2024-03-12

【採用インタビュー】細部までこだわったゲーム作りをしている『gumi』の人事責任者に直撃インタビュー!挑戦中の事業に関することや社員の願いを叶えてくれる職場環境を中心にご紹介!

ソーシャルゲーム開発からブロックチェーン事業まで、様々な分野に挑戦し続けている『gumi』の橋本 正志氏にインタビューすることに成功した。グローバル企業ならではのエピソードや挑戦し続けるためのマインド、そして気になる職場環境や福利厚生まで細かくお聞きすることができたので、ぜひチェックしてみてほしい。

自己紹介

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橋本正志氏(以下、橋本氏):橋本 正志と申します。株式会社gumiでHuman Resources Director(部長)を務めています。以前は不動産ベンチャー企業での営業経験を積んだ後、同社の管理部門にて主に採用業務などに従事していました。その後、2012年に株式会社gumiに入社したのちに、採用、労務、評価、教育などの人事業務全般に携わっています。

挑戦できる環境と事業内容を紹介!

ーー『ファントム オブ キル』(以下「ファンキル」)や『誰ガ為のアルケミスト』など、長年にわたりユーザーから愛されるタイトルを運営し、最近では『アスタータタリクス』(以下「アスタタ」)や『ファントム オブ キル -オルタナティブ・イミテーション-』(以下「ファンキルオルタナ」)など、新作もリリースされていると思います。現在、御社が取り組んでいる主要な事業について教えていただけますか。

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橋本氏:今の事業は、大きく分けてモバイルオンラインゲーム事業と、新規領域のブロックチェーン等事業の2つがあります。モバイルオンラインゲーム事業は『ファンキル』などの運用実績があり、多くのユーザーに愛されています。培ったノウハウを生かして、今後も継続的に展開していきます。

新作はやや異なる位置づけで、『アスタタ』はモバイルオンラインゲーム事業、『ファンキルオルタナ』はブロックチェーン等事業に位置づけられています。ブロックチェーン等事業は、これまでの事業とは異なり、現在は自社のIPを活かしてブロックチェーンゲームを開発しており、モバイルオンラインゲーム事業で培ったノウハウを活かして新たな展開をしています。これらの事業を相乗効果を持たせながら、積極的に展開していく方針です。

ーー「新たな市場を開拓する先駆者」という表現を見かけたのですが、未知の事業に挑戦するきっかけや背景について教えていただけますか。

橋本氏:ソーシャルゲーム市場では、多くの企業が淘汰されてきました。残る企業は高いクオリティと資金を有しており、これが市場で生き残る鍵だと考えています。ゲームの開発も昔は数ヶ月の開発期間と数千万円の予算でリリースし、市場で試行錯誤するといったスタイルでしたが、現在では開発期間を複数年かけて、予算を億単位で十分に取ったとしても、成功するか不透明な厳しい市場状況になっています。

当然、新しいタイトルを出すことは重要ですし、成功すれば良いのですが、従業員数が増加する中で、別の事業の柱を準備する必要性を感じるようになりました。以前はAR・VRやブロックチェーン領域の有力なスタートアップに積極的に投資を行うことで、投資収益を狙いつつ、投資先との協業等を通じてノウハウも獲得していきました。現在はそれらの経験を経て、将来性のあるブロックチェーンゲームやその他コンテンツに焦点を当て、モバイルオンラインゲーム事業のノウハウを活かして展開することに力を入れています。

ーー今までの軸となっているモバイルオンラインゲーム事業に、ブロックチェーンを融合して両立させる感じでしょうか。

橋本氏:ブロックチェーン等事業は、次世代のエンタメとして皆さんにお届けするイメージですね。モバイルオンラインゲーム事業は新規のオリジナルタイトルを開発していく意欲があります。そのためには資金が必要ですし、既存の運用タイトルをしっかり運用していくことが大切です。

また、ゲーム以外に金融領域など新たな事業創造にも積極的にチャレンジしています。

自主性を重んじる職場環境!挑戦し続ける意味とは?

