【バイオハザードRE4】評価・レビュー|クリア後の感想【バイオRE4】

評価・レビュー|プレイした感想

バイオハザードRE4(バイオ4リメイク)の評価およびレビュー記事です。

バイオハザードRE4の評価:Game8スコア

Game8評価スコア

総合評価
49点/60
世界観 グラフィック 戦闘
8/10 9/10 9/10
キャラクター
(ストーリー)
サウンド 快適さ
8/10 6/10 9/10

評者はPS5版でプレイしています

【総合評価】
編集部が話し合いによって決める参考値です。総合評価は10点満点となっており、10点=神ゲー、5点=普通、1点=致命的のように点数が高いほどより面白いゲームと言えます。
【6項目評価】
世界観:ゲーム世界の出来栄えの参考値
グラフィック:映像や背景の綺麗さの参考値
戦闘:戦闘システムの面白さなどの参考値
キャラクター:キャラたちの魅力、背景の参考値
サウンド:ボイスやSE、BGM等の参考値
快適さ:ロード時間や操作性、運営の更新性の参考値

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みんなの評価

最高!面白い!
835
面白い
60
まぁまぁ
37
イマイチ
84
(出来が良くて)泣けるぜ
350

バイオハザードRE4の評価レビュー

リメイク作品として素晴らしい出来栄え

オリジナル版『バイオハザード4』は、その出来の良さからやはり多くのファンを虜にした、いやし続けている作品でもある。筆者もリメイクである本作をプレイするにあたって改めて遊びなおしてみたが、グラフィックを除けば古臭いと感じる部分はなかった。操作性の悪さもあれはあれで一つのゲーム性であり、決して否定するものではない。QTEに関しては言いたいことはあるものの、本題ではないので割愛させていただく。

ともあれ、そんな好評を博しているナンバリング作品ということで、作る方のプレッシャーも並々ならぬものがあったことは想像に難くない。しかし、本作『バイオハザード RE:4』(以下バイオRE4)が素晴らしいリメイク作品であるというのを確信するのにそう長い時間は必要なかった。進化したグラフィック、原作の雰囲気を残しているマップ、追加された仕掛けや歯ごたえのある難易度、そして操作感の変更。

どの部分を切り取っても高水準であることは間違いなく、結論を先取してしまえば、既存ファンはもちろんのこと、バイオハザードが気になっているけど、新規で初めてもいいのだろうか、といったプレイヤーにもおすすめできる作品になっただろう。

シリーズ未経験者に向けて

さて、ここからはゲーム部分のレビューをしていこうと思うが、主にバイオハザード未経験層を念頭に書いていきたいと思う。理由はいくつかあって、最大の理由はファンはこれを読まずとも購入しているだろうと確信しているからだ。調べてみれば他サイトやメタスコアなども高評価であることがわかるし、なにもいわずとも購入しているだろう。もう一つの理由が、購入を悩む大体数のユーザーはバイオハザードシリーズにそれほど詳しくなかったりするのではないか、というものだ。

そして最後に、筆者もバイオハザードシリーズに関してはそれほどプレイ経験がないという点があげられる。プレイしたことのあるナンバリングは4、5、7、RE3、8と、むしろあのラジコン操作であるバイオ初代などの金字塔的なタイトルをやっていないため、未経験層に向けてのレビューという点で力になれると考えたからだ。

グロテスクな儀式

グロテスクなオブジェクト。また、レオンの死亡シーンもなかなかゴアな表現になっている

ではまず本作が怖いのかどうかという点から。筆者としては、それほど怖くはない、という評価に落ち着いている。直近のナンバリングタイトルである7と8に関しては明確に恐怖の要素があったが、本作はそれが薄い。どちらかというと、「チェーンソー男」や不快な音といった、ストレスがかかるという意味での恐怖であって、精神的なものや潜在的な恐怖心を煽るものではない。もちろん、中にはそうしたストレスのかかる恐怖が苦手だという方もいると思われるので、そうした人はすぐさま飛びつかずに、一旦どういうゲームなのか、プレイ動画を確認してみるのもいいだろう。

ストーリーに関してもそう気にするほどではない。筆者は実際にこれよりも過去の作品はRE3しかやってないので詳しくはないものの、社内の有識者に訊ねてみたところ、1~3ほどの密接な繋がりはなく、本作から初見でも全く問題ないとのこと。それでも気になるという方は、なんとたまたまこちらにその有識者が書いたバイオシリーズの簡易的な「時系列・ストーリー解説記事」があるので一読してみるのはいかがだろうか。

もう一つストーリーに関して言えば、本作はオリジナル版に加えて大幅に要素が追加されている。はっきり言うと、オリジナル版はかなり薄味のストーリーであって、ファイルを読んでようやくといったものだったが、一つ一つのイベントのボリュームも増えているので、そういった意味でも遊びやすくなっている。

また、カプコンらしいというか、軽快な台詞回しも初心者は楽しめるはずだ。緊迫した場面でも時折見せる軽口などは、アメリカンジョークというべきなのだろうか、ついついニヤっとしてしまう。

歯ごたえのあるアクション

そしてここから肝心のアクション面に関して。ゲーム初心者に関しては、ASSITEDの難易度で十分ちょうどいいという程度の歯ごたえとなっている。NORMALの難易度でも筆者は難しさを感じたものの、NORMALからASSISTEDなら自由に難易度を下げられる(ASSISTEDからNORMALには戻せない)ので、一度プレイしてみてみるのがおすすめだ。

