【ポケモン剣盾】ダブルバトルのパーティの組み方と解説|基礎知識【ソードシールド】

ダブルバトルのアイキャッチ画像
ポケモン剣盾(ソードシールド)における、ダブルバトルの記事です。ダブルバトルのパーティの組み方や基礎知識を知りたい方はこの記事を参考にして下さい。

ダブルバトル関連の記事
パーティと基礎知識 コンボと組み合わせ 範囲技一覧

ダブルバトルのパーティの組み方

やりたいことを明確にしよう

雨パの例
ダブルバトルのパーティを組むときは、パーティのコンセプトをはっきりさせると組みやすいです。バランス良く揃えるのか、コンボを使いたいのか、天候やトリックルームを使うのか、自分のやりたい戦術を考えてみましょう。

▶︎ダブルバトルのコンボと組み合わせの例を見る

やりたいことが決まったら穴を埋めよう

パーティの穴を埋める画像
パーティの指標が決まったら、そのパーティが苦手なポケモンや戦術に対しての対抗策を用意すると戦いやすくなります。例えば雨パの場合、水ポケモンが苦手なナットレイに対して有利なウーラオスを入れる、トリックルーム対策に鈍足のトリトドンを入れるといった感じです。

メインアタッカーにはまもるを入れよう

まもる画像
火力が高いアタッカーやダイマックスしたポケモンは狙われやすいため、そのようなポケモンには「まもる」を入れると動きやすくなります。ダイマックス前提のポケモンであれば補助技で「ダイウォール」を使っても良いでしょう。

▼縛りの解説を見る

よく使われるパーティ解説

よく使われるパーティ一覧

よく使われるパーティ一覧

スタンダード 強力なポケモンを取り入れたバランスの良いパーティ。
コンボ 特定のポケモンを組み合わせ、強力なコンボを中心としたパーティ。
トリックルーム トリックルームで素早さを逆転させ、鈍足高火力ポケモンで攻めるパーティ。通称トリパ。
天候パーティ 雨、晴れ、砂、あられといった天候を活かして戦うパーティ。天候起動役が必要。

ダブルバトルではポケモンの個々の強さ以上にパーティ全体の構築が重要です。やりたいことが明確になっており、そのための構築がしっかりしているパーティが勝ちやすいと言えます。

スタンダード

扱いやすいポケモンで固めたパーティ

ガラルファイヤーの画像ガラルファイヤー メタグロスの画像メタグロス ランドロス(れいじゅうフォルム)の画像ランドロス(れいじゅうフォルム) ガオガエンの画像ガオガエン
カプ・レヒレの画像カプ・レヒレ ドラパルトの画像ドラパルト ウーラオス(いちげきのかた)の画像ウーラオス(いちげきのかた) レジエレキの画像レジエレキ

スタンパはバランスが良く、どんな相手にも戦いやすいパーティです。基本的に強力なポケモンで固め、部分的にコンボを取り入れている構築が多く見られます。安定して戦いやすいため、ダブル初心者にもおすすめと言えるでしょう。

コンボ

強力なコンボを狙うパーティ

例:マニュタンザン
マニューラが「なみのり」を使い、隣のセキタンザンの「じょうききかん+じゃくてんほけん」を発動させ、素早さを6段階、攻撃と特攻を2段階上昇させるというコンボです。

コンボパは、特定のポケモンを組み合わせて強力なコンボを狙うパーティです。コンボが決まれば強力ですが、失敗時のリスクが大きい構築でもあります。コンボが使えない場合を想定した構築も重要と言えるでしょう。

トリックルーム

素早さ逆転から高火力アタッカーで制圧する

カビゴンの画像カビゴン ポリゴン2の画像ポリゴン2 コータスの画像コータス サマヨールの画像サマヨール
ドサイドンの画像ドサイドン ツンデツンデの画像ツンデツンデ ブリムオンの画像ブリムオン ブリザポスの画像ブリザポス

▶︎トリックルームを覚えるポケモンを見る

通称トリパ(トリルパ)と呼ばれるパーティで、「トリックルーム」を使い素早さによる行動順を逆転させる構築です。鈍足高火力アタッカーが多いのが特徴で、展開できたときの制圧力は凄まじいものがあります。