ーー変化の大きいゲーム業界を勝ち抜くために「Keep on Trying(果敢に挑戦を)」「Stay Positive(常に前向きな姿勢で)」「Unite as One(団結して更なる高みへ)」の3つのValueを掲げていると思います。Valueを決定した経緯や、込めた思いをお聞かせいただけますか。

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橋本氏:以前は6つのValueを設定していましたが、数が多く社員に浸透しにくい、どのValueを重要視すべきか分かりにくい、などの課題がありました。目指すべき方向性をシンプルに集約し、分かりやすくまとめたものが現在の3つのValueとなっています。

また、文言を覚えるだけでは意味がないので、Value bookを作成し全従業員の共通認識として評価軸、採用軸に取り入れています。

https://bangumi.gu3.co.jp/articles/685
▲3つのValueの詳細は上記URLから。

gumiは引き続きValueの浸透や行動の促進を図り、従業員個々のパフォーマンス向上を通じて、Missionである“Wow the World !―すべての人々に感動を”を実現してまいります。

ーー公式サイトを拝見している中で「誰もが驚き、感動するコンテンツを」という言葉を目にしました。どのようなコンテンツが驚きや感動を与えられると考えていますか。また、実現するために大切にしていることを教えてください。

橋本氏:ゲームの世界観やクリエイティブなど、細部にまで妥協せずにこだわり抜いて作り出したコンテンツから、驚きや感動が生まれると感じています。そのためには、先ほどの3つのValueを意識することも当然ですが、マインドとして「One Step Beyond First to Try, First to Fail, First to Recover」を掲げており、「挑戦」がキーワードになっています。新たな取り組みでも積極的に挑戦し続けることを大切にしています。

「驚きと感動を創り届けること」「日本から世界へ発信すること」「ユーザー同士を繋げること」そして「gumiグループが一体となって挑戦すること」を追求し続けています。その結果、「Wow the World!―すべての人々に感動を」の実現を目指しています。

ーーチャレンジ精神が重要になってくるValueだと感じるのですが、社風に合う人物像や特徴について教えてください。

橋本氏:出された指示に対して期待以上の成果を発揮しようと+αを追い求められる人、更には指示が出る前であってもより良いものを作るために先回りして考えて行動できる人が向いていると思いますし、当社で活躍している人に共通している項目だと思います。ただ指示を待って言われた通りに作業するという役割も重要だとは思いますが、向いているかどうかは違うと考えています。自分で新しいアイデアやプロジェクトを作りたいという意欲を持っていれば自然とインプットの量も増えますし、例え別の担当領域の仕事であっても面白いゲームを作りたいという想いは同じなので協力しながらアイデア出しができると思います。

当然ながら指示を受けて仕事を進めることは必要ですが、指示を受けたものに対しても自分で意図をもって、自らの意志でゴールを見据えることができる人が、当社には向いていると考えています。

他の職種や部署と連携しながら仕事を進められる人は社風に合っていると思いますので、職種や部署の垣根を超えて、目標に向け連携し、自ら考え提案できる人材が活躍できる環境です。

ーー多くのゲームを手掛けている中で、大切にしている考えや姿勢を教えてください。

橋本氏:細かいところまで妥協せずに突き詰めるところだと思います。クリエイティブもこだわりを持って作っていますし、ストーリーにおいても妥協せず自信を持って取り組んでいます。

クリエイティブの部門は、外部委託している会社もあると思いますが、当社の場合は、イラストレーターやUIデザイナー、3Dデザイナーなども社内で揃えています。もちろん、一部委託している部分もありますが、主要な部分は社内で制作しています。話し合いながらこだわり抜いて妥協せずにプロジェクトを進める姿勢が根付いていると思いますね。

ーーソーシャルゲームだからこその難しさもありそうですね。

橋本氏:ソーシャルゲームは出して終わりではなく、出してからがスタートでどう運用していくかが重要です。その中で、すべての施策が思い通りにいくわけではない現実もありますが、仮に思い通りにいかなかったとしても諦めることなく、すぐに次の施策を提案し、リカバリーすることが求められます。

