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★評価レビュー・感想まとめ
聖剣伝説VoMの評価レビューです。
総合評価 | ||
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75/100 |
「聖剣伝説ヴィジョンズオブマナ(以下VoM)」はスクウェア・エニックスの持つ有名IP「聖剣伝説」シリーズの最新作です。2006年発売の『聖剣伝説4』から18年という歳月を経ての完全新作となります。
公式では「原点回帰した王道ファンタジーRPG」と謳っており、筆者が実際プレイしても「聖剣伝説シリーズの伝統を踏襲した王道ファンタジーアクションRPG」として感じることが出来ました。以下にストーリー/グラフィック・戦闘などのシステムに対して感想を掲載します。
聖剣担当M | 聖剣伝説2/聖剣伝説3/聖剣伝説LoM/聖剣伝説4/聖剣伝説3リメイクToMというように「聖剣シリーズ」は概ねプレイ済み。聖剣をはじめスクエニRPG作品が好き。 |
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おそらく過去作の『聖剣伝説LoM』から「聖剣伝説のグラフィック」のイメージは固まったんじゃないかなと筆者が思っているのですが、今作『VoM』もそのイメージに則り制作されているように感じました。「リアル」より「ファンタジー」。どこか温かみのあるグラフィックで、フィールドを歩いてるだけで聖剣ファンは『聖剣伝説を感じる』ことが出来るでしょう。ゲームに登場する人物達も「獣人/草人/ドワーフ」などと聖剣シリーズ伝統でもあり実に「ファンタジー」的です。聖剣といえば何と言っても「マナの樹」のグラフィックでしょう。今作も「あぁ、聖剣と言えばこれだよこれ」と唸るマナの樹のシーンで実家のような安心感を感じさせてくれます。
地水火風光闇木月の各種精霊が存在する世界のため、精霊が管轄するため地域はその精霊の特徴が色濃く反映されます。砂漠だったり、暗い地域だったり、深い森、氷の大地、砂漠、などバリエーション豊かな地域が存在するのも聖剣らしさが溢れています。
主人公ヴァルは幼馴染であり、マナの使い「フェアリー」に選ばれた御子でもある「ヒナ」を「マナの樹」に無事に送り届けるといったストーリーです。序盤からフェアリーだとかマナの樹を目指すとか「聖剣はじまったな」感を出してきます。しかし、「御子はマナの樹に身を捧げる」という要素があるようでこの時点で多くのプレイヤーは不穏な空気を感じ取ったと思われます。グラフィックがあったかい感じの印象なので悲惨さみたいのはある程度抑えられていますが、内容的にはちょいシリアスな『聖剣』です。
世界のために自己を捧げる選ばれし「御子」、御子を無事に送り届けるものを「守り人」。スクウェア・エニックス作品が好きな人は多分筆者と同じことを思った人がいると思います。そう、『FF10』じゃないかこれは。「召喚士(目的を遂げる=死ぬ運命)」を守る「ガード」の関係に似てたんで、どこか既視感があるという印象でした。物語の途中でマナの樹に身を捧げることに対して思い悩むシーンなどはデジャヴを感じざるを得なかった(笑)。とはいえ、まったく同じではないのでそこは安心してほしい。
FFらしさを語ってしまったが、ちゃんと聖剣だな〜と感じるシーンは随所にありました。海を泳ぐ乗り物の「ブースカブー」は操作感といい完全に『聖剣3』を再現していてめちゃくちゃニヤニヤしました。木の精霊ドリアードが隠れた道を開けてくれるとか、終盤のシリーズお馴染みの「神獣」が出てきた後、各地の神獣を倒せ!といった展開は完全に『聖剣3』と同じ展開でしたし、聖剣シリーズファンをニヤッとさせるシーンはいくつもあったのがとても好印象。個人的にはマナの樹の守り人「コーダ」の容姿が、なんとなく『聖剣1・2』の主人公を合体させたような感じで特別感ありましたね。意識してたりするんでしょうか。
総じて、ストーリー展開が個人的には予測がついてしまうものだったので意外性はあまりないと思いました。とはいえ、聖剣伝説に大仰なものを求めてないし、聖剣はこれで良いんだと言われればそうだなと思います。キャラや敵がかわいらしくて、マナの樹があって、神獣が襲ってきて、マナの女神が出てくればもうそれは『聖剣伝説』なんです。原点回帰万歳!
