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★評価レビュー・プレイした感想

ライドウリマスターの評価レビューです。RAIDOU超力兵団奇譚のプレイした感想についても掲載しています。ライドウ評価レビューについて知りたい方は是非ご覧ください。
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| 総合評価 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 81点/100 | |||||
| 世界観 | グラフィック | 面白さ | |||
| 18/20 | 13/20 | 17/20 | |||
| サウンド | 快適さ | ||||
| 17/20 | 16/20 | ||||
ライドウリマスターの評価は、100点満点中81点です。評価項目全てにおいて高得点となっています。アトラスファンのみならず、シリーズ未経験でも楽しめる作品です。

『RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚』(以降、ライドウリマスター)は、2006年にPS2で発売された『デビルサマナー 葛葉ライドウ対超力兵団』のリマスター版。しかし、その中身は単なるグラフィック強化に留まらず、ゲームシステムにまで大幅な手が加えられています。
特に、バトルシステムは続編『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王』をベースに再構築され、ファストトラベルやオートセーブ、多段階難易度設定の追加など、現代のゲーム体験に合わせた徹底的な改善が施されています。
これは、もはや「リマスター」という言葉では片付けられない、実質的な「リメイク」と言っても過言ではない進化を遂げた一作です。


まず特筆すべきは、ライドウリマスターの舞台となる大正浪漫の世界観。PS2版のグラフィックをベースに「美しく」リマスターされたビジュアルは、現代最先端の美麗グラフィックとまでは言えないものの、当時の雰囲気を壊すことなく、ノスタルジーと新鮮さが融合した「良い味」を出しています。
この独特の美しさは、現代のゲームにはない唯一無二の魅力として、プレイヤーを惹き込みます。

そして、物語への没入感を飛躍的に高めているのが、メインストーリーにおけるフルボイス化です。相棒の黒猫「ゴウト」(CV:中田譲治)や鳴海探偵社の所長「鳴海」(CV:子安武人)といった主要キャラクターたちはもちろん、豪華な人気声優陣によって息が吹き込まれたキャラクターたちが、大正時代の帝都で巻き起こる怪奇事件を鮮やかに彩ります。

オリジナル版のファンなら特に驚くであろう点が、大幅に刷新されたゲームシステムです。特に戦闘システムは、続編の『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王』をベースに徹底的に改良され、まさに現代的なアクションバトルへと進化を遂げています。
戦闘中に召喚できる仲魔が最大2体まで可能になり、さらに同一悪魔の複数召喚も可能になったことで、パーティ編成の戦略性は格段に向上しました。そして、「MAGドレイン」システムの導入。弱攻撃で敵からMAGを吸収し、強攻撃で大ダメージを与えるという駆け引きが生まれ、さらに敵の弱点属性を突くことで「弱点硬直」が発生し、ダメージや奪えるMAGが増えるため、状況に応じた選択が必要となる奥深いものになっています。

ライドウ自身のアクションも強化され、刀コンボの刷新に加え、ジャンプ、急接近、回避アクションが追加されました。これら多彩なアクションは、使いこなすまでに慣れが必要で、特に戦闘中に要求されるボタン操作が多く、最初は戸惑うかもしれません。
さらに、敵の隙を突き大ダメージを与える「殺魔一閃」や、全体超攻撃の必殺技「スピリット剣」といった戦闘用特技も導入されていますが、この「殺魔一閃」の成功タイミングは非常にシビア。しかし、それだけに成功した時のリターンは大きく、単調だったバトルが、難しくも戦略性と爽快感を兼ね備えた、手に汗握るものへと変貌しています。


オリジナルの悪魔合体システムであった「バイナリー」は『真・女神転生V』のように「検索合体」や「逆引き合体」が可能になり、さらに、新たな刀を造り出し、ライドウの「神剣特技」を習得できる「錬剣術」は、強化後の武器に付いているスキルを自由に付け替えられる『メタファー:リファンタジオ』のアーキタイプのようなシステムも導入されており、より使いやすく現代的に刷新されています。

「リマスター」の枠を超えた「リメイク」と呼べる所以は、細部にわたる快適性の向上にもあります。一度訪れた場所へ瞬時に移動できる「現場急行(ファストトラベル)」機能の追加は、広大な帝都の探索を劇的にスムーズにしました。