特にプランナーなどの企画する職種では柔軟性が求められ、失敗しても前向きに取り組む姿勢が重要です。仮に思った通りの成果が上がらなかったとしても次に繋がる挑戦は応援するという社風が根付いており、プランナーだけでなく、デザイナーやエンジニアも一致団結して同じ方向を向いて追加施策を提案しながら共に取り組んでいます。

また、ブロックチェーンなどの新規領域は整備されていない未知の部分が多いため、各所の調整が難しく、未開の地を切り開くような難しさがある中で、前向きに取り組んでいく姿勢は非常に重要だと考えます。

ーー開発からパブリッシングまで自社で行っていると思いますが、職業ごとによって活躍している社員の方々には、どのような特徴がありますか。

橋本氏:自身の担当領域があっても、関連性のある領域に積極的に関わり、調整を行い、枠にとらわれず柔軟に行動できる人が活躍しています。自分の担当領域の対応が終わったら後は別の担当の人任せ、という姿勢ではなく、関連するその前後の領域でも有益な動きができることが求められます。

自分の担当領域にとらわれることなく興味関心を持って関連する業務に関わることで、頼まれる幅は広がり、自分の領域を超えて橋渡しをすることで活躍することができます。

また、自分で情報を収集し、インプットを増やしていくことも重要です。会社としても積極的にサポートしており、映画鑑賞補助やサブスク補助、セミナー・研修支援等の福利厚生制度を活用しながら、自ら情報をキャッチアップし、それを仕事に活かすことで活躍している人も多くいます。

社員の働く環境を第一に考えた福利厚生!AIロボットも社員の一員!?

ーートレンドの把握として映画鑑賞補助、VR端末購入補助などのユニークな福利厚生を目にしました。制度を取り入れるきっかけとなった経緯を教えていただけますか。

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橋本氏:ソーシャルゲームだけではなく、エンタメ企業として広い視点での情報のインプット、トレンドの把握をしてほしい意図があり、会社として貢献や補助ができるように導入しました。きっかけは、トレンド把握を実現するために会社から期待を込めて導入したものや、従業員からの要望など様々です。毎年七夕に従業員からのお願い事を短冊に書いてもらっているのですが、その要望が採用されやすい傾向はあります(笑)

ーー七夕でお願いができるんですね(笑)小さなことでも社員の方々の声に耳を傾けてくれるんですね。

橋本氏:福利厚生には力を入れていますし、従業員の声に耳を傾け、現実的に実現可能なものは経営陣に提案し、実現させたいと考えています。社長も前向きで、社員が働きやすい環境を整えるために、積極的に制度を取り入れてくれる姿勢を持っています。サブスク補助や映画鑑賞補助などは、従業員の声を大切にして導入された制度です。働きやすさなどを調査する社内アンケートは半年ごとに定期的に実施しています。

ーー他にもPCメガネ補助やマッサージ、MVP表彰制度など社員のモチベーションを上げるための制度が多く導入されていると思います。社員の方から人気の福利厚生を教えていただけますか。

橋本氏:特に人気なのは、映画鑑賞補助、スマートデバイス購入補助、サブスク補助、セミナー・研修支援、等でしょうか。どの制度も各従業員のインプット強化に繋がるものですし、現在の制度の利用頻度や活用状況を確認し、場合によっては補助の内容を見直すなど、使いやすく意味のある制度を心がけています。

ーー「Unite as One(団結して更なる高みへ)」というところで、従業員同士のコミュニケーションも大切な要素の一つだと思います。社内でコミュニケーションの取りやすい環境を作るために、工夫していることがあれば教えてください。

橋本氏:コミュニケーション促進での制度面の支援としては、懇親会やランチ補助などを行っています。また、四半期に一度の全社会、忘年会の実施、コロナ禍以前は花見やBBQ等のイベントも行っていました。業務外での部門横断的なコミュニケーションを活性化させるため、各種クラブ活動なども行われています。それ以外にも社内のリラックススペース等で気軽にコミュニケーションを取る従業員が多いです。