『聖剣伝説VoM』の戦闘システムはシリーズ伝統のオーソドックスなアクションRPGです。キャラを動かして敵の前に行き攻撃アクション!魔法アクション!といった具合です。ややアクションの動きが「もっさり」で、昨今のアクションゲームと比べても単調であるというのが正直な感想。敵のロックオンはできるがカメラが敵を正対するように向き直ってくれなかったり、ちょっと微妙な操作感かなと言わざるを得ません。
ただし、そんな単調な戦闘の中に「精霊器」という、『VoM』独自のアクションシステムが加わることでこの戦闘に良いスパイスを効かせてくれている、といった印象です。敵が固まっている所にルナの精霊器を使い、複数時を止めてその間にみんなでタコ殴りをする、ジンの精霊器で周囲を風に閉じ込め、風の刃で敵を切り裂くなど、『VoM』独自の面白さを生み出すことに成功しています。また、8大精霊ということもあり、8つ精霊器が存在し、それぞれ独自の効果のためプレイヤー次第で、使い方や選び方で多様なプレイスタイルがあるためここは非常に高評価です。
ちなみに筆者は最初から最後までルナの精霊器を愛用していました(効かないやつもいましたが)。
『聖剣伝説3』の人気システム「クラスチェンジ」。今作『VoM』もクラスチェンジシステムを採用しておりキャラの育成がプレイヤーの選択次第でバリエーションが生まれていきます。
しかし、『聖剣3』と違うのは、今作は不可逆ではないという点です。聖剣3は光闇どちらか一方にクラスチェンジすると、選ばなかった片方にはもうクラスチェンジできないというシステムでしたが、『VoM』は前述した8つの「精霊器」とクラスチェンジが紐づいていて、付け替えることでどんなときでも自由にクラスチェンジが出来るようになっています。
8つある精霊器は1人につき1個しか装備できないので、パーティメンバーにどの精霊器を装備させるか、といった具合にパーティ編成を考える楽しさが生まれます。各キャラクターもクラスによって物理特化や魔法特化、補助特化、必殺技特化のように尖った性能を発揮できるようになっており、プレイヤーの好みで遊べるのも評価が高いです。
なお、やりこんでいくと基礎クラスにマスターしたクラスのアビリティを自由にカスタマイズが出来る機能が追加されるとあって、キャラのビルドを考えるのがめちゃくちゃ楽しくなります。微妙なキャラ性能だったあいつがこの組み合わせだと化けるな…クックック…といった感じでやりこみも聖剣3リメイクと同じくらい楽しいので個人的には今回のクラスチェンジ好きです。ありがとうございます。ただ、デュエリストが水というのは納得できない。闇でしょ。ベルセルクめ…。ベルセルクあるならセイヴァーも追加してくれ。
また、アビリティシードといった要素があり、これを装備するとそのままそのアビリティが使えるようになる、発動するようになるといった優れものです。アビリティシードのおかげでヴァルじゃないと「〇〇セイバー」が使えない、といったことがなくなります。さらに、やりこんでいくと、キャラステータスを他キャラのステータスで上書きできるというアビリティシードもあり、補助特化/魔法特化のキャラをヴァル/モートレアのように物理特化にすることも出来ます。エグい。
以上、総じてクラスチェンジやアビリティシードといった要素でキャラビルドの幅がいくつも考えられるので、やりこみの奥深さは文句なしです!俺が考えた最強のパーティをつくりましょう!最終的に聖剣3リメイクみたいに隠しボス〇〇秒撃破とか界隈で流行るんだろうなぁと期待しています。
ここからは個人的に『聖剣伝説VoM』の微妙だったポイントを挙げていきます。ややネタバレ注意です。
・乗り物「ピックル」さん乗り降りまでの時間が長い ・風の太鼓使った後の「来たよ〜」の演出がいらない ・戦闘リザルトが表示されてる間、イベントを受け付けない ・ジャンプと会話のボタンが一緒のせいで意図しない所でジャンプしちゃう ・状態異常「氷結」の効果時間がべらぼうに長い |
乗り物ピックルさんの乗り降りに時間がかかりすぎる〜。もっとパッと乗ってパッと降りたい。降りは体験版から改善しましたね。でももっと早くて良い。
風の太鼓使った後に、聖獣の「来たよ〜」のムービーが挟まるんですが呼ぶ度にムービー流れるんでいっそ無いほうがテンポ良いと思いました。
戦闘リザルトが表示されてる間は、何も受付けないっぽくて、宝箱取りたいな〜って時にリザルトが表示されると何も出来ずリザルト表示が消えるまで待つしかありませんでした。テンポを悪くしている気がします。
ジャンプと会話のボタンが一緒なので、話しかけようとしたらピョンとジャンプしてしまう、話すつもりじゃないのに話しかけてしまう、といった事件が起きてしまいます。やや面倒だった。
今作状態異常が強くて、特に「氷結」がすごい。効果時間が長くてボタン連打すると効果切れまで早まるって書いてあったけどまったくそんな感じはなかった。氷結でタコ殴りにされてゲームオーバーとかざらにあります。とはいえ、ここはゲームバランスを取るうえで大事なとこかもしれないので個人的な文句です。
今後のアップデートで修正とかあれば嬉しいなと思いました。
『聖剣伝説VoM』ですが前述したように悪いところもあります、しかし総じて丁寧に作られている印象も受けました。18年振りのシリーズ最新作として登場した作品ですが前作ナンバリングの「聖剣伝説4」のような斬新さはないですが、「原点回帰」を謳っただけに安定した面白さは保証されていると感じました。原作ファンはある種、懐かしむのを楽しめますし、『聖剣伝説』を知らなくてもファンタジーアクションRPGとしてしっかりと楽しめる内容だと思います。
「令和の聖剣伝説」としてスタンダードとなる作品といっても過言ではありません。この夏の終わり、暇な方はぜひ『聖剣伝説』に触れてみてはいかがでしょうか。
タイトル | 聖剣伝説 VISIONS of MANA |
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開発 | SQUARE ENIX |
対応機種 |
PlayStation®5/PlayStation®4 Xbox/Steam® |
ジャンル | アクションRPG |
プレイ人数 | 1人 |
希望小売価格 | パッケージ・DL版:8,778円 Digital Deluxe Edition:12,100円 |
開発 | 桜花スタジオ |
公式サイト | 聖剣伝説VoM公式サイト |
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評価レビュー・感想まとめ【聖剣伝説VoM】
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てか、周回時にレベルリセット仕様にしてくれるだけで面白味が増すんだがなぁ。。。