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『なかったことに』を評価レビュー。世界の名画を自分の手で描き直して修復していくお絵描きゲームです。有名絵画に手を加える独特の面白さに加え、豊富な収録絵画やマルチプレイも楽しめる、気軽に遊べる一本でした。
※スコアは執筆時点のものです。ユーザー評価などを加味して変更する場合があります。
| 総合スコア | |
|---|---|
| 68/100 |
『なかったことに』の評価は、100点満点中68点です。
本作の評価は、値段とボリュームのバランス、そしてマルチで遊びやすいかどうかに注目して行いました。有名絵画を自分の手で修復するという発想は独特で、真面目に描くのはもちろん、少しふざけても笑えるなど、題材そのものを活かした面白さがありました。
また、520円という価格に対して収録されている絵画は多く、一枚ごとに描く場所も変わるため、気軽に遊ぶゲームとしては十分なボリュームがあります。また、マルチプレイでは友人と完成した絵を見比べる楽しさもあり、ソロとは違った盛り上がり方ができるのも良いところです。
一方で、基本的には制限時間内に絵を描いて採点するというシンプルなもので、長く遊び込むタイプの作品というよりは、短時間で気軽に楽しむゲームという印象です。こうした点を踏まえ、今回は68点としました。
|
・有名な絵画に落書きするおバカ感が面白い
・多めの絵画数で飽きにくい |
|
・1ゲームが3分で終わる
・完成時の演出がシンプル ・ランダムマッチングには非対応 |
『なかったことに』は、絵画が好きな人・配信をしている人におすすめしやすい作品です。普段は眺めることしかできない有名絵画に、自分の手で描き足して修復していくという、本作ならではの面白さがあります。
一方で、ゲーム自体はかなりシンプルな作りなので、長く遊び込むというよりは、気軽に触れて楽しむタイプの作品です。絵画が好きな人や、少し変わったお絵描きゲームを探している人、自分・他人の「独特な」修復で笑い転げたい人であれば、価格も含めて手に取りやすい一本でしょう。

『なかったことに』は、絵の一部が破損してしまった有名絵画を制限時間以内に描いて修復するカジュアルなお絵描きゲームです。ゲーム性はいたってシンプルで、お題となる有名絵画の破損箇所を「塗って」「描いて」修復し、原画との整合性から算出される得点の高さを目指すものとなっています。
また、元画家であり、現在は絵画専門の運送会社で働く『ヴィンス・ラング』として、数億ドルもの絵画を破損・修復していくメインストーリーのほか、好きな絵を自由に選べるフリーモードや、友達と同じ題材に挑戦して得点を競うマルチプレイも用意されています。
一人で黙々と高得点を狙うのはもちろん、友人と完成した絵を見比べながら遊ぶこともできるなど、それぞれのスタイルで楽しめるのが本作の特徴です。

『なかったことに』の大きな魅力は、やはり実在する有名絵画そのものに手を加えられる点です。普段であれば美術館や本などで「見るもの」でしかない作品に、自分の描いた線や絵が加えられていく感覚は、教科書の偉人に落書きをしているような、独特な面白さがありました。
また、プレイも元の絵にできるだけ馴染むよう真面目に修復を目指すのはもちろんですが、あえて少しふざけた描き方をしてみるのも本作ならではの遊び方です。誰もが一度は目にしたことのある作品だからこそ、自分・他人問わず完成した絵を眺めたときには、ギャップに思わず「ひどすぎる…」と笑ってしまうこともあります。
単にお絵描きをするだけではなく、「有名絵画に自分の筆を入れる」というシチュエーション自体が遊びになっているのは、本作ならではの魅力だと感じました。

『なかったことに』は520円(レビュー時点)という比較的手に取りやすい価格ながら、リリース時点で83点(無料DLC含めると100点)もの絵画が収録されています。『モナ・リザ』や『叫び』といった西洋絵画だけでなく、『風神雷神図屏風』や『ビードロを吹く娘』など日本の作品も含まれているなど、題材の幅はかなり広めです。
絵画の数が多いことは、単にステージ数が多いというだけではありません。人物画であれば顔、植物画であれば花など作品ごとに描き足す場所が異なるため、比較的飽きずに楽しめます。細かな線を慎重に描く場面もあれば、大きな範囲をバシバシ埋めていく場面もあり、同じ操作を繰り返しているだけという感覚になりにくいのは好印象でした。
また、もともとの絵を知っている作品が出てくれば「ここを描くのか…」と楽しめますし、知らない作品であればゲームを通して初めて触れる機会にもなります。収録されている絵画が多いぶん、遊ぶたびに違った題材に触れられるのも嬉しいところです。
本作では制限時間が3分で固定されており、短時間でテンポよく遊べる一方、じっくり考えながら進めたい場合でも時間を意識する必要があります。自分のペースでゆっくり取り組みたい人にとっては、この3分という制限時間が少し気になるポイントになりそうです。
本作はマルチプレイにも対応していますが、プレイを始めるには自分でルームを作成するか、既存のルームに参加する必要があります。ランダムマッチングには対応していないため、知らない相手と気軽に遊び始めるタイプのマルチプレイではない点は、人によって少し気になるかもしれません。
本作で少し気になったのは、絵画の修復を終えたあとの採点シーンです。仕上がりが評価される緊張感のある場面ですが、画面はそのまま滑らかに結果表示へと移り、演出も比較的控えめ。修復作業の締めくくりとしては、少しさらりとした印象を受ける部分でした。とはいえ、ゲームプレイそのものに影響するものではなく、演出面でわずかに気になったポイントという程度です。
| 項目 | 最低 |
|---|---|
| OS | Windows 10 64-bit (latest Service Pack) |
| プロセッサー | 2 GHz dual-core |
| メモリー | 4 GB RAM |
| グラフィック | integrated graphics(intel HD 4000 or equaivalent) |
| DirectX | Version 12 |
| ネットワーク | ブロードバンドインターネット接続 |
| 機種 | ・PC(Steam) |
|---|---|
| 検証状況 | ・メインストーリーをクリア済み |
| タイトル | なかったことに |
|---|---|
| 発売日 | 2026年8月20日 |
| 価格 | 530円 |
| 対応機種 | PC(Steam, macOS) |
| ジャンル | シミュレーション |
| プレイ人数 | 1人 |
| 開発元 | SF Create |
| パブリッシャー | SF Create |
| 年齢制限 | 未定 |
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