韓国のゲーム会社「KRAFTON」傘下のクリエイティブスタジオ「ReLU Games」が開発を進めているAI技術を活用した4人協力型の心理ゲーム『MIMESIS』。資源を集めてトラムの進行を維持していくゲームになっており、恐怖や緊張感のある中に面白要素も兼ね備えている内容となっている。本作のCBTにゲームエイトライターが参加できたので、この記事ではゲームシステムや魅力を中心に紹介していく。
※記事内容は開発段階のものです。正式版と内容が異なる場合があります。
『MIMESIS』とは
『MIMESIS』は、韓国のゲーム会社「KRAFTON」傘下のクリエイティブスタジオ「ReLU Games」が開発を進めているAI技術を活用した4人協力型の心理ゲームだ。プレイヤーはトラムに乗って、仲間と共に資源を集めながら危険地帯から脱出を目指し、集めた資源から得たスクラップを消費して、トラムの運行を維持していくゲームシステムになっている。
一見簡単そうなルールに見えるのだが、資源を採集している時にAIが乱入して来てプレイヤーに襲いかかってくる。見た目はもちろんなのだが、ボイスチャットの音声も流れてくるので、誰を信用していいのか混乱してくるのだ…。マップも毎回自動生成されており、違ったドキドキを届けてくれる。
今回は本作のCBTにゲームエイトライター4人で参加して来たので、本作のゲームシステムや魅力を中心にお届けしていく。
いきなり現れる招かれざる者が…?疑心暗鬼になりながらの探索が魅力
▲プレイヤー名が表示されないので、一体誰なのか一目で判断できないのがミソだ。この画像の目の前にいる人物は仲間なのか、それともAIなのか…?
先ほども紹介したのだが、資源の収集中にAIが乱入してくる。ただ出てくるだけならそこまで恐怖を感じないのだが、直近のボイスチャットの内容を学習して近づいてくるので、音でも恐怖心を煽ってくるのだ…。
死んだはずの仲間の声が聞こえて来たり、会話が噛み合わなかったり、喋っていないのに自分の声が聞こえてきたらAIの可能性大だ。AIの人数も増えていくので、一体誰が本物でAIなのか分からなくなってくる。
また、本作は荒廃した工場(?)が舞台となっており、仲間とはぐれて一人になると心細い気持ちになってくる。ただ、団体行動をしたら疑心暗鬼にもなるので、どのような行動をとるかはプレイヤー次第だ。
マップには様々な資源が落ちており、トラムに持ち帰ることでスクラップの材料にできる。持ち運べる資源には限りがあるので、仲間と分担しながら運んでいく必要がある。大きな物を持ちすぎると重量が上がっていき、移動しにくくなってしまうのも仲間と助け合いながら解決していく必要があるだろう。
▲拠点では、集めたスクラップを使用して武器や小物などを購入することもできる。
AI以外の化け物も登場!?様々な苦難を超えて脱出しよう
さらに本作にはAIだけではなく、ウサギやフクロウ、リスのような見た目をした化け物も登場する。マップの深部に連れて行かれたり、ワンパンで倒されたりと破茶滅茶な雰囲気がなんとも言えない味を出してくれている。
本作には体力だけではなく、汚染という数値が存在する。ゲーム画面の左上にある汚染ゲージがMAXまで溜まると、無条件でゲームオーバーになってしまうので、汚染の酷いマップに行きすぎたり、汚染された雨の中に長時間いないようにしないといけない。中には画像のようにマップ上の部屋に入ると、いきなり汚染水がシャワーのように降ってくることもある。
この汚染ゲージを気にしながらゲームを進めていくのが非常に緊張感があって面白いのだ。
▲拠点に帰るとシャワーで汚染を洗い流せる。帰還して体を綺麗にできた時の達成感もなかなかのものだった。
珍プレイや面白シーンも続々誕生!?恐怖の中にもシュールなシーンが待っている
筆者がプレイしていて一番面白かったシーンがこちらだ。スイッチを押している間上昇している罠があったのだが、連携ミスで仲間が下敷きに…(笑)恐怖の中にもこのような面白シーンが生まれるのも本作の魅力だ。久々に心の底から笑いが込み上げて来て、お腹が痛くなるまで笑ってしまった。
▲仲間の顔面にへばり付いているリス(?)を一生懸命撃退しようとしているシーン。大きなパラソルで殴ってもなかなか離してくれない(笑)
▲トラムを走らせていたら屋根が剥がれ落ち突然の…。いきなりの出来事すぎて全員天を見上げるしかなかった。
他にもこのようなクスッとくるようなシーンも確認できた。友達やゲーム仲間と一緒にプレイすると、より盛り上がること間違いなしだろう。
ワイワイお祭り騒ぎしたい方におすすめ!仲間とプレイで真の面白さが見えてくる
ここまで『MIMESIS』のゲームシステムや魅力を中心にお届けして来た。
AIが仲間のフリをして紛れ込んできた時や一人で資源を収集している時の緊張感は、他のゲームではなかなか味わえないものになっていた。そんな緊張感の中にも4人協力ならではのワイワイ感や破茶滅茶感も共存しており、ついつい夢中になってプレイしてしまうゲームに仕上がっている。
本作はまだまだ開発段階なので、この先どんどん進化して我々の手に届くだろう。今後の動向に注視しながら、リリースされるその日を楽しみに待つとしよう。
『MIMESIS』の概要
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[提供]:KRAFTON
(編集・執筆/ゲーム山本)