを天候に寄せずとも強い構築を組みやすい点にあります。そのため、天候始動役単体と天候エース単体での選出が行いにくい他の天候パと比較して、砂パは天候特化というよりもバランス型に近い構築が組まれやすい傾向があります。

攻撃面が貧弱になる傾向がある

天候	技に関する強化要素
雨	・水技1.5倍
晴れ	・炎技1.5倍
雪	・「ふぶき」必中化

上記のように砂嵐は他の天候と異なり、特定のタイプの技威力を上げることも、高威力の技を使いやすくする効果もないので、砂パのエースとなるポケモンは他の天候と比べた時に、どうしても攻撃面が貧弱になる傾向があります。

初手から火力を押し付ける他の天候とは明らかに動きが異なるため、雨パのように天候を奪ってフローゼルの「ウェーブタックル」で殴れば万事解決のような思考が通じない点を留意しておく必要があります。

おすすめの砂パ始動役

ポケモン	解説
バンギラス	・600族にして最強の天候始動役 ・岩タイプなので砂によるD上昇が魅力 ・メインウェポンの威力の低さは気になる点 　└「かみくだく」「いわなだれ」等
カバルドン	・「ステルスロック」+「あくび」でダメージレースを優位に進められる ・「ボディプレス」で盤面に干渉する最低限の能力も確保できる ・後発に積みエースを採用する場合の最有力候補
サダイジャ	・特性「すなはき」で砂を展開できる 　└技のダメージを受けると砂を撒ける ・上記2体に使いやすさで劣ってしまう

上記が砂パの始動役におすすめのポケモンたちです。中でもバンギラスが群を抜いて強力なので、基本バンギラスを始動役として採用することになります。バンギラスは、自分より遅い相手を「いわなだれ」で削りつつ、怯ませて行動を飛ばし、砂嵐の蓄積ダメージを与えていくといった運用を目指すのがおすすめです。

おすすめの砂パエース

すなかきエースの候補

ポケモン	解説
ルガルガン	・高い素早さと岩タイプが持つ ・岩タイプなので砂によるD上昇が魅力 ・多くの型が存在する 　└AS襷型、HB鉢巻、HDチョッキ等 ・基本的には「いわなだれ」連打での運用
ハカドッグ	・「おはかまいり」が強力 　└味方が瀕死になるほど技威力アップ ・「おにび」や「バークアウト」で相手の弱体化を狙える ・「とおぼえ」で味方の強化も可能

砂パは他の天候特性のようにエース候補が複数存在するわけではありません。事実上、現時点で砂パを組もうとすると以上の2体のどちらかを採用することになります。

ハカドッグの運用方法

始動役	ハカドッグの運用方法と役割
カバルドン	【先発型】 「おにび」や「バークアウト」で相手を弱体化しつつ、隣を「とおぼえ」で強化するような動きを行う
バンギラス	【後発型】 味方が瀕死になっているほど技の威力が上がる専用技「おはかまいり」で全抜きを狙う

ハカドッグはどの始動役のポケモンと組み合わせるかによって運用方法を決めるのがおすすめです。概ねカバルドンと組み合わせて後発に積みエースを採用する場合は先発型、逆にバンギラスと組み合わせる場合は後発型として育成すれば問題ありません。

おすすめの砂パサポート要員

砂パと相性の良いポケモン

ポケモン	解説
ボーマンダ	・バンギラス・カバルドンとの相性が抜群 ・特性「いかく」で物理アタッカーを弱体化 ・「りゅうせいぐん」で負荷をかけられる 　└バンギラスと交換を行いながら威嚇と流星群を打ち逃げする動きが強力
モロバレル	・バンギラスと相性が良い 　└「いかりのこな」で格闘技から守れる ・特性「さいせいりょく」でサイクル戦にも対応できる
ドータクン	・砂パのトリル要員として活躍 ・鋼・エスパーのタイプが優秀 ・素早さも遅いため、天候の取り合いになった時に力を発揮できる

砂嵐に関連する特性は持ちませんが、砂パと相性の良いポケモンたちです。始動役の単体性能が高い砂パは、天候に寄せるよりもバランスを重視してサイクル戦に対応した方が強くなりやすい傾向があります。

素早さが遅いポケモンと組み合わせた砂パ運用

初手	+ or
1ターン目	ドータクンorモロバレル：バンギラスに交換 ルガルガン：いわなだれ

交換は素早さの順序で行われるため、天候パ同士の戦いではより素早さの低いポケモンを採用し、初手に出してから天候を奪う動きが強力ですが、ドータクンとモロバレルを要する砂パーティはこの戦いが特に得意です。上記の動きでバンギラス着地時の隙をルガルガンの「いわなだれ」の怯みで補いながら、他の天候パを相手に天候を奪うことができます。

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