天候パーティ

天候に特化して有利に動く

晴れパ 雨パ
コータスの画像コータス フシギバナの画像フシギバナ ニョロトノの画像ニョロトノ ルンパッパの画像ルンパッパ
砂パ あられパ
バンギラスの画像バンギラス ドリュウズの画像ドリュウズ アローラキュウコンの画像アローラキュウコン パッチルドンの画像パッチルドン

天候パーティは、天候を操作して特定の天候時に強力なポケモンを入れたパーティです。天候起動役+アタッカーの組み合わせはスタンパなどにも組み込みやすく、使いやすいコンボとも言えます。

ダブルバトルでよく使われる技一覧

よく使われる技一覧

攻撃を防ぐ技

まもる系の技

まもる
みきり
(優先度+4)
1ターン相手の攻撃を防ぐ。「みきり」だと「ふういん」されにくい。
ワイドガード
(優先度+3)
範囲技や全体技を防げる。「ふんか」や「じしん」対策などに。
ファストガード
(優先度+3)
こちらに対する先制技を防げる。「ねこだまし」とは優先度が同じなので素早さ勝負。「いたずらごころ」の補助技も防げる。

攻撃を逸らす技

サイドチェンジ (優先度+2) 自分と味方の位置を入れ替える。味方への攻撃を逸らしつつ味方を動かせるのが強力。
このゆびとまれ
いかりのこな
(優先度+2)
相手の攻撃を自分へ吸い寄せる。「トリックルーム」や「はらだいこ」などと組み合わせたり、ダイマックス技を受けたりなど。

上記の技は全て優先度が高く、相手から攻撃技を受ける前に先制で発動が可能です。相手の攻撃をどう防ぐかもダブルバトルの特徴と言えます。

複数の敵を攻撃できる技

相手を同時に攻撃できる技はダブルバトルでは強力ですが、複数の敵に攻撃した場合は技の威力が3/4になります。ターン中に片方が倒れた、残り1匹になった時など、対象が1匹の場合は通常通りの威力になります。

▶︎技の範囲と対象一覧を見る

相手全体を攻撃できる技

いわなだれ しっとのほのお だくりゅう
ねっぷう バークアウト ハイパーボイス
ふぶき ふんか マジカルシャイン

相手2体を同時に攻撃できる主な技です。どれもよく使われる技であり、特に「いわなだれ」はひるみも期待できるため、採用率が高い技の一つと言えます。

全体を攻撃する技

じしん じならし だいばくはつ
なみのり ヘドロウェーブ ほうでん

攻撃範囲が全体の技は味方を巻き込んでしまうため注意が必要です。「じしん」は「10まんばりき」にするなど、使いやすい単体技に変えると良いでしょう。あえて使う場合は「まもる」と併用するといった工夫が必要になります。

素早さを変化させる技

ダイジェット 攻撃しつつ味方全体の素早さを1段階上げる。
ダイアタック 攻撃しつつ相手全体の素早さを1段階下げる。
トリックルーム 使用時から5ターンの間、行動順が素早さが低い順になる。ダブルバトルでは非常に強力で対策が必須。優先度が低い後攻技。
おいかぜ 使用時から4ターンの間、こちらの素早さが2倍になる。使用直後から反映されるので行動順が前後しやすい。
エレキネット
こごえるかぜ
相手全体を攻撃して素早さを1段階下げる。サポートと攻撃を同時に行える。
でんじは 相手を麻痺させる。麻痺状態では素早さが1/2になる。

ダブルバトルでは、ターン中に素早さが変化した場合は行動順に即時反映されるため、「おいかぜ」や「ダイジェット」が多く使われます。また、「トリックルーム」は専用パーティを組む人が多いほど強力です。

壁技

オーロラベール ひかりのかべ リフレクター

壁技は使用側の全てのポケモンに効果があるため、シングルバトル以上に優秀です。ただし、壁を貼った側に2体のポケモンがいる時は軽減率は半減ではなく2/3になります。

その他

各種ダイマックスわざ 追加効果が2体に及ぶ。天候変化も強力。
ねこだまし 1回だけ相手を行動不能にする。優先度+3の技。
てだすけ 味方の技の威力を1.5倍にする。優先度+5なので「ねこだまし」に防がれない。
ちょうはつ 相手のサポート役の妨害が可能。トリックルーム対策などに。

