株式会社日本一ソフトウェアの新作タイトル「ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄」が、2025年1月30日に発売されることを記念し2024年11月9日に先行体験プレイができる体験会が秋葉原で行われました。体験会では「ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄」の試遊だけではなく、あおぎり高校とのコラボで山黒音玄さんの実況動画を先行して見れたり、関連グッズの展示や開発者トークイベントが開催されたりと盛りだくさんの内容でしたので、今回はそんなイベントの様子を詳しくお伝えします!
新作ゲーム「ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄」ってどんなゲーム?
フィールドのオブジェクトが攻略の鍵となるやりたい放題RPG
新作ゲーム「ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄」は、公式がやりたい放題RPGと自称するほど多様な攻略方法が可能なゲームとなっています。ベースは、敵と味方の各キャラをターン制で動かしてフィールドを行動し攻撃等のアクションを行なっていくようなシステムなので、じっくり考えながら楽しみたい人と相性が良いでしょう。また、本作は日本一ソフトウェアのタイトルの特徴であるクリア後のやり込み要素も充実しているとのことで、後述する追加キャラをはじめ各種演出やシナリオ、やり込みの末に出せる絶大なダメージにも注目です。
本作最大の特徴は、フィールド上に配置されたオブジェクトを味方ユニットに変えることができる憑依(コンファイン)システムです。中には、オブジェクトの特徴そのものがコンファイン後に影響するものもあり、単なるコンファイン場所としての機能だけではなく、攻略に直接関わってくる要素となっている点が魅力となっています。
また、本作では単純にユニットをコンファインで増やすだけではなく「絆コンファイン」と呼ばれるキャラを合体させるようなシステムがあり、アニメ演出を経てキャラのビジュアルも変化する本作必見の要素も見どころ。特に、トークイベントでも推されていたルアン(本作登場の獣人キャラ)との絆コンファインで見れるもふもふになった獣姿のマローネ(本作のヒロイン)は、個人的にもおすすめです。
本作では、キャラは手近にあるものを取ったり投げたりすることが可能で、これによってキャラの持ち物を入れ替えることも可能なので、持ち物による多様なアクション変化も楽しめます。フィールド上の配置を変えることは先ほどの憑依(コンファイン)システム要素にも大きく影響するため、これにより多種多様な方法での攻略ができる点も本作の魅力です。
多様な攻略方法というと攻撃による敵の吹き飛ばしも見過ごせません。単純に敵の体力を0にするだけの攻略ではなく、フィールドの場外に弾き飛ばしても戦闘終了なんてこともできるため、自分好みのやり方を模索すると良いでしょう。
会場では試遊会が行われ新作ゲームをいち早くプレイして来ました!
ラハールがボスとして登場するステージ!?
そんな本作ですが、イベント会場では試遊会が行われていたため、現地に着いたら早速プレイさせてもらいました。今回先行してプレイできる内容は、なんとラハール(魔界戦記ディスガイアの初代主人公)がボスとして登場するステージです。本作では、本編終了後にラハールが登場するようで、専用技もしっかり実装されているとのこと、日本一ソフトウェアから発売されているゲームを楽しんでいるファンに向けたサービスの一つのようで、知っているキャラが登場するだけでテンションが上がります!日本一ソフトウェアのマスコットとして知られるプリニーがこっそりいた点も良かったです。
Game8攻略ライターがプレイした感想としては、覚える要素が多く少しとっつきにくい反面、一度覚えてしまえば様々は攻略方法で敵を倒すことができるゲームシステムとなっているため、フィールドをそれこそやりたい放題して自分ならではの作戦で攻略する楽しさが味わえる作品だと思います。考えたアイデアがガチっとハマった時の嬉しさや敵を場外へ吹っ飛ばした時の爽快さがたまらないゲームとなっています。
会場では特典グッズが展示|キャライラストも大公開!!
ゲームプレイがひと段落したのでイベント会場を見てみよう!イベント会場では、本作「ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄」の様々なグッズのサンプルが展示されていました。タベストリーやアクリルスタンドなど様々な購入特典が用意されていたため、気になる方は公式サイト(記事下部にリンクあり)より調べてみましょう!
