眠眠打破を手掛ける「常盤薬品工業」。長年世の中の頑張る人々の助けになってきた清涼飲料水の開発担当者の方々に、ゲーム業界からは初のインタビューを実施することに成功した。今回のインタビューでは、eスポーツや商品開発への想いを聞くことができたので、ぜひチェックしてみて欲しい。
中村氏・吉川氏の自己紹介
ーーまず読者の方に向けて自己紹介をお願いします。
中村氏:ヘルスケア事業部で商品企画、販促を担当している中村と申します。ヘルスケアに関連する商品を取り扱う部署のマネージャーをしています。
吉川氏:ヘルスケア事業部で眠眠打破ブランドなどを担当している吉川です。ドリンクやサプリメントの健康食品の商品企画を行なっています。
CCC(Cross Circle Carnival)のスポンサー企業になった経緯について
ーーCCC(Cross Circle Carnival)のスポンサー企業になった経緯について教えていただけますか。
中村氏:きっかけは全日本青少年eスポーツ協会(Gameic)さんとのつながりです。Gameicさんとは2021年を皮切りにお取引を続けております。eスポーツプレイヤーを中心とした方々に「眠眠打破」を認知してもらう、飲んでもらうためには何をしたら良いか?Gameic様と一緒に考えていた中、CCC(Cross Circle Carnival)さんのイベントを紹介いただきスポンサードする運びとなりました。
第五人格の人気度、CCC代表のまる丸さんの熱さなどがスポンサードする決め手になったと思います。
ーーそうだったんですね!Gameicさんとはどのような形で知り合ったのでしょうか?
中村氏:2020年6月「チャリティマッチを開催するので協賛いただけませんか?」とお声掛けいただいたのがキッカケです。これは私たちにとっても新しい世界であり、彼らを応援したいと考え、商品をご提供させていただきました。
我々はeスポーツの世界が未知だったのですがGameicさんのお声掛けでどんどん関わりが深くなっていきました。一見eスポーツとは関係ない商品という印象を受けるかもしれませんが、チャリティマッチでは、眠眠打破が協賛をしてることに対してコメントがつくなど盛り上がっていて、意外にeスポーツの世界でも認識してもらっていることを嬉しく感じました(笑)
我々も反応を伺いながら、コメント欄で眠眠打破がいい感じでいじられているのを見て、eスポーツをされる皆さんにも眠眠打破を受け入れてもらえるのでは?といった感触を掴めたイベントでした。
それ以来、色々お取り組みをさせていただいています。
ーーCCCのスポンサーになることで、ゲーマーの方々に伝えたいことがあれば教えていただけますか。
吉川氏:2021年4月のリニューアルを機に「サクッとキリカエ」をブランドコンセプトとして掲げています。これはeスポーツシーンでも大いに当てはまる部分が多いと考えております。例えば、練習を始める前や数試合ガッと集中したい時、負けが込んできて気持ちを変えたい時、eスポーツを終えて翌朝普段の生活にリズムを直す時、などなど。サクッと飲める50mLなので気持ちの切り替えには適切だと思うので、上手く使っていただけると嬉しく思います。
今、eスポーツの中ではエナジードリンクをみなさん飲まれるイメージもありますし、サンプリングをされているのをよく拝見しています。また、eスポーツに限らず特に若い方達は、少し眠いぐらいだと気分転換にもエナジードリンクを飲むと思うんですよね。実際に眠眠打破の購買層って40代から上の方たちもいらっしゃって、世代から見てもエナジードリンクとの違いがすごく分かりやすい構造になっています。
エナジードリンクは、清涼飲料水として飲む楽しさもあり、味も美味しい。一方で、眠眠打破は50mLだし茶色の瓶なので、ゲームのイメージと違うからエナジードリンクの代わりに飲もうという発想はあまりないと思うんですよ。でもそこがポイントで、眠眠打破はエナジードリンクの代わりになろうとは思っていなくて、本気の「ここぞ」っていう時に飲んでみて欲しいです。もう一度集中したいとかぼんやりしたくないなっていう時に飲んでいただければと思います。あと容量も少ないので、トイレに頻繁に行かなくていいっていうメリットもあるんじゃないかなと思います。
ーーそのような飲用シーンを目指しているのですね!自分もどちらかというと眠眠打破にお世話になった記憶が多いですね(笑)
吉川氏:背景には年代の格差というか、どういった方がメインで飲んでいるかという違いがありますね。ただ、飲用シーンとしては年代の差はなくて、本気を出すぞという時に眠眠打破の出番があると思っています。その時に気づいて飲んでいただき、ご自身がやりたいことを乗り切って、パフォーマンスをうまく出していただきたい。eスポーツをされる方の飲用シーンで、眠眠打破もお手伝いできるんじゃないかなって思います。
ーー今後も同じようなイベントが開催される場合は、積極的にスポンサー企業に手をあげようということはありますか。
中村氏:今具体的に次どうしようというのがあるわけではないのですが、Gameicさんとお取組みを続けながら、機会があれば協賛を検討させていただきたいでと思います。
眠眠打破 × ゲームについて
ーー眠眠打破には色々な種類があると思うんですけども、一番ゲーマー向けのものを教えていただけますか。
吉川氏:まずカフェインの量が違うんですよね。眠眠打破がレギュラーコーヒー2杯分、強強打破と激強打破が2.5杯分と、名の通りだんだん強くなっていくんですけど、配合している成分も激強打破はパッケージのラベルにある通り「スッポン末、マムシ末、ウミヘビ、サソリ末、馬の心臓末」などインパクトがあります。ロケットニュースさんなどで「黒魔術」と言われたり、ネタで取り上げてくださるぐらい(笑)
ネーミングやご自身のゲーム状況、目の前のクリアしなきゃいけないゲームの難易度とか、気分に合わせて選んでいただく面白さがあるかなと考えています。
ーー確かに大きな大会とかだと激強打破で行こうみたいな。今日はちょっと配信するぐらいだから眠眠打破で行こうみたいな感じですかね。
吉川氏:はい。当日の気分でチョイスしていただいたら面白いかなと思っています。
ーー確かに面白そうですね!自分も状況によって使い分けてみます!