その他ダブルバトルでよく使われる技です。ダブルバトルでは「ダイナックル」などのダイマックス技の効果が全体化します。他にも、「ねこだまし」は非常に強力な技なので、使用できるポケモンを覚えておきましょう。

ダブルバトルでよく使われる特性一覧

よく使われる特性

天候関連

ひでり
あめふらし
ゆきふらし
すなおこし
天候を変化させる特性。天候パで使う他にも、相手の天候パの妨害にも使える。
ようりょくそ
すいすい
すなかき
ゆきかき
特定のフィールド下で素早さが2倍になる特性。
サンパワー 晴れ時に特攻が1.5倍になる。強力だが毎ターン最大HP1/8のダメージを受ける。

ダブルバトルではシングルバトル以上に天候の取り合いになりやすいです。天候に関する特性を持つポケモンは使用率が高いため、これらの特性を持つポケモンはしっかり覚えておく必要があるでしょう。

フィールド関連

サイコメイカー
グラスメイカー
エレキメイカー
ミストメイカー
フィールドを変化させる特性。

ダブルバトルでは「ねこだまし」を「サイコメイカー」で防いだり、「ミストメイカー」で物理エースに対する「おにび」の対策をするなど、フィールドの特性を理解して動くことも重要と言えます。

その他

いかく 相手の攻撃を1段階下げる。2体に効果があるため非常に強力。
まけんき
かちき
相手によってステータスが下がった時に攻撃/特攻が2段階上がる。「いかく」やダイマックス技が飛び交うので強力。
クリアボディ 相手によってステータスを下げられなくなる。「いかく」やダイマックス技に強くなる。
せいしんりょく ひるまなくなる。ねこだまし」や「いわなだれ」に強く、「いかく」も無効。
おみとおし 相手の持ち物が分かる。2体に効果があるため便利。
いたずらごころ 変化技を優先度+1で出せる。サポート技を先制で出せるため強力。
ひらいしん
よびみず
特定のタイプの技を自分に引き寄せて無効化する。味方の弱点を補える。

ダブルバトルは、相手2体の攻撃を同時に下げる特性いかくが多い環境であり、同時に「いかく」やステータスを下げるダイマックス技に強い「まけんき」や「クリアボディ」持ちのポケモンの採用も多くなっています。

縛りの解説

縛りを理解して行動しよう

  • 「縛り」とは相手の行動を制限すること
  • 「まもる」などで縛りをかわすことができる
  • ダイマックスや交代などで展開を変える

ダブルバトルでは「縛り」という概念が非常に重要です。これは、素早さが高いポケモンやタイプ相性で有利なポケモンが相手の行動を制限することで、この縛りを意識して行動することがバトルのポイントになります。

縛りの一例

縛り1

例えば、Aチームに「ウツロイドナットレイ」、Bチームに「ガオガエントリトドン」が並んでおり、素早さ順に行動し、どのポケモンも有利相性の相手ポケモンを一撃で倒せる状況だと仮定します。

単純な行動ではAチーム側が有利

縛り2
*ウツロイドはパワフルハーブを持っているとします。
①ウツロイドが「メテオビーム」でガオガエンを倒す
②トリトドンが「だいちのちから」でウツロイドを倒す
③ナットレイが「パワーウィップ」でトリトドンを倒す
A側が1体、B側が2体倒され、Aチームが有利

通常の素早さ順に行動すればこのような結果が想定されます。この場合はA側のウツロイドがB側のガオガエンを縛っている状態です。また、ウツロイドがガオガエンを倒せるため、A側のナットレイはB側のガオガエンからの縛りを受けていません。このままではB側はポケモンを2体とも倒されてしまい、不利な状況と言えるでしょう。

ねこだましで縛りを解除した場合

縛り3
①ガオガエンがウツロイドに「ねこだまし」で攻撃
②ウツロイドはひるんで行動できない
③トリトドンが「だいちのちから」でウツロイドを倒す
④ナットレイが「パワーウィップ」でトリトドンを倒す
お互いに1体づつ倒れるが、その後は相性でB側が有利

