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クライシスコアリユニオンの評価およびレビュー記事です。
| ※多少ネタバレを含みます |
| 総合評価 | ||
|---|---|---|
| 50点／60 | ||
| 世界観 | グラフィック | 戦闘 |
| 8/10 | 8/10 | 8/10 |
| キャラクター (ストーリー) |
サウンド | 快適さ |
| 10/10 | 8/10 | 8/10 |
|
【総合評価】 編集部が話し合いによって決める参考値です。総合評価は10点満点となっており、10点=神ゲー、5点=普通、1点=致命的のように点数が高いほどより面白いゲームと言えます。 【6項目評価】 世界観：世界の出来栄えの参考値 グラフィック：映像や背景の綺麗さの参考値 戦闘：戦闘システムの面白さなどの参考値 キャラクター：キャラたちの魅力、背景の参考値 サウンド：ボイスやSE、BGM等の参考値 快適さ：ロード時間や操作性、運営の更新性の参考値 |
▲PSPのグラフィックでも当時は凄まじいクオリティだった
時は1997年…『FF』シリーズを開発してたスクウェアが世に送り出した伝説のFFナンバリング作品…それが『FF7』。2022年現在でも国内、海外問わず伝説の作品としていまだに根強い人気があるシリーズだ。当時大人気だったあの『FF7』のスピンオフ作品が『クライシスコアFF7』である。2007年にPSP専用ソフトとして世に出た時、世間は瞬く間に『FF7』の世界に没頭した。
PSPの性能を最大に活かしたグラフィック、待望のリアル等身、美麗なムービー、そして『FF7』の前日譚でもあり、多くは語られなかった「ザックス」という人物に焦点が当てられたストーリー…『FF7』という世界にもう一度浸ることが出来る、熱中することが出来た感動を未だに筆者は覚えている。世界売上本数300万本以上、国内売上本数80万本以上という結果が『クライシスコア』の人気物語っている。
そして時は流れ…『クライシスコア』は2007年以来、一度としてリメイク・リマスターはされておらずPSPを持っている人でなければ遊べない作品だった…。このまま「現行機で遊べない名作」としてホコリを被ってしまうのか…それでいいのかスクエニ…！
▲HD化、モデルも作り直しという破格の待遇で再降臨。
しかし、神は見放さなかった。2022年12月…ついに15年の沈黙を破り、HDリマスター…いや、もはやリマスターの一言では片付けられない規模の追加要素を携えパワーアップした姿で我々の目の前にあの名作『クライシスコア』は再顕現したのである。
ありがとうスクエニ。また会えたね、ザックス。まともなセフィロスも久しぶり。とても嬉しい。
本作『クライシスコアリユニオン』は『FF7』よりも前の話に当たる。つまり、『FF7-0』みたいなものである。『FF7』を知らない「初見です。よろしくおねがいします！」な人にも特に問題なく楽しめるものとなっているので安心してほしい。
がしかし、すでに『FF7』『FF7R』をプレイ済みだという方は、『クライシスコア』を更に楽しめると言っても過言ではない。ライフストリームに身を委ねるが如く、ストーリーを楽しみ、ザックスたちの生き様を見届けてこの世界を循環しようじゃないか。
じゃあ、初見は真に楽しむことは出来ないのか…？というとそうでもないです。『クライシスコア』をやった後に『FF7』さらに『FF7R』と続けて遊んでみましょう。FF7をすでに履修済みの人達とはまた違った感想を得られるはず。その機会に恵まれているのは履修済みの筆者にとっては羨ましい限り。きっと『クライシスコア』をクリアしてから『FF7』をやったら「あれ、このキャラ、クライシスコアの時と比べるとなんかちょっと…」的な気持ちを抱けるのはやはり「先にクライシスコアをプレイした者の特権」です。初見であることに誇りを持とう。
長々と言ってますが単純にエアリスがカワイイとかシスネの方がカワイイとかそういうのをモチベーションにしてプレイするのもヨシ！です。
▲クライシスコアのエアリス、いや天使。
グラフィックがとても綺麗になっているぞ！システムが改良されて遊びやすくなっているぞ！BGNもアレンジされて新鮮味があるぞ！みんなでもう1回遊ぼう！
ストーリーの内容に関しては事細かに書くとネタバレになってしまうので多くは語れません。
