【FFBE幻影戦争】第5章のあらすじと解説

FFBE幻影戦争における、第5章のあらすじや解説について掲載しています。またFFBE幻影戦争の第5章についての分かりやすい解説や、初登場キャラクターについても記載しているため、第5章について知りたい方や振り返りたい方は是非ご覧ください。

第5章『天帝』のあらすじ

サーダリーによるリオニスとホルンを殲滅する計画が本格的に始動し、サーダリーが各地に送ったスパイが牙を剥き始める。

一方でモントたち一行はウェズエット目前のところでついにサーダリー率いるフェネス軍に追いつかれてしまう。サーダリーの企みによってモントとシュテルが剣を交えようとする瞬間、突如として現れた光が二人の前に立ちはだかった。

第1節『迫りくる脅威』

モントらがウェズエットへ向かう裏では、サーダリーによるホルン壊滅の計画が動き出していた。

王子ダリオは暗殺者として潜り込んでいたヴィネラに命を狙われる。しかし自らの窮地に瀕してもヴィネラの身を案じるダリオをみて、ヴィネラはフェネスを裏技りダリオを守ることを決意する。

第2節『リオニスのために』

ウェズエットへと向かうモントたちのもとへ、フェネス軍だけでなく同盟国であるはずのウェズエットの第一部隊《疾駆》までもが牙を突き立てようとしていた。

その一方でサーダリーを監視していることがばれたホルンの第2部隊《壮麗》と、ドランドとガーガス率いるクリスタル教会との戦いは激化していく。

第3節『天帝の剣』

ムラガのもつ古代の遺物によって翻弄されたモントたちは必死の逃亡も虚しく、ついにムラガの率いるフェネス軍の本隊に追いつかれる。

サーダリーの巧みな言葉に操られるままにモントたちへと剣を向けるシュテル。今にも兄弟での殺し合いが始まるという瞬間、空から光が照らし、モントとシュテルを分かつようにして大地を二つに割くのだった。

初登場のキャラクター・キーマン

第1節『迫りくる脅威』

キャラ名	キャラ説明
ダリオ	ホルンの第一王子であり、身に宿す魔力が大きすぎる故に病床に伏していた。暗殺者であるヴィネラの心の氷を溶かすほどの優しい性格の持ち主。
ヴィネラ	フェネスからムラガの娘としてダリオの元へ嫁いだ暗殺者。悲惨な過去を持っており、ダリオを暗殺する任務とダリオを愛する気持ちの間で揺れるが、ダリオの優しさの前にダリオと生死を共にすることを決意する。
ザザン	ゴウガに身を置く傭兵で、ライリュウの相棒。殺しができればなんでもやるというシリアルキラー。
囁き 祈り 呟き	サーダリーによって「創り出された」女性達。創造主たるサーダリーに常に付き従っており、親衛隊のような存在。感情も痛みも持ち得ないと言われているが、真偽は不明。その姿を見るものは少ない。

第2節『リオニスのために』

キャラ名	キャラ説明
サージェス	ウェズエット第1部隊《疾駆》の部隊長。王クーリに対しての不信感はあるものの、部下のためクーリに仕えている。本来仲間であるはずのミンウがモントたちを手引きしていることを知り衝撃を受けている。

第3節『天帝の剣』

キャラ名	キャラ説明
モント・リオニス	度重なる窮地を超え、力と判断力を身につけたモント。機転を利かしフェネスの策略を逆手に取るなど善戦を見せるが、強大な力を持ったシュテルに追い詰められてしまう。
シュテル（破滅の騎士）	自身の母ヘレナと師であるオーの死を伝えられ、より一層憎悪の炎に身を焦がす。身に纏う古代の遺物の力は増し、もはや誰にも止めることはできない。暴走する憎しみはやがて兄であるモントにも向けるようになる。
ギルガメッシュ	圧倒的な力でリオニスとフェネスの仲裁をした謎の人物。エルデやサーダリーとは面識があるようだが…

その他の登場キャラクターについてはこちら

解説・考察

第5章『天帝』を通して

第5章はモントと闇に堕ちたシュテルが直接対面するだけでなく、サーダリーの計画が本格的に始まる章であり、物語の起承転結の転に当たる章といえます。そのため新しいキャラクターが多数登場しました。ややこしい話も多いため以下の解説が物語を紐解く参考になればと思います。

