【EAFCモバイル】クラブの歴史を知ろう!|マンチェスター・シティ編

EAFCモバイルにおけるクラブの歴史紹介コラムです。今季目覚ましい活躍を見せたクラブの成り立ちや今までの活躍を紹介していきますので、ぜひご覧ください。

マンチェスター・シティについて

マンチェスター・シティの基本情報

チーム名
シティマンチェスター・シティ
設立年 1880年
(1894年マンチェスター・シティに改名)
所属ディビジョン プレミアリーグ
(1部)
ホーム エティハドスタジアム
愛称 シティズン
チームカラー スカイブルー
実績 リーグ優勝:10回
(フットボールリーグ優勝含む)
FAカップ優勝:7回
CL優勝:1回
FIFAクラブワールドカップ優勝:1回
UEFAスーパーカップ優勝:1回

現在のマンチェスター・シティの情報

監督 ジョゼップ・グアルディオラ
フォーメーション 3-4-2-1
キャプテン カイル・ウォーカー

マンチェスター・シティの歴史(1880-1903)

1880年設立

教会によって創設

マンチェスター・シティは1880年にマンチェスター西部にあった協会によってセント・マークスという名前で創設されました。1894年に財政難による再編で、マンチェスター・シティという現在の名前に変更がなされました。

初の優勝を掴む

再編後の1898年からはクラブはイングランドの1部でプレーすることになります。1部昇格後の1903年シーズンにボルトン・ワンダラーズ(現EFLリーグ1所属)を破りFAカップを優勝してクラブ初のカップを掲げることになりました。

マンチェスター・シティの歴史(1992-2007)

プレミア創設メンバー

浮き沈みの激しい数年間

1992年にプレミアリーグ創設がなされるとともに当時ディビジョン1に所属していたマンチェスター・シティもプレミアリーグに参入します。開幕初年度は9位とまずまずな成績で終わりますが、その翌年からは下位に沈むことが多くなり、1995年のシーズンにはついに2部降格となりました。2部に降格してからも調子が上がらず、2部降格から2シーズン後に3部まで降格してしまいます。

プレミア常連組

2001年に就任したケビン・キーガンの元、ディビジョン1を優勝したマンチェスター・シティは翌年にプレミアリーグに帰ってきます。復帰初年度を9位で終えて、翌年のUEFAカップ出場を決めたマンチェスター・シティはその後も上位入り込むことは出来ませんが、降格することがないチームとなっていきました。

マンチェスター・シティの歴史(2008-2010)

栄光の始まり

買収

2008年シーズンにマンチェスター・シティに変革が訪れます。2007年にタイの元首相タクシン・チナワット氏によって155億円規模で買収されたクラブを翌年にUAEの投資グループ、アブダビ・ユナイテッドが321億円で再度買収する出来事が発生しました。この瞬間はこれから巻き起こる栄光の始まりとなるとともに、2003年に現在のエティハド・スタジアムに移転してから財政問題に悩まされていたマンチェスター・シティが金銭的な悩みから解放された瞬間でもありました。

大物を獲得

買収した初年度からマンチェスター・シティは潤沢な資金のもと補強をスタートしていきます。手始めにレアル・マドリードから60億円と当時では高額な移籍金でロビーニョを獲得します。高い決定力とテクニックで抜き去るドリブルで活躍が期待されたロビーニョは、初年度は14ゴールを挙げるなど活躍を見せるもチームはリーグ10位という結果に終わり残念な幕引きとなりました。

大型メンバーを次々に獲得

残念な結果に終わった次のシーズンの2009年にマンチェスター・シティは補強をしていきます。マンチェスター・ユナイテッドからカルロス・テベス獲得するとともにアーセナルからアデバヨールを獲得して前線の厚みを確保。その後にはコロトゥーレやギャレス・バリーを獲得して中盤の守備力向上にも着手して、シーズン開幕を迎えます。補強の甲斐もありシーズンのスタートダッシュに成功しますが、徐々に失速して12月にヒューズ監督を解任する自体となり、後任としてロベルト・マンチーニを新たな監督として招聘します。個を活かす戦術で知られるマンチーニのもと5位でリーグをフィニッシュしてヨーロッパリーグの出場を果たします。

マンチェスター・シティの歴史(2011-2012)

マンチェスター同士の熱い優勝争い

更なる補強を敢行

2011-12シーズンになるとマンチェスター・シティは更なる補強としてアトレティコマドリードのエースだったセルヒオ・アグエロやアーセナルからサミル・ナスリを獲得してスカッドをさらに強化していきます。

順調な滑り出し

更なる補強をして迎えたリーグ初戦スウォンジー戦を4-0で勝つとその後も圧倒的な攻撃力のもと第15節のチェルシー戦まで無敗でリーグ戦で順調な滑り出しを見せます。

熾烈な優勝争い

シーズンが進むにつれてマンチェスターにクラブを構える2チームによる優勝争いが激化していきます。3月に行われたスウォンジー戦で敗北するなどでマンチェスター・シティは大事な後半戦でマンチェスター・ユナイテッドに首位を譲ることとなっていきます。現状を打破するべく監督との不和にあったカルロステベスを呼び戻すことで、マンチェスター・シティは再び復調していき、勝ち点で追いつくことができました。迎えたマンチェスター同士の優勝がかかった直接対決が始まります。マンチェスター・シティは勝てば勝ち点で並ぶことができ、ユナイテッドはさらに引き離すことができるというどちら目線でも負けられない戦いは、お互いに守備が固い試合が展開されます。このまま点が入らずに前半終了と見られた45分にダビド・シルバからのボールに合わせたコンパニがネットを揺らしたことでマンチェスター・シティがリードして前半を折り返します。試合はマンチェスター・シティがその1点を守り切り、1-0で勝利して、勝ち点で並ぶことに成功します。