主人公ザックスの上司アンジールが言う「英雄になりたければ夢を持て。そして誇りも。」という言葉。ストーリー中、頻繁に登場するこのセリフの通り、我々プレイヤーはそれを託す者、託される者の生き様をしかと見届けましょう。
▲クライシスコアのエアリス、何度でもいいます天使。
なお、グラフィックのHD化、フルボイス対応となっているためPSP版より更に没入感が増しています。エアリスもめちゃ可愛くなっています。デート1回と言わず何回でもしたい。
▲クライシスコアのセフィロスさんは初見だと我々の情緒を破壊しにくる。
今作、ザックス、ジェネシス、アンジール、若かりし頃のツォンと魅力的なキャラが揃っていますが、今作でもやはり「セフィロス」が大いに我々の心をかき乱すのです。本作の最大の魅力の一つといっても過言ではありません。
「セフィロスの事をキャラだけ知っている」という方、今現在でもかなり多いと思われます。「クラウドに対して異常に執着してる奴(ストーカー)」「なんか良くわからん内容を口走るやつ」「でかい刀持ってるやつ」「マザコン？」「曲が好き」などと彼に対する印象・評価はわりと散々です(ネタ的に愛されてもいる)。
そんな印象を持った人達は今作『クライシスコア』のセフィロスを見たらきっと度肝を抜かれるに違いない。そう、なぜなら今作の彼は驚くなかれ「話がわかるクッソ能力の高いイケメン理想の上司」なのである。
▲人を信じるということを知っていたセフィロスさん。
まず、相手とちゃんとコミュニケーションを取れていることに驚く。人とただ話してるシーンですら感動を覚える。アンジールとジェネシスと一緒に神羅ビルのトレーニングルームへ忍び込みヤンチャをするところもカワイイ。任務に忠実なのかと思いきや、キャラの心情を慮って配慮することもあるところもあったりともう「ただの良いヤツ」と成り果てる英雄セフィロス。セフィロスの口から「まじ」という言葉が聞けるのは『クライシスコア』だけ！
『クライシスコア』をやる最大の理由の中の一つと数えても良いくらい、今作の「セフィロス」は魅力的なのである。ぜひ、ご照覧あれ！
▲貴重なセフィロスの「まじ」発言。まじか…。
『クライシスコア』の戦闘システムの特徴であるスロットのようなもの「DMW(デジタルマインドウェーブ)」。本作を象徴するシステムでもあるが、PSP版では非常に厄介だったと言わざるを得ないシステムでもある。
簡単に説明すると回ってるスロットが3つ同じ絵柄に揃うとリミット技が発動する、というシステムです。スロットの演出のようなものも挟まれて、さながらパチンコ、スロットです。やってる人にとってはめちゃくちゃ興奮するかもしれないシステムですね。
しかし、このスロット、リーチがかかると強制的にプレイを止めてくるし、リーチで止まってそろうかと思いきや揃わなくてイライラするし、強制発動のせいで意味のない場面で発動するし、スロットのチャンス演出みたいに演出挟んでくるし、何が出るかある程度操作出来るとはいえ、それでもランダム性高いのにマジックポットはセフィロスのリミット要求してくるしでもうストレスの貯まる仕様でした。
リユニオンではどうか。なんと強制的にプレイを中断することがなくなったのです！さらにリミット技も「任意」で発動できる！！リミット技の演出をスキップ可能！！！クライシスコアのストレス要因が大幅に軽減されました！これなら新規プレイヤーの方にも遊びやすいですし、PSP版プレイヤーも気軽に遊べるようになったことでしょう。
『リユニオン』で追加された新要素「構え・強撃」。「構え」をすると、その後のザックスの攻撃・技が威力アップし、さらに怯まない効果も付与されるものだ。
バスターソードの熟練度が上がることにより、効果も徐々にグレードアップしていくようで、100%になったときの強化内容をはやくしりたいところだ。「すてみパンチ」というマテリアがこのゲームの「解」みたいな環境を壊す要因になってくれると期待して、熟練度上げに励む攻略班であった。
通常攻撃中に魔法を撃つとバックステップして撃つようになったり、通常攻撃を重ねた後、コマンドアビリティの技を撃つとダメージ増加するようになったりと細かい戦闘テクニックが追加されています。
PSP版よりも更に楽しい戦闘アクションができるようになっている点は見逃せません。
戦闘システムの改良に加えて、その他のシステムでもPSP版よりもわかりやすく改良が重ねられている。
