
Toby Fox氏の最新作『DELTARUNE』の評価レビュー記事です。物語やゲームシステム、BGMの魅力について、前作「UNDERTALE」が大好きな筆者が紹介します。ネタバレは極力含まずにお届けするので、未プレイの方もぜひチェックしてみてください。
| 総合スコア | |
|---|---|
| 90/100 |
『DELTARUNE』の評価は、100点満点中90点です。
『DELTARUNE』は、操作がシンプルで戦闘も比較的カジュアルなため、普段ゲームをしない方でも気軽に楽しめる点をまず評価しました。加えて、敵を倒さずに戦闘を終えられるという独自のシステムは、他のRPGではなかなか見られない個性的な要素です。さらに、細部まで丁寧に作り込まれた物語は考察しがいが非常に高く、ストーリーを追うだけでなくその裏側まで読み解きたくなる奥深さも持ち合わせています。これらの要素を総合的に評価し、90点としました。
|
・細部までこだわられ考察しがいしかない物語 ・戦闘は比較的カジュアルかつ飽きがこない |
| ・やり込もうとすると難易度は一気に跳ね上がる |
『DELTARUNE』は考察好きやストーリー重視の方には特におすすめしたい良作!特にToby Fox氏の前作「UNDERTALE」を遊んだ方にとっては、プレイヤーとゲームキャラの関係というテーマをさらに深く掘り下げたストーリーが楽しめるので、ぜひ手に取ってみてほしい一本です。
『DELTARUNE』は2026年2月時点で未完結であり、完結時期は明らかにされていません。それだけ丁寧に作られた作品ということでもありますが、完結まで数年単位で待つことになる可能性は頭に入れておくといいかもしれません。
なお、『DELTARUNE Chapter 1-4』を購入した方はChapter.5以降のアップデートを無料で受けられることは公式に発表されています。「全て完結してから遊びたい」という方は、購入のタイミングをじっくり検討してみるのも良いでしょう。
拡大『DELTARUNE』は主人公のクリスを操作し、同級生の「スージィ」をはじめとした仲間たちと謎の世界を冒険しながら世界を救う物語。クリスたちが暮らす「ホームタウン」と、「ダークナー」と呼ばれる存在たちが住む「闇の世界」を行き来しながら、両世界の均衡を崩す「闇の泉」を封印していくことが冒険の目的です。
拡大乱暴に見えて心の中は熱いスージィと…
拡大ひたすら優しくてかわいいのに、何かを隠しているような雰囲気を漂わせる不思議な存在「ラルセイ」が主な仲間たちです。
スージィは冒頭の強烈な第一印象から物語が進むにつれて「スージィ…!!」と思わず叫びたくなるほどの存在になっていきますし、ラルセイはかわいくて気遣いができる一方で「このこは一体何を知っているんだ…?そもそも何者なんだ…?」と複雑な感情を抱かせてくれるなど、2人ともとにかく魅力たっぷりで、物語から目が離せません。
拡大『DELTARUNE』では、基本的に戦闘で敵を倒す必要がありません。これはフィールドで出現する敵はもちろん、ほとんどのボスにも共通した仕様です。この仕様は、Toby Fox氏の前作「UNDERTALE」をプレイしたことがある方にはお馴染みの仕様で、「こうどう」で相手にやさしさを示してあげることで相手を「にがす」ことができるのが大きな特徴です。
特に戦闘で「こうげき」を使って相手を倒すのか、「こうどう」でやさしさを示して「にがす」のかがストーリーの展開に関わってくることもあるので、異なるプレイスタイルを貫くことで違う表情を見せてくれるストーリーを楽しめる周回性の高さも魅力の一つとなっています。

『DELTARUNE』は公式トレイラーで「ユーモアいっぱいの心温まる友情と冒険の物語」と紹介されています。Chapter.4までプレイした筆者としても、この説明は基本的に正しいと感じます。