また、「探偵手帳」の機能強化により、次の目的や捜査情報、操作方法などがゴウトによってまとめられ、いつでも確認可能に。セーブ機能も大幅に強化され、最大20ファイルのセーブスロット、オートセーブ、クイックセーブが追加されたことで、安心して冒険に集中できます。
さらに、プレイヤーのスキルレベルに合わせて、「魔道」「王道」「正道」「求道」「超・葛葉ライドウ」の5段階の難易度設定が用意され、ゲーム中にいつでも変更可能。これにより、アクションが苦手な方から、骨太な挑戦を求める熟練プレイヤーまで、誰もが自分に合った難易度で物語を楽しむことができます。
これらの改善は、オリジナル版で感じられた「不便さ」を解消し、まさに現代のプレイヤーが求める「快適さ」に最適化されたと言えるでしょう。
登場する悪魔は、オリジナル版から新たに50体以上が追加され、総勢120体以上という大ボリュームに。中には『真・女神転生V』に登場した悪魔も多数含まれており、シリーズファンにとっては嬉しいサプライズとなるでしょう。
そして、ゲームを一度クリアすると、最高難易度「超・葛葉ライドウ」が解放されるなど、2周目以降の楽しみも多数用意されており、一度クリアしても繰り返し遊びたくなる魅力が満載です。

唯一の懸念点として挙げるとすれば、グラフィックがPS2ベースのリマスターであるため、最新作のような超美麗グラフィックではないこと、そして、レトロゲームによくある監視カメラ形式のカメラワークが、カメラ切り替え時に操作感覚を惑わせる場合があることくらいでしょうか。しかし、それらはライドウリマスターの圧倒的な魅力と進化の前では、取るに足らないと言えるでしょう。
『ライドウリマスター』は、独特の大正浪漫世界観、奥深いストーリー、そして戦略性と爽快感を両立したアクションバトルが、現代的な快適さとともに完璧に融合した傑作です。
シリーズファンはもちろん、アトラス作品に触れたことのない方も、この機会にぜひ「デビルサマナー 葛葉ライドウ」の物語に触れてみてください。きっと、あなたもこの唯一無二の世界の虜になるはずです。
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vsアバドン王で改善されたところを全て取り入れたばかりか、仲魔関連のシステムにも最新作の仕様も取り入れて進化した、完璧なリメイク作品・・・だが、操作性は劣化。惜しい。70点。 一、キーコンフィグが不十分。隠し身を任意のボタンに設定させて欲しかった。PS5本体の方で設定を弄って無理矢理L2で隠し身をできるようにしたけど、旧作のように押している間だけ有効にしたかった。ON/OFFの切り替えは面倒 二、注視(ロックオン)がわかりにくい。今、ONになっているのかどうか、どの敵を狙っているのか見分けがつきにくい。 三、仲魔の戦闘AIがアホ。アリス戦が顕著ですが呪殺無効精神無効な仲魔にアリスへ集中攻撃して欲しいのに、一度攻撃しただけで自由行動になるので毎回指示を出せないといけない。面倒すぎる。 以上、3つの不満点はvsアバドン王では感じたことはないので改善を求めたい
評価レビュー・プレイした感想【リマスター】
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これが令和式なのかもしれないけど、難易度が全体的にぬるい。次はこれやろうね、あそこ行こうねってシステムやゴウトが言い過ぎてて自分で試行錯誤する楽しみが大幅に削がれてる。回復手段も潤沢過ぎる。ナキサワメが無料、ソーマですら店売りは流石にちょっと・・・って思った。 仲魔も増えたのはいいけど、固有スキル、固有会話が全くないから数は増えたけど若干没個性化してるなって印象。システム上、弱点つかないと話にならないから地水火風プラス回復を継承させるのがほぼマストで、みんな似た様なスキル構成になっちゃうのでせめて固有つけて差別化して欲しかった。効果自体は同じでいいから名前は鷹円弾じゃなくてモコイブーメランにするとかそれくらいはあっても良かったと思う。ミシャグジさまの固有スキル、たたり生唾も仲魔になったら使えないとかそういうのも惜しいなって感じ。 文句は言ったけど、全体的には十分楽しめたし、アバドン王リマスター、新作も期待したいって思わせてくれる出来だった。真3もこの熱量でリマスターして欲しかった。