龍が如く8の評価レビューです。
総合評価 | ||
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88/100 |
龍が如く、筆者は0と7外伝くらいしかプレイしていない全くのにわか龍が如くプレイヤーです。が、それでも龍が如くが寄り道要素の多いシェンムー系のゲームだということはその二作でも理解はしていたつもりです。
が、それでも今作の怒涛のコンテンツ量の前には呆然としてしまいます。街中に点在しているミニゲームはもちろんのこと、サブストーリーにスジモン、ドンドコ島、エンディングノートにマッチングアプリなどなど…
加えて前作の舞台であった伊勢佐木異人町の3倍!ほどもあるというハワイのスケールにも驚きます。自分のプレイしたのはいずれも小さなマップだったので、ハワイめっちゃ広いな。となりました。加えて伊勢佐木異人町も神室町も舞台として行くことができるので、街中をただ歩いているだけでも情報量が多いこと。
そんな感じなので、スジモンバトル解禁されたのかぁ、じゃあちょっと触ろうかな……4時間後。とかが平気で起こります。マップの広さもさることながら、サブコンテンツがサブコンテンツの量じゃない!とやれることが多すぎるせいで某人気漫画よろしく、いつまでも情報が完結しない!!という思いを味わえます。
本作のサブコンテンツといっていいのかわかりませんが、大ボリュームの一翼を担っているのがドンドコ島とスジモンです。ドンドコ島は動物たちと一緒に暮らしていくスローライフゲームを、スジモンはモンスターを捕まえて一緒にチャンピオンを目指すゲームをイメージしてもらえるとかなりわかりやすいです。
ストーリー的にはスジモンの方が先に解放されることになりますが、スジモンはドンドコ島の要素にもなっているため、スジモンを遊ぶ理由づくりに一役買っています。また、ドンドコ島では金策も兼ねられるので、スジモンガチャを回す一助にもなります。
もちろん強制のコンテンツではないので遊ぶ必要はありませんが、これ単体でも十分遊べる面白さになってもいます。とはいえ重ねてですが遊ぶ必要はないといえばないので(スジモンだけは進めると春日の専用ジョブが入手できる)、ハマらなかったらストーリーであったり別の遊び方をすればいいというのも嬉しい点。
ヤクザならではの指詰めセット。兄貴の好きなケジメです
特に筆者はレイアウトを考えたりするのが苦手なので、ドンドコ島を適当に済ませてというのができるのはgood。一方で島や家のレイアウトを凝りたい人にとっては本作ならではのおもしろDIYがあるのであっという間に時間が溶けてしまうこと間違いなしです。
さて、筆者は7をプレイしていないので正確なプレイフィールではありませんが、7をプレイしていた人やインタビューを見た感じ、かなり戦闘面は進化しているようです。
実際自分も遊んでいて、あぁなるほどね、これってこういうシステムなのか、と6時間とか遊んだ段階でも学ぶことがあります。特に新しい要素が解放されたわけでもないのに。
本作の一番の特徴となっているのは移動の概念でしょう。オーソドックスなコマンドRPGに移動・位置取りの概念を加えることで、どういった方向に敵を攻撃して動かそうか、あるいはキャラを移動させようか、など、従来のコマンドRPGとは違った部分に頭を働かせます。
特にそれが重要になってくるのは吹き飛ばしという要素。吹き飛ばしは壁や車、オブジェクトにぶつけて追加ダメージや効果を発生させるだけでなく、敵同士ぶつけてボーリングをしたり、あるいは味方のいる位置に吹き飛ばすことによって連携攻撃にもなります。
さらに吹き飛ばして位置を調整したりして、上手に敵の背後を取れるとバックアタックとなって全てが会心ダメージになります。これが非常に強力で、攻撃回数が多くても全てに会心が乗るので大ダメージが狙えます。それに加えて敵の近くで攻撃できると近接ボーナスが入るので、バックアタック+近接ボーナスでさらに大きなダメージに。
位置取りと吹き飛ばしの要素が追加されただけでかなり色々と考えながら遊べるようになったので、戦闘も楽しいです。特に桐生一馬専用のジョブである堂島の龍は位置取りが最も重要になってきます。というのも、通常攻撃が敵の近くで発動すると攻撃パターンが変わりジャストアクションが発生するように。また、ヤクザスタイルでは特定のオブジェクトの近くなどで攻撃するとシリーズおなじみのヒートアクションとなるので、これまた更に大ダメージ。