中でも特に目を惹くのはキャラクターの設定資料と声優さんのサイン色紙です。設定資料は見てるだけでもワクワクしてしまいますね!
本作の主役となるマローネとアッシュのイラストも発見しました!ライター個人の感想ですが、こういう設定資料を眺めている時間は大好きで、本作への期待など様々なことを想像できる良き時間を過ごしてました。
今回のメイン開発者トークイベントがスタート
シナリオライター城花健人氏が登場
ゲームの先行プレイを楽しんでいたりグッズやイラストを見ていたら、あっという間にメインの開発者トークイベントの始まりです。今回のゲストは、本作「ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄」のシナリオを担当した城花健人さん。開発者としてゲームの裏側やお金の話などが語られます。
まず、本作の概要が開発者から語られるのですが、幼女をいじめることに定評がある日本一ソフトウェア作品の例に漏れず本作でもぞくっとするような展開やBGM等の演出が用意されているのだとか…とはいうものの、常夏の島のような明るい世界観が中心であり最終的にはハッピーエンドに向かうということだそうです。この辺りの詳細は実際の目で確かめてみましょう!
盛りだくさんのDLC追加キャラクター|あのタイトルのキャラも!?
キャラ名 | 過去タイトル |
---|---|
スカーレット | シリーズ1作目ファントムブレイブ |
スプラウト | シリーズ1作目ファントムブレイブ |
カスティル | シリーズ1作目ファントムブレイブ |
ウォルナット | シリーズ1作目ファントムブレイブ |
サマヨイ | BARステラアビス |
姫 | 嘘つき姫と盲目王子 |
少女 | 夜廻 |
マッドラット&ハート | MAD RTA DEAD |
次にDLCでの追加キャラの紹介とこだわりポイントの解説が始まりました。日本一ソフトウェアといえば、過去タイトルのキャラを登場させることが多いのですが、本作でもシリーズ1作目や過去タイトルからのキャラが登場します。
シリーズ1作目からは「カスティル」「ウォルナット」「スカーレット」「スプラウト」の4人で、特に注目は「カスティル」「ウォルナット」です。この2人は設定上ファントムブレイブの世界には入り込めないというものではあったが「ぜひ入れてくれ!」との要望を叶える形で実現したと語られた。なんとこの2人はセット購入となっており、シリーズ1作目には見られない2人の仲の良さが印象的なシナリオとなるようです。
注目のポイントとしては、病弱な少女カスティルをそのまま少女の姿で登場させた点です。他作品で登場した際は大人の姿での登場となっていたが、「大人の姿は勿体無い」との思いから請負人という形で幼いまま採用させたとのこと。
「スカーレット」「スプラウト」に関しても、シリーズ1作目にはないキャラの深掘りにフォーカスしたシナリオのようで、強いキャラという印象を崩さないよう「強いキャラにしてくれ」と要望したそうなので、この2人は戦闘面にも注目です。
過去タイトルからだと4人のキャラが参加予定です。いずれもお金がかかっているようで、かなりこだわりを持って作られているそうで期待感が高まります。追加シナリオはもちろんファン向けのものとなっており、繰り出す技や演出は、該当ゲームらしさが感じられるものとのこと。なんと、本作注目のシステム「絆コンファイン」もできるため、どのような変化になるのかも注目のポイントです。
ライター個人的な注目キャラとして、夜廻の少女とMAD RTA DEADのマッドラット&ハートをピックアップしてご紹介します。
少女は、夜廻というホラーゲームのキャラクターで、個人的に好きでプレイしていた作品であるため、イベント中思わぬ発表にびっくりしました。少女の注目ポイントとしては、本作「ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄」の南国の世界観の中にありつつもホラーゲームらしい演出を取り入れている点です。また、原作ゲームのイメージを崩さないために、キャラのサイズ感も小さめに作られているようで夜廻の世界観を再現している点も見どころ。さらに、小説版では名前がついていましたが、今回はあくまでゲーム版からやってきたという点を押し出しキャラ名を少女
としているとのことです。
マッドラット&ハートは、原作「MAD RTA DEAD」で、実験用のネズミであるマッドラットに移植した心臓が意志を持って動き出すところから冒険ストーリーであるため、本作登場時でもマッドラット&ハート
と2人で1組としているようです。追加シナリオ上でも2人の絡みが楽しめるのはもちろん、戦闘面でも2人が協力して技を繰り出し、原作世界観再現でメチャクチャ動き回る点も見どころ。こちらも少女同様にネズミという小さいキャラであるため、ゲームに支障が出ない程度までできるだけ小さく作っているというこだわりも注目です。
他にはBARステラアビスから「サマヨイ」と嘘つき姫と盲目王子から「姫」が参加予定です。サマヨイは無口だがコミュニケーション能力が高いという設定にも見た目にも特徴的なキャラ、姫は王子に近づきたいからと少女に変身した狼という設定のキャラで、どちらも原作ゲームを想起させる演出が見られることでしょう。
DLCだけではなくクリア後にも後日談でも過去タイトルキャラが登場!?
