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『シニガミ姫と異書館ノ怪物』評価レビュー。まっすぐな善意がメルヘンをこわす謎解きADV

『シニガミ姫と異書館ノ怪物』評価レビュー。まっすぐな善意がメルヘンをこわす謎解きADV69

『シニガミ姫と異書館ノ怪物』を評価レビュー。観察が重要な謎解きアドベンチャーで、ストーリー進行を阻害しない程よいボリューム感。「メルヘン(童話)をこわす」王道ストーリーと絵本風ビジュアルが何よりも魅力的な作品です。

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※スコアは執筆時点のものです。ユーザー評価などを加味して変更する場合があります。

※本ページにはネタバレを含む場合があります。

シニガミ姫と異書館ノ怪物の総合評価

編集部評価

童話世界で適度な謎解きと王道ストーリーを楽しめるADV

Edited by : Game8編集部

『シニガミ姫と異書館ノ怪物』は、謎解き探索アドベンチャーとしては程よい難易度で、論理性よりも観察とヒラメキが重要です。アクションは簡単ではあるものの、進行を邪魔しない程度に抑えられているのでストーリーに集中できます。

ストーリーは童話モチーフのオムニバス形式になっており、「メルヘンをこわすアドベンチャー」という不可解なジャンルにも納得がいく王道の物語が魅力的です。デザインや音楽も含めて、『シニガミ姫と異書館ノ怪物』の世界観を構築してくれています。

良かった点

  • 難しすぎない謎解きとアクション
  • まっすぐ王道なストーリー
  • メルヘンな物語にマッチしたデザインと仕掛け

気になった点

  • アクションの操作は慣れが必要な部分も
  • 丁寧な進行は人によって好みが分かれるかも
  • ボリュームよりも体験を重視した作り

こんな人におすすめ

  • 程よい難易度の謎解きを楽しみたい人
  • 王道ストーリーや世界観が好きな人
  • アクションが苦手でも物語を楽しみたい人

シニガミ姫と異書館ノ怪物は買うべき?

ストーリーを楽しみたい人におすすめ

本作は童話をモチーフとしたストーリーと、デザインや音楽を調和させた雰囲気が魅力です。本作は日本一ソフトウェアの「物語シリーズ」の3作目でもあるので(ストーリー的なつながりはありません)、過去の作品をプレイし気に入っている人であれば「買い」でしょう。

謎解きやアクションの攻略、ゲームボリュームを特に重視する方は、まずは体験版でこの独特な世界観に触れてみるのがおすすめです。

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シニガミ姫と異書館ノ怪物の口コミ

【★★★★★】とても面白い
56票
【★★★★☆】面白い
5票
【★★★☆☆】普通
3票
【★★☆☆☆】つまらない
2票
【★☆☆☆☆】期待外れ
1票

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シニガミ姫と異書館ノ怪物はどんなゲーム?

童話モチーフの謎解き探索アドベンチャー

シニガミ姫と異書館の怪物

『シニガミ姫と異書館ノ怪物』は、謎解きと探索型のアドベンチャーアクションゲームです。主人公である「モノ」は姉を探すため「異書館」の怪物「メェル」と契約し、絵本の世界を行き来します。物語やアートデザインには不気味さがありながらも愛らしさと救いがあり、純真で心の優しいモノが物語を前に押し進めてくれます。

謎解きやアクションはそれほど難しくなく、メェルを操り「紙喰い」や「ブックバーン」などの能力を使いながら絵本の世界を攻略していきます。ゲーム内のヒントや収集アイテムの救済要素もあり、ストーリーのみを楽しみたい人でも安心して遊べる作品です。

シニガミ姫と異書館ノ怪物の良かった点

難しすぎない謎解きとアクション

『シニガミ姫と異書館ノ怪物』は、謎解きとアクションが混ざった探索型ゲームです。絵本の世界はいくつかの部屋に分かれており、それぞれの部屋で謎解きをすることで次に進めるようになります。

謎解きは、特定の場所を「紙喰い(メェルが絵本のページを食べる)」や「ペーパーフライ(メェルが炎を吐きページを燃やす)」を行うなど、観察とヒラメキで解いていく謎解きです。ナインパズルや論理パズルのように定石や知識を求められないので、パズルや謎解きジャンルが苦手な人でも問題なく遊べます

ゲーム内には簡単なヒントもあり、周囲の様子をじっくり観察すれば必ず解けるようになっています。

例えば序盤には、「記憶のしおり」を9,999個集めないと先に進めない場所があります。明らかに異質ではあったものの、最初は「ストーリー後半でまた来る場所なのかな」と思っていたのですが、他に探索できる場所もない。しばらく悩んでしまったのですが、隣にオオカミがいることを考えれば察せられる謎解きだったのです。

また、絵本の世界には敵やボスも存在します。しかしアクションも特別難しいものではなく、謎解きの延長でプレイ可能です。

まっすぐ王道なストーリー

公式による本作のゲームジャンルは「メルヘンをこわすアドベンチャー」。メルヘンとは童話です。語り口こそ優しいですが、ユーモアあり皮肉あり教訓あり……そんな童話を壊すとは、一体どういうことでしょうか。