しかしこのゲームには、Chapter.4時点でもまだ明らかになっていない謎が数多く残されており、それらはおそらく「ゲームをプレイするという体験そのもの」に大きく関わってくるほどのものです。童話や絵本のような優しい世界観を期待して始めると、序盤からかなりショッキングなシーンに出会うこともあるので、その点は頭に入れておくといいかもしれません。
拡大あなたはゲームのキャラに「心」はあると思いますか?…急に何の話をし始めたのかと思われるかもしれませんが、筆者はプレイを通して、これこそが『DELTARUNE』の最大のテーマだと考えています。
例えばToby Fox氏の前作「UNDERTALE」では、ゲームの一部キャラたちが「自分たちに外側(ゲームをプレイしている我々)から干渉している」ことに気づいていることを匂わせる表現や、プレイヤー側のキャラへの想いがゲーム内の出来事に影響を与えていると感じさせるシーンがいくつかありました。
拡大また、今作『DELTARUNE』では、そのテーマがより深く、そして直接的に描かれています。たとえばゲームを始めた時に、いきなり「器ヲツクルノデス。」と表示され、これから筆者が操作するのは「器」であることが示唆されていたり、主人公のクリスが突然操作を受け付けなくなったかと思えば、画面の外にいる私たちを「見ている」ような表現が見られるなど、「あれ?」と思う場面が随所にありました。
拡大加えて、プレイヤーの選択によってキャラたちが、精神的にも肉体的にも追い詰められていくシーンを目の当たりにすることもあります。それと同時に「あなたは、もう取り返しのつかないことをしてしまった」という事実を我々、遊ぶ側に突きつけてくる演出もあり、ゲームのキャラに「心」があると考えるかどうかでエンディングまでの道筋が大きく変わってくるのも『DELTARUNE』の魅力です。
公式サイトのFAQではエンディングの数について「1つです。」と明言されているものの、ゴールに辿り着くまでの過程には考えさせられる問題が山ほどあります。「このキャラの発言はどういう意味なんだろう?」など、物語を考察するのが好きな人にとってはたまらない作品だと改めて感じました。
拡大本作のバトルで面白いのが、戦闘を終わらせるために必要な動きは「こうげき」「こうどう」「にがす」の3つだけということ。他にもアイテムや「ぼうぎょ」などの選択肢はあるものの、基本的にはこの3つを多用して進めていきます。
例えば「こうげき」はリズムゲームのようにタイミングに合わせてボタンを押すシンプルな操作ながら、自分の動きが結果に直結する面白さを味わえました。それ以外にも、相手のターンになると始まる避けゲー要素もバリエーションに富んでおり、ボスの攻撃パターンを覚えていく過程も「なるほど面白い」と感じる部分でした。
拡大加えて、UNDERTALEと「結構違うな」と感じたのが、「仲間が戦闘に参加してくれる」こと。仲間の存在によって「こうどう」から「にがす」までの流れにバリエーションが生まれ、ミニゲーム的な要素も加わることで、単に選択肢を選ぶだけだったUNDERTALEから戦闘の楽しさが大きく進化していると感じました。
拡大▲ネタバレ防止でお見せできるのはここまで!
『DELTARUNE』はストーリーをシンプルになぞって楽しむだけであれば、ゲームを普段あまりしない方でも気軽に楽しめる作品です。ただ、”物語の核心に迫る”隠し要素を全て集めようとすると、難易度が一気に跳ね上がります。
公式サイトでも紹介されている「ジェビル的
高難易度の隠しボス」はまさに歯ごたえ抜群で、そこに辿り着くための条件もストーリー中に散りばめられており、初見では気づけないような仕掛けになっています。高難易度ボスの存在はやり込み派にとってはむしろ腕の見せ所とも言えますが、じっくりストーリーを楽しみたい方は無理せずクリアを目指すのもアリです。
拡大▲UNDERTALEで出会ったことのあるキャラたちも登場
公式サイトのFAQにも明記されている通り、『DELTARUNE』は「UNDERTALE」とは別世界という設定なので、「UNDERTALE」を未プレイでも問題なく楽しめます。
ただ、「UNDERTALE」でおなじみのキャラたちが登場するため、「UNDERTALE」の設定を知っていると「実はこのキャラ、〇〇に気づいているんじゃないか…?」といった考察がより楽しくなり、プレイに深みが増します。また、『DELTARUNE』の完結にはまだ数年単位の時間がかかりそうなことを考えると、先に「UNDERTALE」を遊んでおいて損はないでしょう。
『DELTARUNE』には登場キャラだけでなく、BGMのタイトルやBGMのフレーズなど、細部に至るまで「UNDERTALE」のエッセンスが含まれています。たとえばChapter.1で、闇の世界を探索する時に流れるBGMのタイトルは「Field of Hopes and Dreams」。「UNDERTALE」を最後まで遊んだ方は、きっと忘れられない”あの戦闘”を思い出すのではないでしょうか。