| PSP版と比べて特に良くなったところ |
|---|
| ・目的地の表示 ・ミッションのボスの位置が表示されている ・戦闘/移動中カメラを自由に回せる |
ストーリーなどで「どこにいけば話が進むか」という指標が画面にアイコンとして表示されるようになったので、迷うことがPSP版よりもなくなりました。
ミッションではPSP版ではマップにボスの位置が表示されていませんでしたが、リユニオンではボスの位置が表示されるようになりました。
そしてカメラの仕様も忘れてはなりません。PSP版では基本的にザックスに追従するような動きしかなかったのが、リユニオンでは任意にカメラを動かせるようになりました。
ということで、全体的にPSPでの不満点がほとんど解消されるように作られている感じました。新規ユーザーの方もかなり遊びやすいと思います。ありがとう。ありがとう。
近年発売された『FF7』のリメイク第1弾『FF7R』のエンディングはかなり物議を醸したのは記憶に新しいと思います。あのエンディングがあったから、この『クライシスコアリユニオン』も何か条件を満たせば、あのエンディング分岐になるのではないか…！？と思いを馳せましたがそんなことはありませんでした。ただ、やはり『クライシスコア』のエンディングがあるからこその『FF7、FF7R』なので致し方ない事なのかもしれません。
『クライシスコア』をクリアして『FF7R』をまだプレイしてない人は、ぜひ『FF7R』もプレイしてみてね！！
以上、総括すると筆者的には大変良いリメイク(リマスター)だったと思います。どちらかというと戦闘システムに改良を加えてくれたのが個人的にとても大きい。後半はやっぱり「すてみパンチ」になってしまうでしょうが、構え強撃に活路を見出したい…！
あと気になったとこは、挿入されるムービーがPSP版のものをそのまま使っている様でムービーのシーンだけぼやけて見えてしまう。
PS4/PS5/Switch/Xbox/Steamと非常に多くの機種でリリースされた本作ですが、基本的には自分の持っている機種で遊ぶのが一番です。
複数台もっている方は、フレームレート60の出るPS5、もしくはPC(モニター、スペックにもよる)。外出先や持ち運んで遊びたい方はSwitchでやりましょう！
 |
|
| タイトル | CRISIS CORE FinalFantasy7 REUNION |
|---|---|
| メーカー | SQUARENIKS |
| 対応機種 | PS5/PS4/Nintendo Switch/Xbox X S/Steam |
| ジャンル | アクションRPG |
| プレイ人数 | 1人 |
| 希望小売価格 | 通常版：7,990円（税込） 特別版：12,890円（税込） |
| 公式サイト | |
| リメイク版の追加要素・過去作との違い | |
| パッケージ毎の値段や特典 | リメイク版の追加要素 |
| 予約特典 | 対応機種一覧 |
| クリア時間の目安 | 発売日 |
| PC版の必要スペック | 操作方法と変更のやり方 |
| PS5・PS4・Switch版の違い | 評価・レビュー |
| レベルの上げ方 | 取り返しのつかない要素 |
| 戦闘の基本やコツ | エンカウントを避ける方法 |
| 序盤～中盤おすすめマテリア | 序盤～中盤おすすめアクセ |
| ステータスの効果や意味 | 状態異常の対策や強化状態 |
| スキルパワーゲージ | 召喚モード |
| チョコボモード | リザルトボーナス |
| Break状態 | ミッション達成率の報酬 |
| 最強装備 | 最強マテリア |
| マテリア合成表 | マテリアの補正値の上げ方 |
| おすすめのギル稼ぎ | おすすめのSP稼ぎ |
| おすすめの経験値稼ぎ | アクセサリー枠の増やし方 |
| マテリア枠の増やし方 | マジックポットの出現場所 |
| 限界突破装備 | 源氏シリーズ |
| クリア後の要素 | トロフィー一覧 |
| 構えと強撃とは | バスターソード熟練度 |
| ステータスを上げる順番 | ファンクラブの入会方法 |
| 特ダネ記者の場所と選択肢 | エアリスの好感度の上げ方 |
評価・レビュー｜プレイした感想【CCFF7リユニオン】
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