キャラ名 | 過去タイトル |
---|---|
ラハール | 魔界戦記ディスガイア |
ヴァルバトーゼ | 魔界戦記ディスガイア4 |
ピリリカ | 魔界戦記ディスガイア7 |
アサギ | ー |
コルネット | マール王国の人形姫 |
プリエ | ラ・ピュセル〜光の聖女伝説〜 |
本作ではなんとDLCだけではなく、本編終了後のクリア後後日談にも過去タイトルキャラが登場するようです。今回トークイベントで発表されたキャラは6人、いずれも専用技の演出がありそれぞれの原作の要素を表現した演出が見どころとなります。今回のトークイベントでは、各キャラの技演出を動画で紹介していく形式でしたので、注目シーンごとに画像でご紹介します。
まずは、魔界戦記ディスガイアシリーズから3人のキャラが登場します。試遊会のゲームステージでも登場したラハール、4のヴァルバトーゼと7のピリリカが採用されています。特に、ヴァルバトーゼは代表技であるフルークフーデの再現にこだわっているようで、かっこいい演出が見どころです。
ピリリカも原作には無い巨大化でびっくりしますが、原作の巨大化要素をイメージしての技ということで、制作者のこだわりを感じます。
アサギは発売されなかった主人公ということで、日本一ソフトウェアの様々な作品に登場し主人公の座を狙っているという名物キャラとなります。今回は本編で登場するメイフェアと呼ばれる海賊と同じ声優さん(櫻井智さん)を起用しての登場ということで、他作品で彼女を知っている方にとっても新しいアサギが見れると思います。
次にマール王国の人形姫より「コルネット」が登場です。マール王国の人形姫は、日本一ソフトウェアにとっても特別なタイトルで、コルネット自身も外部作品出演が珍しいレアキャラとのこと。開発者が個人的にもファンであるらしく熱量を持って熱く語っているところが印象的でした。これには作品内での作り込みにも期待できます。
最後にラ・ピュセル〜光の聖女伝説〜より「プリエ」の登場です。彼女は見た目に反して肉弾戦が得意というギャップが魅力のキャラでシナリオでもパワフルな一面を見せてくれるようです。開発者曰く「デザインがセクシーな点に注目です」とのことで色々嬉しいですね!
あおぎり高校の山黒音玄さんとのコラボ実況も先行公開!|1時間の超長編動画となっているらしい・・・
見せ場だけを編集して1時間になった
本作「ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄」では、あおぎり高校の山黒音玄さんとのコラボが実現し、長編の実況動画が公開されます。山黒音玄さんは、ファントムブレイブの大ファンだそうで、シリーズ1作目から熱心にプレイされているのだとか、そんな山黒音玄さんが贈る今回の実況動画はなんと、開発者曰く収録に4時間かかり見せ場だけ切り取っても1時間になってしまったとのこと。
動画の見どころとしては、とにかく細かいところも見せ場となっているところのようで、例えばユニットの名前(画面の右上の方でチェックできる部分)にも笑える要素があるそうです。気になる方はこちらもぜひ、ゲームと共にチェックしましょう!
「ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄」の概要
(編集・執筆/あっきー)