中村氏:ちょっと手強いなっていう時や明日締め切りの仕事や課題がある時とか、目の前のゲームでも眠眠打破がお役に立てればと思っています。意外と現実的なニーズとして高いのは、例えば夜通し大好きなゲームを頑張った次の日に仕事とかバイトがあって、ここからが一日の始まりっていう時に眠眠打破を飲んで切り替えるという飲まれ方も多いと思います。夜売れていそうに思われますがコンビニエンスストアでは朝によく売れているんですよ。その場で飲むだけじゃなく、お昼の会議の時に切り替えるために朝買っておこうっていう人もいるかもしれませんね。
ーー自分も夜のイメージだったので、朝買う人が多いんですね。ちょっと仕事前にやってみようかなって思いました。
吉川氏:そうですね。おすすめです!
ーーそのまま飲むのもよいと思うんですけど、おすすめのアレンジレシピがあったら教えていただけますか。
吉川氏:コーヒー味なので、バニラアイスにかけてアフォガード風アレンジで食べられる方もいらっしゃいます。X(Twitter)の公式アカウントでもたまにレシピを紹介しています。カルピスオレとか、アーモンドミルクに混ぜた眠眠打破アーモンドとか。ケーキを作る時にチョコケーキの中に眠眠打破を入れるレシピも発信しています。コーヒー味を生かす形で飲んだり混ぜたりしていただくのもおすすめです。
商品開発について
ーー眠眠打破といえば少しクセのある味ですが、フレーバーや成分のこだわりはありますか?
吉川氏:これまでは効果感を意識して甘みがありつつ渋みも出したコーヒー味で出していましたが、多様化する生活シーンの中で一日の始まりをスマートにキリッと切り替えてほしいと思い、キリッとした味の方向性で2021年にフレーバーをリニューアルしました。
飲みにくいと思われる方もいらっしゃったかもしれませんが、そのクセのある味が眠眠打破のよさという声も当初からあったので、クセをなくさないように、また本格的なキリッとした味にこだわってフレーバーを決めています。
ーー今まで出してきた商品の中で印象に残っている商品のエピソードを教えていただけますか。
中村氏:印象に残っているのは、やはりリニューアルした2021年ですね。初めて味自体を変えたり、パッケージ部分の時計のマークを朝の7時や8時をイメージして位置を変えてみたりデザインのリニューアルも工夫しました。26年間続く眠眠打破の歴史の中では印象に残っているタイミングかなと考えてます。
ーーリニューアルがやはり印象に残っているんですね!開発秘話についても、ちょっと教えていただけますか。
吉川氏:フレーバーを検討する中では、コーヒーの嗜好性も参考にしていました。眠眠打破のクセも残しつつ、無糖コーヒーのブームも参考にして、前よりもキリッとした味にしています。
コーヒーではなくあえて眠眠打破を飲む意味を持たせたいという意図で、クセを残しているというところもありますね。
今後の商品開発について
ーー現在眠眠打破は4種類あると思うんですけど、今後新たなラインナップを増やす予定はありますか。
吉川氏:濃厚抹茶味は、コーヒー味が苦手な人向けに別の味をというコンセプトで生まれました。ニーズが日々変化していく中で、当然新しい味も検討はしていきたいですが、今すぐ何かを出すというよりは今の商品をしっかりと根付かせていく、ブランドを役立ててもらう場所を作っていくことを優先して、その中で需要やニーズがあれば、時代に合わせて変化をさせていきたいと思っています。
ーーニーズに合ったフレーバーを追加で考えるということは、もしピーチ味のフレーバーが欲しいとかメロン味のフレーバーが欲しいと言われたら検討する感じでしょうか。
吉川氏:一つの参考としてそういった味に興味を持つ人がどれだけ多いのかを考えた上で、検討したいなと思っております。眠眠打破というブランドのコンセプトに、基本は合致するものを選択していきたいと思います。
最後に
ーーここまで貴重なお話をありがとうございます!最後に読者の方々に一言いただけますか。
吉川氏:Gameicさんを通じて、新たにゲームという世界の中で眠眠打破が価値を提供できるシーンが、まだまだあるんじゃないかなと思っています。今後も継続してゲームの世界でも商品をアピールしていきたいなと思いますので、多くの方にブランドを知ってもらって、皆さんにも「こういう時に飲んだらいいんだ」と体験し共感してもらえると、すごく嬉しいなと思っております。
中村氏:頑張っている人を応援できるブランドでありたいなと思いますので、いつもでなくても「ここぞ」という瞬間に思い出してうまく飲んでいただき、サポートできる機会が増えるとすごく嬉しいです。
ーーお忙しい中、貴重なお時間ありがとうございました!
「常盤薬品工業」の概要
(編集・執筆/ゲーム山本)