と、移動の概念はとにかく大切で、かつ本作の根幹部分をなしています。特に通常の敵は近くにいるキャラを優先的に狙っているように感じるので、HPが低いキャラは敢えて敵から距離を取って回復や防御なりをする、というような戦略性も生まれます。
人によっては移動の概念が面倒に感じる人もいるようでしたが、個人的にはあまりないコマンドRPGなので好感触です。これには元々龍が如くがアクションである、というのが関係していて、それをベースに戦闘を作成したようです。
→そちらのインタビュー記事はこちら(アスキーへの外部リンクです)
いずれにせよ、新たな手触りとなった戦闘面にも要注目です。
仲間が増えるシーンは若干シュール
肝心のストーリーはどうか。龍が如くシリーズは長いシリーズなだけあって、なかなか新しく参入する、というのも難しいと思う。筆者もその一人なので、ストーリーについていけるか心配だったが、意外とすんなり読めた。
もちろん、細かい関係性や、あれ、このキャラってなんなんだろう、というのが全くないわけではないし、ストーリーを含めて楽しむなら最低でも7を遊んでいたほうがいいなとは感じたが、だからといって門前払いをされるようなゲームではない。
とはいえ、本作は公式のトレーラーでもあったように、桐生一馬が「ガン」に侵されているという衝撃な話もある。これは間違いなく今まで龍が如くを追ってきたユーザーだけがその出来事の大きさにも衝撃を受けるだろうし、なにより今までゲームを追ってきたユーザーだけの特権でもあると思う。なのでこの点だけはシリーズファンとは印象に大きな隔たりが生まれることは間違いない。
以上簡単ではありますが本作のレビューです。とにかくやれることが多くて気合の入ったゲームだと感じています。
少し残念かなと感じた点は、PS4のロード時間でしょうか。PS5版であればロードもそれなりに速くはあるのですが、PS4でSSDに換装していてもあまり速さは感じられず。とはいえHDDだと更に遅く、タクシー移動のために小休止です。
一方でグラフィックはPS4版でもかなり頑張っているので、ロード時間が本当にネックだなぁといったところ。やはりAAA級のタイトルはPS5などの次世代ハードにしないとそろそろ厳しいのかといった所感です。
それ以外の面は、初見でも問題なく遊べて、ボリュームも満点。それぞれドンドコ島であったり筋門であったりと刺さるコンテンツもあったり、ダンジョンでキャラを強化するために潜るのも。
探索しているだけで目を引くキャラも
ハワイという新たな舞台に移った本作ですが、それに恥じない超大ボリュームの作品となっています。本作から過去作を遊ぶ取っ掛かりにもなるかもしれないですし、しかも7以外は全てアクションゲームなのでこれまた違った手触りでも楽しめます。
あまり大々的に前作未プレイでも~というような発信こそありませんが、シリーズやってないんだよな…と及び腰になる必要がない作品でもあります。気になっている人はぜひ購入を検討してみるのがいかが。
タイトル | 龍が如く8 |
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価格 | スタンダード・エディション:9,680円 |
発売・販売 | SEGA |
対応機種 | PlayStation®5 / PlayStation®4 / Xbox Series X|S / Xbox One / Windows / Steam |
ジャンル | ドラマティックRPG |
CERO | D |
CERO | C |
公式サイト | https://ryu-ga-gotoku.com/eight/ |
戦闘システム・コツ | 全滅のデメリット | 逃げ方と注意点 |
ジャストガードコツ | ジャストアクション | クイックバトル |
バックアタック | 連携攻撃・絆追撃 | デリバリーヘルプ |
ガード崩し方と組技 | 属性 | 状態異常 |
絆覚醒のコツ | - | - |
DLCおすすめ | エディションの違い | 予約特典 |
評価・レビュー | PS4/5の比較 | 過去作はやるべき? |
声優とキャラ一覧 | キャスト(芸能人) | 水着衣装 |
全部で何章? | クリア時間 | - |
評価・レビュー|プレイした感想
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てめえの勝手なルール押し付けてんじゃねえよ 別にエンディングノートも含めて話してもええやろ しかも薫についは触れないキモオタ君さあ…