クラブ史上初の劇的優勝

お互いに同じ勝ち点で迎えた最終節の38節はマンチェスター・シティにとって劇的な終わりを迎えます。ユナイテッドがサンダーランド相手に1-0で勝利したことで、マンチェスター・シティも勝利が優勝への絶対条件となっていきますが、QPR相手に苦戦を強いられていきます。前半39分にサバレタが先制点を決めて順調な滑り出しを見せていきますが、後半が始まるとQPR側に流れがいき、48分と66分に得点を決められて逆転を許します。シティは流れを変えるために69分にジェコを76分にバロテッリを投入します。交代しても得点が取れずにこのまま試合終了と見られた90分にシルバからのパスに反応したジェコが流し込んで同点に追いつき、シティに勢いがついてきます。勢いづいたシティはAT94分にバロテッリが繋いだパスに反応したアグエロのシュートが決勝点となり、最終節までもつれ込んだマンチェスター同士の優勝争いはマンチェスター・シティの史上初の優勝で幕を閉じました。

マンチェスター・シティの歴史(2012-2015)

プレミアの強豪の仲間入り

連覇ならず

前年にリーグ優勝をして迎えた2012-2013シーズンはステファン・サヴィッチとのトレードで獲得したナスタシッチの獲得に留まる消極的な幕開けとなった。シーズン開幕前のコミニュティーシールドでは、プレミア王者としてチェルシーを破り優勝を果たしますが、本番のリーグ戦では調子が上がらずユナイテッドの独走優勝を許してしまいます。結局この年はCLも予選敗退、FAカップも決勝でウィガン・アスレティックに敗れて準優勝に終わり、不完全燃焼でシーズンを終えることとなります。

2回目のリーグ優勝

2013-2014シーズンが始まると今シーズンは積極的に補強に動いていきます。カルロス・テベスやコロトゥーレが退団していく一方でヘスス・ナバスやフェルナンジーニョなどを獲得して盤石な体制でシーズンに備えます。序盤からアグエロやジェコ、ヤヤ・トゥーレなどを筆頭に攻撃力が爆発したシティは得点を量産していきます。序盤は順調にいっていたシティでしたが、下位チームや中堅チームとの対戦で勝ち点を落としていく試合が多く発生して3位に転落してしまいます。このままリヴァプールの優勝で終わるかと思われたシーズンでしたが、アンフィールドでのチェルシー戦でリヴァプールが敗戦したことでシティにも優勝の可能性が復活します。発生したチャンスを活かすかのように27節以降の試合は復調して2シーズンぶりの優勝を決めます。

マンチェスター・シティの歴史(2016-2024)

黄金期の始まり

新戦力の獲得

2016年になるとマンチェスター・シティの歴史を語る上で外せない稀代の名将「ジョゼップ・グアルディオラ」が新たな監督として就任します。現役時代はバルセロナのMFとして活躍しただけに留まらず、監督としてもバルセロナやバイエルン・ミュンヘンで数々のトロフィーを掲げてきたペップはマンチェスター・シティも常勝軍団に仕上げていくとになります。監督として就任した初年度にサネやジェズス、ジョン・ストーンズを獲得して万全の体制でリーグ戦が始まります。

不調な初年度

期待の若手も獲得してシーズンに期待が膨らんでいましたが、ペップの戦術であるポゼッションサッカーが上手くハマらずリーグ戦は3位で終えることなりました。CLやFAカップでも期待されたほどの成績は残せずにペップ政権の1年目は無冠で終了します。

久しぶりのリーグ制覇

ジョゼップ・グアルディオラ監督が就任して2年目になると戦術が浸透していきます。この年には現在のチームの主軸でもあるエデルソンやカイル・ウォーカー、ベルナルド・シウバが加入した年でもある上、2015年に加入していたケヴィン・デ・ブライネやジョン・ストーンズなどの現有戦力もブレイク。シーズンが開幕するとチームは破竹の勢いで勝ち星を重ねていき、第20節まで負けなしの20連勝で勢いに乗っていきます。勢いはシーズン終了まで収まらず2位のユナイテッドに19点差をつけての独走でリーグ終了を果たします。CLやFAカップは優勝できませんでしたが、カラバオカップを獲得してこのシーズンは2冠で終了しました。

初のCL制覇と3冠達成

ペップ政権6年目の2022-2023シーズンには移籍市場ではドルトムントからアーリング・ハーランドを獲得したのを皮切りにマヌエルアカンジフリアン・アルバレスなども獲得していきます。リーグ戦で順調に勝ち星を重ねていき、最終的に2位のアーセナルに5点差で優勝すると勢いそのままにCLも勝ち上がっていきます。

ハーランドの活躍などで 準決勝まで勝ち上がると昨年惜しくも負けたレアル・マドリードとの対戦が始まります。1stレグは1-1のドローで折り返して迎えた2ndレグではシティの攻撃力が爆発。シウバの2ゴールやアルバレスのダメ押しゴールなどで4-0で勝利し2戦合計5-1でCL決勝の舞台に駒を進めます。迎えたインテルとの決勝は両者点が取れない時間が続きますが、ロドリが均衡を破るあたり千金の得点を決めます。その後点が入ることはなく、この1点を最後まで守り切ったシティの優勝が決定してクラブ史上初のCL優勝という歓喜の瞬間を果たすことになりました。このシーズンはFAカップも取っていたため、シティはマンチェスター・ユナイテッド以来のトレブル達成という充実したシーズンで幕を閉じることとなります。

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