【FFBE幻影戦争】第2章のあらすじと解説

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FFBE幻影戦争における、第2章のあらすじや解説について掲載しています。またFFBE幻影戦争の第2章についての分かりやすい解説や、初登場キャラクターについても記載しているため、第2章について知りたい方や振り返りたい方は是非ご覧ください。

第2章『大国ホルン立つ』のあらすじ

ひとまずはフェネスからの猛攻を逃れるモントたちであったが、依然として戦況は圧倒的に劣勢であった。

「リオニスの血は絶やさぬ」という名目のもと、リオニスの王エルデは国を捨て同盟国であるウェズエットへと亡命を決断する。

第1節『大役』

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モントたちがフェネスの軍勢から逃げるため、撤退戦を繰り広げていることを知ったリオニスの第二王子シュテルは、自身の直属の部隊《勇壮》を引き連れてモントたちの助太刀に参上する。

シュテルはそのままムラガを討つことを提案するが、エルデはこれを拒否し、モントをしんがりに任命したのちシュテルやマシュリーを連れ城へと撤退する。

第2節『義に生きる』

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しんがりに任命されたモントとその直属部隊《蒼穹》は絶体絶命の危機をくぐり抜けながら、なんとか城まで辿り着く。

しかし、リオニスにこれ以上フェネスの軍を撃退する方法などないことに気付き、しんがりに任命されたのは捨て駒にするためではなく、むしろモントたちこそを生かすための策だったと知るモント。

だがモントは自分だけが助かる道を選ばず、城へと帰還する道を選択する。

第3節『《蒼穹》帰還す』

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フェネスの軍勢が目前にまで迫る状況下、リオニス王エルデは、妻のヘレナと息子のシュテル、ホルンの姫マシュリーを城へ残し、モントとともに同盟国ウェズエットへと逃亡することを決める。

「リオニスの血は絶やさぬ」ことに以上な執着を見せるエルデに対して、自身や母を蔑ろにされていると感じたシュテルの不信感は最高潮に達しようとしていた。

初登場のキャラクター・キーマン

第1節『大役』

キャラ名 キャラ説明
モント・リオニスの画像モント・リオニス リオニスの第一王子にして《蒼穹》の部隊長。実践を重ね、フェネスからの猛攻を耐えるほどの実力を身に着ける。またマシュリーを通して真の強さについても学んでゆく。
オーの画像オー モントやシュテルの剣の師であり、シュテル直属の部隊《勇壮》の部隊長。シュテルを過去の自分と重ねており、気にかけている。

第2節『義に生きる』

キャラ名 キャラ説明
シャドウリンクスの画像シャドウリンクス マシュリーと王ロブとの伝言役を務めるホルンのシノビ。マシュリーやロブによって家族同然に育てられたため大切に思っている。
ライリュウの画像ライリュウ ムラガに金で雇われている凄腕のシノビ。猛者が蔓延るサイガの里を滅した張本人であり、現在はサイガの生き残りを根絶やしにするために行動している。

第3節『《蒼穹》帰還す』

キャラ名 キャラ説明
シュテル・リオニスの画像シュテル・リオニス 父エルデの態度に対し、愛を感じられなくなり、リオニスを捨てることに。父エルデへの不信感と憎悪によって、密かに心を蝕まれていく。
シュゼルトの画像シュゼルト 婚約者を失って傷心状態にあったものの、かつて似たような状況に陥ったリリシュやモントの優しい心に触れているうちに癒されていった。しかし依然としてムラガへの憎悪は失われておらず、モントたちの手助けをしつつ、ともにムラガを討つことを約束する

その他の登場キャラクターについてはこちら

解説・考察

第1節『大役』

▶︎シュテルはなぜ出陣したのか

第2王子のシュテルは実践経験が全く無いながらも、兄であるモントをも凌ぐ剣の才能と実力をもっています。王エルデから再三出陣を止められています。その理由はいまだに明かされてはいませんが、父や兄がピンチに陥っている現在、自分ならば助けられると考えてたために出陣したのだろうと考えられます。