ガオガエンがウツロイドに「ねこだまし」を使った場合の例です。ウツロイドがひるむため、ガオガエンに対しての縛りが一時的に解除されます。ひるんだ隙に隣のトリトドンに倒してもらうことで、次のターンはガオガエンがナットレイを縛ることができるため、大きく状況が変わりました。

ねこだましをまもるで防いだ場合

縛り4
①ウツロイドが「まもる」
②ガオガエンがウツロイドに「ねこだまし」で攻撃(失敗)
③トリトドンが「だいちのちから」でウツロイドに攻撃(失敗)
④ナットレイが「パワーウィップ」でトリトドンを倒す
B側が1体倒れ、以前A側が有利な状況

さらに、ウツロイドが「ねこだまし」を読んで「まもる」を選択した場合を想定してみます。この場合は、ウツロイドが「まもる」でB側の2体の攻撃を防ぎ、ナットレイがトリトドンを倒してターンが終わることで、次のターンでもウツロイドがガオガエンを縛る構図は変わりません。

ダイマックスや交代などの要素も

実際には、ダイマックスや交代、行動順によってもバトルの展開は大きく異なります。例えば、ウツロイドがダイマックスしてガオガエンを倒しつつトリトドンの攻撃を耐えたり、トリトドンが最遅でナットレイが先に動ける場合はAチームが大きく有利です。

縛りを解除する方法

有効な技

まもる 相手の攻撃を防ぐ。ダイマックス技は防ぎきれず1/4のダメージを受け、追加効果も発動する。
ダイウォール 相手の攻撃を防ぐ。ダイマックス技も防げる。
ねこだまし 相手を必ずひるませる。場に出たターンしか使えない。
このゆびとまれ
いかりのこな
相手の攻撃を自分に引き寄せる。
サイドチェンジ 自分と味方の位置を入れ替える。

ダブルバトルではまもるが強力です。ほとんどのポケモンが覚えられる上に使いやすいため、縛りを解除する一般的な手段としてよく使われますが、ダイマックス技は貫通する、連続で使えないため次のターンに集中攻撃されやすいといった弱点もあります。

その他

ダイマックスをする 耐久を上げて耐える。ただし、縛られている相手から大ダメージを受ける上に、縛られている相手を倒しきらなければならない。
交代する 控えのポケモンと交代する。攻撃を受けきれる高い耐久が必要。
きあいのタスキ
半減実
相手の攻撃を耐える持ち物を持たせておく。ただし、他の道具は持てなくなる。

技以外にも縛りを回避する方法もありますが、リスクも大きい行動と言えます。特にダイマックスは一度使ったら他のポケモンが使えなくなるため、慎重に行いましょう。

ダブルバトルの基礎知識と環境

2vs2で戦うバトル

出すポケモンが2体
ダブルバトルは、その名の通りお互いにポケモンを2体づつ並べて戦うバトル形式のことです。戦略が多いのが特徴で、「まもる」の存在やダイマックス技の追加効果が2体に影響するなど、選択肢が多く奥深いバトルになります。

強力なコンボや組み合わせがある

場に2体のポケモンを並べるため、「ひでり+サンパワー」といった強力な組み合わせ(並び)や、味方のポケモンを攻撃して発動させるコンボなどがあります。パーティ構築が幅広いのもダブルバトルの醍醐味です。

準伝説やUBが中心

レジエレキ
『冠の雪原』配信以降は、合計種族値の高い準伝説やUB(ウルトラビースト)が環境の中心です。配信前に比べて全体の火力がインフレしているため、ダイマックスとダイウォールの使い方が重要と言えます。

ダイジェットやトリックルームが多い

トリックルーム
今作では「ダイジェット」で攻撃しつつ自分と味方の素早さを上げられるため、中速〜高速アタッカーが多い環境です。また、対抗策として「鈍足ポケモン+トリックルーム」の採用も増えているため、行動順の操作が多い環境と言えるでしょう。パーティを組む上で、これらの対策は必須と言えます。

じゃくてんほけんが非常に強力

じゃくてんほけん画像じゃくてんほけん

ダブルバトルでは相手からの攻撃を受ける機会が多いため、「じゃくてんほけん」の採用率が高い環境です。「メタグロス」や「ブリザポス」といった高耐久高火力のダイマックスエースに持たせることが多く、隣のポケモンで叩いて発動させる構築もよく使われます。

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