カジュアルシューターとしても面白いし、なにより本作から追加されたナイフパリィなどの要素もよくできている。ナイフパリィはその名の通り敵の攻撃をパリィ(弾く)してダメージを受けないだけでなく、連打してもパリィは受け付けるし、タイミングが良ければメレー(格闘)で敵にダメージも与えられる。加えてチェーンソー男のチェーンソーのような一撃必殺技もパリィで受けられるようになっており、ナイフの重要性も増した。ただし一部攻撃はパリィではなく回避行動となるので、画面をしっかり見るようにしたい。

一方でそんなに強力なナイフではあるものの、耐久値が設定されており無限には使えない。初期のナイフは武器商人のもとで修理すれば何度でも使えるが、その他のナイフは使い捨てになっている。その他レシピの素材にもなっているので、使い道も一つではないという点で貴重になっている。

とはいえ道中ではそれなりに拾えるし、温存して死んでしまってはしょうがないのでここぞというとき以外にもとどめを指したりだとかスニークキルしたり、ボス戦で敵がダウン中に使ったりと適宜使用していくことが求められる。本作ではある程度スニークしたほうが楽に進める場面もあるので、ナイフの耐久度を気にしすぎて死んでしまうくらいなら、ところどころで使用していくと本作がより楽しめるだろう。

その他にも遊びやすくなった点も2つある。一つは改造武器の売却額やトレジャーの充実によって金策がある程度しやすくなったこと、そしてアイテムボックスにいつでも入れられるようになったという点だ。

宝石

トレジャーセットボーナス。宝石の数も手に入りやすく、さらにボーナスも多い

この両者はオリジナル版の数少ない欠点を補完してくれている。というのも、オリジナル版ではアイテムボックスがなかったり、お金も本作ほど溜まりやすくなかったため愛着のある武器だったりせっかく改造したものを手放してしまったりしていた。本作ではいつでもどこでもアイテムボックスに入れられて、入れ替えはタイプライターで可能と至れり尽くせりだ。ただしアイテムボックスに関しては、救急スプレーと武器類のみとなっている点に注意したい。

名作を素晴らしいクオリティでリメイクした良作

とにかくどこをとっても遊びやすいリメイク作品となっているので、未経験者の方にはぜひとも遊んで欲しい作品となった。もちろん、既プレイ者にとっても遊びやすくかつオリジナル版のプレイ感を残していて、既プレイ者だからこそ楽しめるという点も多岐にわたるだろう。

加えて、楽しみやすさという点ではPS4とPS5版での差が最近の作品にしては非常に小さいという点も見逃せない。実際筆者はどちらのVerも遊んでみたが、PS4版でも普通に遊ぶ分にはそれほど違和感なく遊べたし、PS5ないしPC版のほうがいいのは言わずもがなではあるものの、ここまでPS4版のクオリティを高めてくれた点には素直に称賛したい。

本作は未プレイ・既プレイ問わず、素晴らしいリメイク作品となったのは間違いない。特に城に関してはギミックなど一新されており、新鮮な気持ちでファンも遊べるだろう。バイオシリーズの入り口としても楽しめる作品で、門戸の広さという点では随一だろう。原作の面白さに劣ることのない堂々たる一本となったのではないだろうか。

クリア後の一言感想

全体を通して素晴らしいクオリティのリメイクとなったのは間違いないなという感想です。ゲーム面でいうと、パリィという要素は特に高難度になると必須テクとなってきて、回避とは違った楽しみがありました。というのも、回避は基本的に無制限に行なえますが(スタミナ切れなどのデメリットがあるものもある)、それに耐久値というのをもたせたことで、バイオならではのリソース管理という要素を上手に組み込んだなという印象を持ちました。

その他ゲーム面でいうと、STANDARDでもそれなりに歯ごたえを感じて、PROFESSIONALにもなると序盤のキャンプファイヤーからとにかく難しい。クリアランクS+を狙う場合、シカゴスィーパーなどの救済もあるとはいえカジュアルプレイヤーの筆者は相当難しいと感じました。

ストーリー面で言うと、様々な要素が追加されていました。特にアシュリーとルイス周りは原作とは大分変わったと思います。アシュリーに関しては前作よりも大分強い女性というふうになっており、探索中もレオンをかなりサポートしてくれて心強さも感じました。ルイスに関しては掘り下げも多くなったため、オリジナル版よりも多少はルイスというキャラ造形を把握できたのかな、と思います。

特によかったのがチャプター15のあのシーンと絶叫マシーンのくだりでしょうか。しっかりとレオンがルイスを信用というか刻んでいるなと感じたので、その点での掘り下げもできていただろうと思います。

欠点らしい欠点もあまり見つからず、PS5版でプレイしているとロード時間もかなり気にならなかったため、素直に良作だと思いました。RE3ではボリュームの少なさも指摘されていましたが、本作の場合、周回プレイを重ねるにあたっても長すぎず短すぎずといった具合にしっかり楽しめる内容となったと思います。

バイオハザードRE4の製品情報

バイオハザードRE4
タイトル バイオハザードRE4
販売元 カプコン
対応機種 PS4、PS5、Steam、XBOX SERIES X|S
ジャンル サバイバルホラー
プレイ人数 1人
希望小売価格
(税込)
パッケージ版 8,789円
ダウンロード版 7,990円
デラックス・エディション 8,990円
コレクターズ・エディション 34,969円
公式サイト

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コメント

30 名無しさん

ゲームは良いのは認めるが、アシュリーの顔だけ許さない。

29 名無しさん

普通に神ゲーだけどなぁ……普通にクリアしてプロS+取ったあとはトロフィーコンプ!その後は各武器1点のみ使用縛りプレイて各難易度S+挑戦とかで遊べるしなぁ( ̄▽ ̄;)軽く30周は現在クリアしてるけどまだ飽きてないwちなみに縛り武器1番キツいのボルトアローでしたw

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