ストーリーは各章ごとに独立した、童話らしい物語が展開されます。物語の中で大きなトラウマを負い「シニガミ姫」と化した語り部としての主人公を、本作の主人公であるモノが救い出すというのが大まかな流れ。

語り部である主人公は、いずれも後悔と罪を抱えています。モノは彼女たちに共感し、肯定することでメルヘンの世界を王道で救いあるストーリーとして再構築するのです

頭からつま先まで善良純粋なモノは、ある意味ではメルヘンチックな性格をしています。そこにユーモアや皮肉はなく、ひたすらまっすぐ。だからこそ、本作は「メルヘンをこわすアドベンチャー」たりうる。

筆者としては影のある物語が好きなので、正直最初のほうはイマイチ合わないなと思っていたのですが……後半のストーリー展開では年甲斐もなく涙ぐんでしまいました。モノがね、いい子なんですよ。メェルもいい子なんです。

メルヘンな物語にマッチしたデザインと仕掛け

モチーフが童話というだけに、本や紙にちなんだ仕掛けが多く登場します。メルヘンな物語に合わせた舞台やデザインが、本作の全体的な雰囲気を損なわず維持してくれています。

物語の世界も紙のような質感で構成されており、セーブ画面がしおり風だったりオシャレな表現も。プレイヤーが取れるアクションも、紙を食い破ったりめくったり、障害物を燃やしたり色を塗ったり、本や物語に直接干渉するような形で反映されています。

余談ですが、物語の世界は基本的にモノクロで描かれています。しかしメェルの紙喰いでページを破った背景にはカラフルなイラストが用意されているのです。

プレイ時は意図がよく分からなかったのですが(視覚的にノイズになるので邪魔とすら思っていた)、灰色のメルヘン世界を壊しシニガミ姫の色彩を取り戻す暗喩だったのではないかと考えると、なるほどなあと独りごちる心地です。きっと、他にも気づいていないような表現が無数に隠れているのでしょう。

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シニガミ姫と異書館ノ怪物の気になった点

アクションの操作は慣れが必要な部分も

『シニガミ姫と異書館ノ怪物』はアクションとしての難易度がそれほど高くないのは先述のとおりですが、この手の作品としては操作難易度がやや独特な部分があります。

例えば基本アクションでもあるメェルの「ペーパーフライ(紙喰いしたものを吐き出して飛ばす)」は、「ボタンをホールドした状態で右スティックで位置を調整する」という操作方法。普段からアクションゲームに慣れている方であれば問題ない範囲ですが、謎解きやアドベンチャーメインで遊ぶ方にとっては、最初に少し操作に慣れるまで時間がかかる場面があるかもしれません。

また細かい部分になりますが、モノや敵などの当たり判定が見た目と若干異なるケースがあり、筆者はラスボスに一度敗北を喫してしまいました。とはいえ一度ですし、プレイを重ねると自然と感覚がつかめてくるので、慣れてしまえば対応はできるようになります。

丁寧な進行は人によって好みが分かれるかも

本作の物語は丁寧で感情に訴えかける作りになっています。童話の世界で「しおり」を集めていくと物語の断片が語られ、それに合わせてモノの葛藤や悩みが独白として描かれるスタイルは、作品の世界観をじっくり味わえる一方で、テンポ感を重視する方には好みが分かれるかもと感じました。

もちろん童話的なストーリーは本作のメインであり、断片的に見せることで物語への興味を煽る・続きが気になるという側面もあるので、好みの範囲内と言えるでしょう。

ボリュームよりも体験を重視した作り

筆者がプレイしたところ、エンディングまでのプレイ時間は約7時間でした。8割ほど収集要素を回収しながらのプレイでこの時間だったため、コンプリートを目指しても合計9時間前後になるでしょう。

プレイ時間の長さを特に重視する方には好みが分かれるかもしれませんが、本作にはちゃんと体験版が用意されています。まず雰囲気を試してみて、世界観や物語に惹かれたなら「本作ならでは」なストーリーも相まって、プレイ時間の長さはあまり気にならないはずです。

シニガミ姫と異書館ノ怪物の評価レビューを書いた人の情報

機種 ・Nintendo Switch 2
検証状況 ・エンディング到達済み

シニガミ姫と異書館ノ怪物の製品情報

タイトル シニガミ姫と異書館ノ怪物
発売日 2026年4月30日
価格 【Switch】
・ダウンロード版:7,920円
・パッケージ版:7,920円
【Switch2】
・ダウンロード版:9,020円
・パッケージ版:9,020円
【PS5】
・ダウンロード版:9,020円
・パッケージ版:9,020円
対応機種 Nintendo Switch2 / Nintendo Switch
PlayStation 5
ジャンル アドベンチャー
プレイ人数 1人
メーカー 日本一ソフトウェア
年齢制限 CERO C(15才以上対象)
公式X 日本一ソフトウェア

©Nippon Ichi Software, Inc.

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Edited by : Switch2速報攻略班

ゲームエイトの編集チームです。ゲームに関する最新攻略情報・ニュース・レビューを日々お届けしています。読者の皆さんのゲームライフがより楽しくなるよう、正確でわかりやすいコンテンツ制作を心がけています。

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