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FFBE幻影戦争における、第8章のあらすじや解説について掲載しています。またFFBE幻影戦争の第8章についての分かりやすい解説や、初登場キャラクターについても記載しているため、第8章について知りたい方や振り返りたい方は是非ご覧ください。
マシュリーがさらわれたことを知り、ヴィクトラの懇意によりリオニス城へ向かうモントたち。しかしヴィクトラはモントたちの協力が得られなくなったことを誰にも伝えない。
何も知らないグラセラが予定通り叛乱を決行する裏で、ヴィクトラは密かに微笑むのだった。
目的を果たしたリオニス第二部隊《勇壮》はホルンの部隊を離れ、ウェズエットで交戦中のモントたちと合流する。暴走するムラガの撃退に成功し、マシュリーがさらわれたことを知ったモントは、すぐにでも助けに行こうとするがグラセラによる叛乱が翌日に迫っていることを知る。
そんな時、事情を汲んだヴィクトラの提案により叛乱は延期されると聞いたモントは、安心してマシュリーの待つリオニス城へ向かうのだった。
ヴィクトラの提案によりウェズエット城を離れようとするモント一行であったが、モントたちがグラセラと結託していることに勘付いた王クーリにより兵が差し向けられる。
圧倒的な地の利を前にモントたちは苦戦を強いられるが、シュゼルトの身を挺した犠牲により、モントたちは逃げるようにウェズエット城を後にするのだった。
各地でマシュリー奪還のために動き出す人々。一同がリオニス城へと集結する中、ウェズエットではモントの協力を信じて疑わないグラセラによるクーリ討伐計画が始まろうとしていた。
キャラ名 | キャラ説明 |
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ムラガ |
フェネスの王。サーダリーから授けられた「屈辱を力へと変換する」古代の遺物の効果で自我が暴走しつつある。今回モントに撃退されることでモントに対しての屈辱も力として蓄えるようになる。 |
ヴィクトラ | クーリの下で悪巧みをする謎の女性。グラセラの姉同然の存在としてグラセラやマルグリッドから頼りにされているが… |
キャラ名 | キャラ説明 |
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サージェス | ウェズエット第一部隊《疾駆》の部隊長。クーリに対して不信感を抱いているものの部下を捨てられないため、クーリに仕えている。シュゼルトを難なく打ち倒すほどの実力を持つ。 |
シュゼルト | ホルン第一部隊《堅牢》の一員。現在はムラガを討つためモントたちと行動を共にしている。マシュリーを救えるのはモントしかいないと信じて、身を挺してモントたちをウェズエット城から逃した。 |
キャラ名 | キャラ説明 |
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カミッロ |
マシュリーに一目惚れしランダルを裏切った男。リオニス城にてクリスタル協会の僧兵に襲われたところを、エルシレールと共闘して乗り切るが、彼女のマイペースな性格に戸惑っている。 |
エルシレール |
リオニス所属を名乗る謎の少女。隙があればどこでも眠ることができる特技を持つ。カミッロと同格な会話を繰り広げる |
カエアン |
ウェズエット城の牢獄で3年に渡り幽閉されていた、盗賊を名乗る謎の男。グラセラの叛乱についての事情を知っているが、その正体は不明。 |
大陸の西に位置する大国ランダルは、これまではホルンに次ぐ大陸2番目に領土が広い国でした。しかしハインドラを合併吸収したことでホルンを上回り、領地・武力の拡大に成功しています。元からランダルとは良好な関係ではなかったホルンとしても、これ以上の増長は防がなければならない事態のため、オウィスへの協力を約束したのです。
ムラガ第5章でモントたちに同行していたスパイと同様にサーダリーから力を授けられているのでしょう。当章では親衛隊のオルドアによって変化は止められましたが、そのうち真の力を開放し、モントたちに刃を向けることになりそうです。
ヴィクトラと話をつけた後モントは一度ヴァジムと話をします。その際にヴァジムたち《紅蓮》に叛乱延期の話が通っていないことをモントは察しますが、あえてそのことは伝えませんでした。一見モントがなぜか誤解を解かない、もどかしいシーンのように感じられますが、これはモントの優しさであると同時に弱さが表れたシーンでもあります。
モントからすると、フェネスの砦奪還に際して《紅蓮》に協力してもらっておきながら、自分たちの都合でいきなり作戦を延期したいと言うのはなかなか虫の良い話であり、ヴァジムはじめ《紅蓮》の面々を怒らせて余計な争いを生む要因になりかねないとも悟ったからです。そうなるよりも身内であるヴィクトラの口から説明してもらうことで、より穏便に事が運ぶと考えたのでしょう。
これまでに何度も示唆されてきた「モントの優しさが身を滅ぼす、大切な人に危害が及ぶ」という伏線が回収される前段階のシーンといえます。
ウェズエット城を脱出しようとする場面でモントとシュゼルトは互いに友と呼び合います。初めは敵同士で性格も正反対な二人でしたが、旅を通しお互いに認め合った結果、国も身分も異なる二人が友として接するなかなか胸熱なシーンです。
モントはシュゼルトの
という点を、シュゼルトはモントの
という点を認め合っています。
マシュリーへの気持ちを除けば二人が認め合った点は、互いに自分には無いものであり、それ故に物語では語られていないものの、旅の中では二人の間で意識するところがあったのだと考えられます。
サージェスは王クーリへの不信感からあまり本気を出すことはなく、モントたちとはじめに交戦した際にも手を抜いていました。しかし形式上とはいえ任務を破棄しては処罰の対象となり、自分だけでなく部下の命までも落としかねないので、降伏の意思を見せないシュゼルトの申し出により本気を出し、シュゼルトを捕縛することに成功しています。
依然として大陸で一番強いとされている騎士団《堅牢》の一番剣と言われるシュゼルトを難なく撃退するサージェスは、作中でも屈指の実力者といっても良いでしょう。
そんなサージェスに対しシュゼルトは「(ホルンやリオニス、ランダルやオウィスに所属して武勲を示せば、今よりも遥かに良い待遇を受けられるのは間違いないというのに、)なぜそのような(ウェズエットのクーリのような愚王に仕える)立場に甘んじているのか」と問います。
これに対しサージェスは「運命を破壊して生きる者もいれば、運命に服従せねば生きられぬ者もいます」と返答しています。要約すると「自らの悲痛な運命を跳ね除け叛乱を企てるグラセラや、シュゼルトの言うように放浪して生きる者もいる。しかし、私は生まれ育ったこの国で部下や立場を捨てる勇気はなく、これ以外の生き方を知らないのだ」という意味になります。
東の雪国で他国との交流も少ないウェズエットで育ってきたサージェスの本心が垣間見える言葉であり、本当は自身の気持ちに従って力を存分に発揮したいが、今更これまでの生き方を変えることなどできないという、サージェスの小さな悲しみが伝わってきますね。
ウェズエット王クーリはここまでの話で裏切りという行為を極度に恐れています。王クーリに妻がいないこと、エルデの「ウェズエットは代々臣下に恵まれない」という発言から、配下の謀反によって王妃の命が奪われたという過去があり、それ故に現在のクーリは裏切りを異様に恐れているのではないかと推察されます。
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第8章のあらすじと解説
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