【マスターデュエル】魔鏡の環境振り返りと今後の環境考察vol.4【遊戯王】

環境考察vol.4アイキャッチ
マスターデュエルの前環境のメタ振り返りと今後の環境考察についての記事です。世界王者になったこともある魔鏡さんに前環境メタの振り返りや今後の環境考察、今後実装される注目テーマについて執筆していただきました。

魔鏡の環境考察一覧
環境振り返りvol.1vol.1 環境振り返りvol.2vol.2 環境振り返りvol.3.vol.3 環境振り返りvol.4vol.4

本記事の執筆者
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遊戯王2019年世界大会優勝など様々な実績を持つプレイヤー

Season8~9の環境振り返り|制限改訂前

勇者ギミックを搭載したデッキが大暴れ

勇者ギミックを搭載した環境デッキ
天威勇者画像天威勇者 幻影勇者画像幻影勇者

9/30のリミットレギュレーション変更までは、「勇者ギミック」を搭載した「天威勇者デッキ」と「幻影勇者デッキ」が猛威を奮っていました。

「勇者ギミック」は、先攻で「グリフォンライダー」による手札誘発ケア+相手の「増殖するG」の止まりどころを作れたり、後攻では「ドラゴパック」による除去や非常に器用なギミックでした。しかし、召喚権で出したモンスターの効果発動ができないというデメリットが存在するため、召喚権に依存しない「ハリファイバー」から「アウローラドン」によるシンクロデッキや、「ケルビーニ」からリソースを広げる「幻影騎士団」など、リンクモンスターから展開するデッキの強力な出張枠となっていました。

改訂後は召喚権をメインに動くデッキが主流に

改定後の主な環境デッキ
デスピア画像烙印デスピア ふわんだりぃず画像ふわんだりぃず 天威相剣画像天威相剣

9/30のリミットレギュレーション変更に伴う「聖殿の水遣い」「ハリファイバー」の規制により、「勇者ギミック」をメインで使っていた「天威勇者デッキ」と「幻影勇者デッキ」が環境から姿をほぼ消しました。

「ハリファイバー」禁止により、先攻完全制圧を目指す「勇者ギミック」採用型のデッキに比べて、「デスピア」「ふわんだりぃず」「天威相剣」などのメインモンスターの召喚権やメインモンスターのギミックに依存するデッキが多い環境に変化しつつあります。

Season9~10前期の環境振り返り|制限改訂後

烙印デスピアが環境トップに

烙印デスピアデッキのメインカード
デスピアの導化アルベル画像アルベル 烙印融合画像烙印融合 氷剣竜ミラジェイド画像ミラジェイド

9/9の「ザニューボーンドラゴン」にて、「烙印融合」が実装されました。「烙印融合」から特殊召喚される「ミラジェイド」の除外効果が「勇者トークン」「鉄獣戦線」「@イグニスター」「幻影騎士団」の初動潰しが狙えるため、1枚初動から盤面を広げるデッキは厳しい立ち位置となっています。

▶︎烙印デスピアデッキの詳しい解説を見る

ふわんだりぃずはリカバリーが効きやすい

ふわんだりぃずデッキのメインカード
ふわんだりぃず×ろびーな画像ろびーな ふわんだりぃず×えんぺん画像えんぺん 烈風の結界像画像烈風の結界像

先程1枚初動から盤面を広げるデッキは厳しいと言っていましたが、「ふわんだりぃず」に関しては、「ろびーな」の他に「ふわんだりぃず」+1枚または「謎の地図」で超えることができるため、「烙印デスピア」とも十分戦えます。

攻め手が2つ以上あるデッキが環境上位の条件

現在の環境で上位に入るデッキの条件は、「ミラジェイド」の除外を超えられる攻め手が2つ以上あるデッキ(例:「ふわんだりぃず」→地図+ふわんだりぃず1枚、「天威相剣」→ヴィシュダ+相剣カード)か、除外が致命傷とならないデッキ(例:「デスピア」→烙印融合)の2種類に分けられます。

現環境のメタにあった天威相剣が増加

天威相剣デッキのメインカード
相剣師-莫邪画像莫邪 相剣大師-赤霄画像赤霄 相剣大邪-七星龍淵画像七星龍淵

勇者ギミック」に強く出ることができる「七星龍淵」を採用した「天威相剣デッキ」も環境に増えてきています。「天威相剣デッキ」は、相手が発動した「アラメシアの儀」から特殊召喚される「勇者トークン」を除外することができるので、「バロネス」の発動無効とは対照的に2枚目の「アラメシアの儀」を発動させずにトークンの除去を行うことができます。また「七星龍淵」と一緒に並びやすい「セキショウ」も「ふわんだりぃず」に役目があるため、現環境にあった非常にいいデッキと言えます。

エルドリッチは前環境よりやや向かい風

エルドリッチデッキのメインカード
黄金卿エルドリッチ画像エルドリッチ 黄金郷のコンキスタドール画像コンキスタドール 黄金郷のワッケーロ画像ワッケーロ

リリース当初から環境に居座っている「エルドリッチデッキ」ですが、今環境はやや向かい風になっています。「コンキスタドール」や「ワッケーロ」といった黄金郷カードでの妨害が今環境Tier上位へあまり刺さらないのが原因です。

スキドレなど強力な罠は依然健在

黄金郷」罠カードの刺さりがイマイチな「エルドリッチデッキ」ですが、「スキルドレイン」などの相性差を覆すカードが採用できる点は変わりません。「センサー万別」などの永続罠で盤面を返すことができれば、後攻からでも十分戦えるので、ある程度の勝率は安定して出せます。幸い、現環境では「デスピア」「ふわんだりぃず」の台頭により、「ライトニングストーム」や「ツインツイスター」などの魔法罠除去カードの採用は少ないため、一定数の分布を予想しています。

スキルドレイン
スキルドレイン画像
レア度SR画像

役割:妨害
テキスト
1000LPを払ってこのカードを発動できる。①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。

Season10後期以降の環境

烙印デスピアを中心とした環境が継続

10/11に新パック「コズミックオーシャン」実装されましたが、現状環境に影響を及ぼすカードは少なく、依然として「烙印デスピア」が中心の環境になると私は考えています。

マリンセスはデスピア規制後に注目

コズミックオーシャン」実装で環境デッキになりえる最有力候補は、OCG環境でも実績のある「マリンセス」ですが、こちらのテーマは「プランキッズ」や、「@イグニスター」のような1枚初動テーマであり、それらのテーマ同様に「烙印融合」から出てくる「ミラジェイド」の除外が非常に重いです。「烙印融合」パーツが規制されるか、第二の攻め手となる新規カードが実装されるまでは、環境での立ち位置は厳しいと言えるでしょう。

注目カードは発禁令

発禁令
発禁令画像
レア度UR

役割:妨害
テキスト
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:カード名を1つ宣言して発動できる。このターン、相手は宣言されたカードと元々のカード名が同じカードの効果を発動できない。このデュエル中、自分は宣言したカードと元々のカード名が同じカードの効果を発動できない。

コズミックオーシャン」で追加された注目すべきカードといえば、「発禁令」が挙げられます。「発禁令」は、宣言したカード名がお互い効果が発動出来なくなるという効果なのですが、除外効果はもちろん、相手の「ミラジェイド」の退場時の全体除去効果も封じれるため、OCG環境でも採用が見られていたカードです。「ミラジェイド」突破後の全体除去効果が重い「イビルツイン」「プランキッズ」「召喚獣」などで採用が見込めるカードとなっています。

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