こうした細かなところにまで「UNDERTALE」要素が満載なので、「UNDERTALE」を遊んで面白かったと感じた方は、ぜひ全ての要素を見てやるぞ、という気持ちでプレイして見たいただきたいです。
| 機種 | Steam |
|---|---|
| 検証状況 | Chapter.4までプレイ済み |
| タイトル | DELTARUNE |
|---|---|
| 発売日 | 2025年6月5日 |
| 価格 |
【Switch2 / Switch / PS5 / PC(Steam)】 ・ダウンロード版のみ:3,980円(税込) |
| 対応機種 | Nintendo Switch 2 / Nintendo Switch / PlayStation 5 / PlayStation 4 / PC(Steam, itch.io) |
| ジャンル | インディー, RPG |
| プレイ人数 | 1人 |
| メーカー | tobyfox |
| 年齢制限 | なし |
| 公式X | UNDERTALE / DELTARUNE |
おすすめソフト |
ローンチソフト一覧 |
ソフトの予想一覧 |
Switch2 Editionソフト一覧 |
アップグレードパス |
- |
都市伝説解体センター(95点) |
オクトラ0(94点) |
ドラクエ7 リメイク(94点) |
カービィのエアライダー(93点) |
ドンキーコング バナンザ(92点) |
龍が如く0(92点) |
イナイレV(92点) |
マリカワールド(91点) |
DELTARUNE(90点) |
マモンキング(90点) |
P5R(89点) |
牧場物語 風のグラバザ(88点) |
ボールピット(88点) |
マリオテニス フィーバー(88点) |
ディンカム(88点) |
空の軌跡 the 1st(88点) |
ファンタジーライフi(87点) |
マイクラ(87点) |
ポケモンZA(86点) |
ルンファク龍の国(86点) |
ゼルダ無双 封印戦記(85点) |
ロマサガ2 リメイク(85点) |
アクアリウムは踊らない(85点) |
BDFF HD(84点) |
FFタクティクス(83点) |
カービィ スターリーワールド(82点) |
ぷよテト2S(82点) |
シャインポスト(82点) |
真・三國無双 ORIGINS(82点) |
ヴァンサバ(82点) |
RAIDOU(81点) |
ドラクエ1&2 HD(81点) |
8番出口(81点) |
ユニコーンオーバーロード(81点) |
紅白レスレリ(80点) |
龍が如く 極3&3外伝(80点) |
A列車で行こう(Switch2)(80点) |
Slay the Spire(80点) |
ハートオブクラウン(80点) |
たまごっち(79点) |
鬼滅の刃 ヒノカミ2(79点) |
桃鉄2(76点) |
イースX(75点) |
すみっコぐらし(72点) |
塊魂(70点) |
ZOMBIE防災訓練(70点) |
REANIMAL(67点) |
サバイバルキッズ(65点) |
ゲームエイトをご利用いただきありがとうございます。
記事をより良くしていくために、「『DELTARUNE』評価レビュー。プレイヤー自身に問いかけてくる、考察しがいのある良作」に関する間違いの指摘やご意見、感想などを募集しています。
不具合のご報告の際には、どのような状況でどのような症状が起きたかを可能な限り詳細にご記入ください。
この内容で送信しますか?
| 間違いの指摘・意見を送る |
|---|
『DELTARUNE』評価レビュー。プレイヤー自身に問いかけてくる、考察しがいのある良作
©nintendo
当サイトのコンテンツ内で使用しているゲーム画像の著作権その他の知的財産権は、当該ゲームの提供元に帰属しています。
当サイトはGame8編集部が独自に作成したコンテンツを提供しております。
当サイトが掲載しているデータ、画像等の無断使用・無断転載は固くお断りしております。

投稿したコメントにクイックアクセス!
コメント管理機能が実装されました!
無料会員登録いただくとすぐにご利用いただけます。

Game8.jpにネタバレ非表示機能が実装されました!
ネタバレを気にしない場合は、上部メニューより「ネタバレ非表示」機能をOFFにしてください。

お気に入りの記事にクイックアクセス!
お気に入り登録機能が実装されました!
無料会員登録いただくとすぐにご利用いただけます。
お気に入りがまだありません
気になる記事をお気に入りに追加してみましょう