第1節『迫りくる脅威』

▶︎謎の女性の言葉

「傾眠から覚醒へと移行する恐れあり」

第5章の冒頭で《翼ある者》ギルガメッシュとともにいる謎の女性が発した言葉です。また同時にこれを止めろという旨の発言もしており、第3節では実際にギルガメッシュがモントとシュテルの間に大地の亀裂を生じさせています。

一見シュテルの暴走を止めているようなやりとりに思えますが、第1章のタイトルが「獅子の目覚め」であるということから推察すると、実はモントの変化を止めたのではないかと思われます。モントがシュテルと争うことで、モントの中の何かが覚醒し、ギルガメッシュにとって不都合な事象が起こるという可能性も考えることができます。

▶︎ラマダの言葉の意味とは

「ある光は闇へと転じ、ある闇は光へと転じる。それを飽きることなく繰り返すばかり」
「どの光、あるいは闇の手を取り心を許すかによって運命は大きく変わることになりましょう」
「過去に惑わされてはなりません」

勘の良い方ならすでにお気づきかもしれませんが、ラマダを介して星が語るのは主にモントとシュテルの行末のことです。今回の言葉は光がモント、闇がシュテルに当たります。今後モントがシュテルを許せなくなるような出来事が起こるかもしれませんが、それでもモントはシュテルを許すことができるか、それを問うた言葉のようにも捉えられます。

しかしこの言葉はそれだけでなくヴィネラが暗殺者という闇からダリオの妻という光へと転じたことや、ドランドとガーガスの意外な一面が垣間見えることなども表しており、まさにこの章を象徴している言葉だといえるでしょう。

▶︎ヴィネラの出自について

ヴィネラはもともとフェネスの貧しい村で暮らしていましたが、ムラガの手で暗殺者へと育てられました。厳しい環境で育ってきたヴィネラにとって、半年間という短い期間ではありますが王子ダリオと過ごした優しい日々は、ヴィネラにフェネスを裏切る決意をさせるのには充分でした。

▶︎ウェズエットの裏切り

ウェズエットは大陸の東に位置しており、リオニスを除いては敵対関係にあります。そのため現状劣勢であるリオニスを裏切り、リオニスの王エルデの首と引き換えにフェネスと同盟を結ぶというのがウェズエットの王クーリの計画です。

第2節『リオニスのために』

▶︎スパイの言う「あの方」の正体とは

モントの率いる《蒼穹》に潜んでいたスパイは、自身がフェネスの手先であることがばれた際、「あの方より授かった力で…！」と言って化物へと変貌しています。ムラガにこのような技術があるのか怪しいですし、これまでもサーダリーの言うことには絶対服従の姿勢を見せているため、このスパイの言う「あの方」とはサーダリーであるという認識で良いでしょう。

それにしても謎の技術を有していたり、ギルガメッシュと面識があったりとサーダリーについての謎は深まるばかりです。

第3節『天帝の剣』

▶︎なぜシュテルにモントの言葉は届かないのか

憎悪に囚われたシュテルに対し、兄であるモントは必死に呼び掛けますが悲しいかなシュテルには届きません。それはサーダリーの口から母と師の死を伝えられ、シュテルに巣食った憎しみの炎がシュテル自身にも制御できないほど膨れ上がったせいだと考えられます。

これまでのシュテルは憎しみを増しながらもモントの言葉が届かないほどではありませんでした。しかし徐々にシュテルを蝕んだ古代の遺物の呪いの影響で視野が狭くなった状態では、サーダリーの口から出る言葉が真実か否かなどは些細な問題であり、ただ自身の大切な人が消えた事実を誰かのせいにして押し付けることしかできなかったのです。

▶︎ギルガメッシュとは

《翼ある者》ギルガメッシュとはかつてリオニスに古代の遺物を授けた者であると語られてます。その正体は神とも人とも判明していませんが、今のところ幻影戦争における神に近い存在であると考えられます。

▶︎サーダリーはギルガメッシュを憎んでいる？

第3節の最後に流れるムービーではサーダリーはギルガメッシュに対して明らかな敵意の目線を向けていました。もしかするとサーダリーの目的は、ギルガメッシュ及び《翼ある者》に対してなんらかの報復を為すことなのかもしれません。

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