▶︎マシュリーの人質としての価値とは

マシュリーは撤退している最中、自身を人質として保護して篭城戦することを提案しています。なぜこれがこのフェネスから攻められている戦況下で有効打になりうるのかというと、ホルンとフェネスの同盟関係にあります。

もしフェネス軍が、マシュリーが人質にされているのに攻め入った場合、「マシュリーが命を落とすかもしれないのになぜ攻め入ったのか」とホルンから責められ、関係に亀裂が生じます。

そのため、マシュリーを人質とすることでフェネスの行軍を止めることができるという算段です。

第2節『義に生きる』

▶︎モントたちの撤退戦に関して

戦においてしんがりとは、要人を確実に帰還させるため敵を最大限引き付けて足止めをする役割のため、大抵の場合生き延びることは出来ないと言われています。そのためマシュリーやシュテルは、モントがしんがりに任命されたことに対してかなりの焦りを見せています。

そういう理由もあり、追手を退けてリオニス城へと帰還したモント率いる《蒼穹》部隊は、かなり頑張ったということが伺えます。

▶︎リンクスとライリュウ

リンクスは幼い頃ホルンに売られており、実は故郷にあまり深い思い入れはないと考えられますが、それでもやはり故郷を滅したライリュウは許せないようで、気配を感じるや否や交戦します。

ライリュウがなぜサイガのシノビを根絶やしにしようとするのかという理由は明かされていませんが、リンクスからの交戦の申し出は願ったり叶ったりなようで、二人は剣を交えます。

結果としてサイガの里を滅ぼすほどの実力を持ったライリュウに敗北してしまいますが、隙をついて逃走し一命を取り留めます。

▶︎ライリュウについての考察

かつてゴウガとサイガ、二つのシノビの里は合併されようとした動きがありました。サイガに比べて好戦的なシノビが多いゴウガの里には反対するシノビも多くおり、その中の一人であると予想されます。

第3節『《蒼穹》帰還す』

▶︎ウェズエット亡命の真意

第3節ではシュテルが激昂するシーンが印象的で、一見すると王エルデがシュテルや妻のヘレナを捨てて自分だけ逃げているように見えてしまいますが、エルデの口癖「リオニスの血は絶やさぬ」から考えると、エルデの目的はリオニスを二手に分け、自分たちが死んでももう片方が生き残れば良いと考えてのことのように思います。

そう考えると妻のヘレナをシュテルとともに城に残したのは、ある意味シュテルの戦闘技術を信用してのことだったのかもしれません。ヘレナかシュテルがどんな形であれ生き残ればリオニスの血が絶えることはないからです。

また後々分かることですが、ヘレナは王妃となる前はリオニスの中でも腕のたつ者として名を馳せていたため、そういった理由もありエルデはシュテルの主張を跳ね除け城へと残したのかもしれません。

▶︎兄モントと弟シュテルの対比

父エルデに対し、思うところはありつつも信じて従うモントと、疑いを持っておりたびたび口論になるシュテル。二人の対比はここまででも複数あります。

モント

  • 父とともに行動するシーンが多い
  • 争いを好まずできるだけ避けようとする
  • 自信がなく、過小評価しがち
  • 身の回りに人が多くおり、他者から学び成長する
  • 父を信じている

シュテル

  • 母とともに映っているシーンが多い
  • 争いを求め、好戦的
  • 自信に満ちている
  • 身の回りに人が少なく、他者から学ぶ機会が少ない
  • 父に不信感を抱いている

上記のような対比が積み重ねられ、第3節ではエルデの命令により亡命サイドと人質サイドに分けられたことで、完全に兄と弟の道が別れることになります。

これまではモントが近くにいたことでモントという正のエネルギーに引っ張られていたシュテルですが、モントと離れてしまったことで今後は潜在的な負のエネルギーに引っ張られていくということを表しています。

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