
8番出口の評価(レビュー)の記事です。8番出口におけるレビューや感想を掲載しています。
| 総合評価 | ||
|---|---|---|
| 81/100 |
『8番出口』は、470円と非常にお手軽な価格に対して、シンプルなゲーム性と凝った演出でこだわりを持ってしっかり作り込まれている値段相応といえる脱出シミュレーションゲームです。お手軽の値段でサクッと楽しめるゲームをプレイしたい方は特におすすめな作品といえるでしょう。

『8番出口』は、異変が起きている電車内から脱出するシンプルなゲームです。チュートリアルや説明はほとんどないものの、ゲームを進めていけば数分で「8番出口」のルールを理解することができます。

↑よく見ると8番出口の看板が逆さに…
本作の最大の魅力は、「見慣れた日常の風景に潜む違和感」に気づく瞬間です。駅という空間は誰にとっても身近で、だからこそ微細な違いが際立ちます。広告の変化、人の挙動、表示灯の色、構造の歪みなど、ちょっとした「ズレ」が徐々に不気味さに変わっていく演出は見事です。
特に一見“正常”に見える構図の中に潜む小さな異変に気づけたときの快感は大きく、「自分の感覚が試されている」という感覚を楽しめます。また、回数を重ねるごとに「これは以前も出た違和感だ」と覚えていくプロセスも、成長と攻略の実感があって心地よいです。

↑絶妙な笑顔で歩いているおじさん
『8番出口』は、よくあるホラーゲームのようにプレイヤーを驚かせる“ジャンプスケア”やゴア表現に頼らず、じわじわとした違和感と不気味さで心理的な恐怖を演出しています。つまり、“怖いけど怖すぎない”絶妙なバランスが本作の魅力の1つでもあります。
そのため、ホラーが苦手な人でもプレイしやすく、「怖さより不思議さが勝つ」「緊張感が心地いい」と感じるプレイヤーも多いはずです。しかも明確なストーリーが語られず、プレイヤーの想像力に委ねる構成なので、考察や想像が好きな人にも刺さるゲームです。
『8番出口』は、配信で観ても面白いゲームですが、自分でプレイするからこその面白さが格別です。配信では「答え」を知っていても、自分で異変を見つけ出す集中力や、引き返すか進むかの判断を下す独特の緊張感は、他人のプレイからは得られません。プレイヤー自身の観察力と判断力が試される没入感こそが、このゲームの真骨頂と言えます。ぜひ一度、自分の手で脱出を試してみてください。
また、配信や動画を視聴済で全ての異変を知っていたとしても十分に楽しめると言い切れる作品でしょう。配信者を見て「なんでその異変に気付かないの?」とイライラしたりモヤモヤしてしまうという方におすすめの作品です。

『8番出口』はやりきりタイプのゲームであり、一度クリアしてしまうと新たな展開や周回による変化が用意されていない点は、人によっては物足りなく感じられるかもしれません。違和感パターンの網羅や細かい観察による楽しさはあるものの、プレイ体験の幅や繰り返し遊ぶ魅力という面ではやや薄く、継続的に遊びたいプレイヤーにはやや不向きな設計と言えるでしょう。

470円という値段相応のボリューム感ではありますが、全ての異変を見つけ終えた後は特にやることはありません。達成感はしっかり得られるものの、分岐ルートや追加演出といった再プレイを促す仕掛けがないため、一度クリアした後に再び起動する動機は弱いです。ゲームとしての完成度は高いだけに、もう一歩踏み込んだ遊びの余白があれば、さらに長く楽しめる作品になっていたかもしれません。
| タイトル | 8番のりば |
|---|---|
| 発売日 | 2024年5月31日 |
| 価格 | 470円 |
| ジャンル | シュミレーション |
| 発売・販売元 | KOTAKE CREATE |
| 対応機種 | PC (Steam) Nintendo Switch PlayStation 4・PlayStation 5 |
| 必要容量 | 2GB |
| プレイ人数 | 1人 |
| Steamページ | 8番のりば |
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