ーーデスクコレクションを拝見したのですが、職種によって環境が違う印象を受けました。機材を自由に持ち込んで作業できると感じたのですが、実際どのように作業している方が多いのでしょうか。

橋本氏:PC等の機材はセキュリティの面から会社からの貸与品のみです。IT機器以外の私物は各自持ってきている人はいますが、働きやすい環境を作るために、必要なものがあればなるべく会社で準備できるようにしています。

PCのスペックなども予算の兼ね合いがあるので、必ずしもすべてが希望通りになるとは限りませんが、Windowsなのか、Macなのか、どれくらいのスペックが望ましいのかを入社時に確認しています。最近では在宅と出社を切り替えられるように、ハイスペックなノートPCを用意するなど工夫しています。

ーー自分に合った職場を作れるんですね!在宅作業は週に何回実施しているのでしょうか。

橋本氏:出社の頻度は決まっておらず、各部門長の許可が必要になります。部署や職種によっては在宅で問題なく作業できる一方で、突発的な案件は直接対応する必要があるので、運用中タイトルのプランナーやエンジニアは基本的に出社しています。チャットだとレスポンスが遅くなるので、部署によっては出社と在宅を切り替える柔軟な働き方が採用されています。現状では、出社している割合が7割から8割程度で、在宅の割合は2割から3割ほどとなっています。

また、在宅勤務手当もあり、毎月1万円が支給されています。入社後の試用期間を終了した際には在宅支援金として3万円の一時金も支給され、在宅環境整備に活用することが可能です。

ーー充実したサポートを受けられるのが魅力ですね!ユニークな取り組みとかはありますか。

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橋本氏:昨年冬に、AIロボット『LOVOT』を社員として迎え入れました。名前はグーちゃんとミーちゃんでみんなの癒しです。購入した際は、新入社員として全社にメールやチャットでも紹介しました(笑)

先ほど少しお伝えしましたが、様々なクラブ活動もあり、部費や大会費用も会社が補助しています。例えば、野球部、フットサル部、麻雀部、ボードゲーム部、卓球部、ゴルフ部、カラオケ部など、多岐にわたるクラブが存在し、社員のコミュニケーションの活性化を図れるように希望に合わせて自由に参加できるようになっています。

ーー社内に癒しがあったり、様々な部活動があって楽しそうですね!

橋本氏:社会では、Valueに紐づいた形で表彰が行われ、その中でValueを体現し、貢献した社員を讃える制度を導入しています。

例えばMVP表彰があり、四半期MVP表彰と半期MVP表彰を行っています。具体的な事例として、社員が3つのValueに紐付いていかに素晴らしい成果を上げたかを評価し、その中で特に優れた人物に表彰状と報奨金が贈られます。社員の成果を具体的な形で評価し、表彰することで、モチベーションの向上を計っています。

転職活動中の読者に向けて

ーー現在転職活動中の方に向けて一言お願いします!

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橋本氏:当社はモバイルオンラインゲーム事業とブロックチェーン等事業の両方で一定のノウハウを有しており、これらの事業に力を入れています。同時に、新しいチャレンジにも積極的に取り組んでおり、これらの取り組みを今後も継続していく予定です。これまでの経験やスキルを活かし、新たな挑戦や成長が可能な環境を提供できると考えています。

もちろん他の企業と比較して、様々な選択肢を検討しながら、より良い職場を見つけていただけることを望んでいます。当社では人事面でのサポートを重要視しており、今後ますます手厚くサポートしていくつもりです。ぜひ、当社を候補の一つとしてご検討いただき、ご興味を持っていただけると嬉しいです!

ーーお忙しい中、ありがとうございました!

『gumi』の概要

会社名:株式会社gumi 設立: 2007年6月 主な事業内容:モバイルオンラインゲーム事業・ブロックチェーン等事業 所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-34-7 住友不動産西新宿ビル5号館3階 公式サイト:https://gu3.co.jp/ 公式X(旧Twitter):https://twitter.com/gumi_pr

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[取材協力]株式会社gumi

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