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ゲームフリーク新作の『ビースト オブ リンカーネーション』の評価レビューをお届け。パリィとクゥへの指示を融合した戦術的な戦闘や、探索する意味のあるフィールド、終末後の日本を描いた独特の世界観が魅力のアクションRPGです。
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※スコアは執筆時点のものです。ユーザー評価などを加味して変更する場合があります。
| 総合スコア | |
|---|---|
| 75/100 |
『ビースト・オブ・リンカネーション』の評価は、100点満点中75点です。
本作は、エマのリアルタイムアクションとクゥへのコマンド指示を融合した戦闘、寄り道する意味のある探索、終末後の日本を描いた世界観を軸に評価しました。パリィからクゥの技へつなぐ攻防には独自の気持ちよさがあり、一人と一匹で戦っている感覚もしっかり味わえます。
一方で、敵の種類や、効率を重視するとパリィ中心の攻防になりやすい点は、プレイスタイルによって評価が分かれそうです。固有用語の多さや会話パートの比重、PS5版で確認した進行上の問題も含め、全体として好みの分かれる部分がいくつかあったことから、今回は75点としています。
|
・リアルタイムアクションとコマンド選択を融合した戦闘
・寄り道がキャラクターの強化につながる探索 ・植物と機械、廃墟が入り交じった独特の世界観 ・なでたりシャワーに入れたりできるクゥがかわいい |
|
・敵のバリエーションは好みが分かれそう
・戦闘スタイルはパリィ中心になりやすい ・固有の設定や用語は少しずつ理解していく構成 ・移動中の会話によるテンポ感は評価が分かれそう |

『ビースト・オブ・リンカネーション』は、パリィを軸にしたアクションと、相棒へのコマンド指示を組み合わせた戦闘が好きな人におすすめです。攻撃を受け流してクゥの技につなげる一連の流れには、一般的なアクションRPGとは異なる気持ちよさがあります。
終末後の日本を探索する雰囲気や、クゥと一緒に旅をしている感覚も大きな魅力です。反射神経だけでなく、状況を見ながらスキルや装備を組み合わせて戦いたい人にも向いています。

『ビースト・オブ・リンカネーション』は、『ポケットモンスター』シリーズで知られるゲームフリークが手がけた、一人と一匹のアクションRPGです。舞台は、植物による侵食で荒廃した西暦4026年の日本。穢れに侵された少女エマと、白い腐蝕体クゥが、輪廻の獣を討伐するために旅へ出ます。
戦闘では、エマを操作して刀による攻撃や回避、パリィを行いながら、クゥにコマンドで技を指示します。クゥの技を選択している間は時間の流れが遅くなるため、リアルタイムアクションの緊張感とコマンド型RPGの戦術性を同時に楽しめるのが特徴です。

本作で特に面白いと感じたのが、エマをリアルタイムで操作しながら、クゥにはコマンドで技を指示する戦闘システムが秀逸です。敵の攻撃をパリィした瞬間にはしっかりとした手応えがあり、成功後にクゥの技へつなげられたときは、一人と一匹で敵を崩している気持ちよさを味わえました。
クゥの技を選ぶ間は時間の流れが遅くなるため、アクションが続くなかでも一度状況を整理できます。装備やスキルの組み合わせにも幅があり、パリィ後の攻め方やクゥの使い方を考えながら、自分好みの戦闘スタイルを組み立てられる点も魅力です。

本作のステージは完全なオープンワールドではなく、ある程度進行ルートが決められています。しかし、脇道や高低差が随所に設けられており、少し気になった場所へ足を運ぶと、武器や防具、強化素材などを発見できます。
寄り道がそのままキャラクターの強化につながるため、メインルートから外れて周囲を調べる動機が自然に生まれました。植物に覆われた廃墟の隙間から道を見つけたり、目立たない場所に置かれたアイテムへたどり着いたりと、戦闘の合間に小さな発見を楽しめる探索になっています。

本作に登場する植物と機械、崩壊した建造物が入り交じった終末後の日本には、本作ならではの雰囲気があります。暗く謎めいた世界でありながら、植物に覆われた景色にはどこか美しさもあり、次の場所へ進むたびに周囲を見渡したくなりました。
印象的な音響や音楽も世界観とよく合っており、荒廃した土地を一人と一匹で旅する孤独感を引き立てています。派手な戦闘だけでなく、静かな場面でも作品の空気を味わえる点が好印象です。

本作の戦闘では頼れる相棒として活躍するクゥですが、普段はなでたりシャワーに入れたりして触れ合えます。白くモフモフとした見た目や、エマに反応する仕草もかわいらしいです。過酷な世界を進む作品だからこそ、クゥと過ごす穏やかな時間が良い息抜きになります。一人と一匹で旅をしている感覚を、戦闘以外の場面からも味わえる存在です。

本作に登場する敵の種類は比較的絞られており、ゲームを進めるにつれて、似た対応が求められる場面も増えていきます。攻撃パターンも把握しやすいため、パリィに慣れてくると、初見時の緊張感はやや落ち着きやすい印象です。
一方で、相手の動きを覚えながらパリィの精度を高めていく遊びは、最後までしっかり味わえます。戦闘システム自体に独自の面白さがあるため、より多様な敵との攻防を期待する人にとっては、バリエーションの面で評価が分かれるかもしれません。
本作のパリィに成功するとクゥの技へつなげられるため、効率よく戦おうとすると、敵の攻撃を待って受け流す立ち回りが中心になりやすい印象です。パリィから反撃へつなげる流れには爽快感がある一方で、パリィがつよく自然とこの立ち回りを選ぶ場面が多くなりました。
回避や遠距離攻撃などを使い分けながら戦いたい人にとっては、このバランスに好みが分かれるかもしれません。

本作では「穢れ人」「穢れの森」「輪廻の獣」など、本作独自の設定や用語が数多く登場します。説明は物語や探索を通じて断片的に提示されるため、序盤のうちは、登場人物の目的や出来事の因果関係を整理するまでに時間がかかるかもしれません。
設定を早い段階ですべて把握したい人と、旅を進めながら少しずつ謎をひも解きたい人とでは、受け取り方が分かれそうです。
本作の移動中には会話が頻繁に発生し、探索や戦闘に集中したい場面でも、会話に意識を向けることがあります。物語や世界観を理解するうえで役立つ内容が多い一方、すでに示された情報を改めて説明する場面もあり、進行のテンポをゆるやかに感じることがありました。
会話を通して登場人物同士の関係や世界の事情が丁寧に補完されますが、探索のテンポを重視するか、会話による掘り下げを重視するかで、評価が分かれる部分でしょう。
本作のPS5版では、次に進む必要がある場所へ入れなくなる現象を複数のプレイヤーで確認しました。発生頻度は高くないものの、遭遇した際には最初からやり直す必要がありました。通常の探索や戦闘は進められていたため、常に発生する現象ではありません。今後のアップデートによる改善に期待したい部分です。
| 機種 | ・PlayStation 5 |
|---|---|
| 検証状況 | 主要コンテンツをプレイ済み |
| タイトル | Beast of Reincarnation (ビースト・オブ・リンカーネーション) |
|---|---|
| 発売日 | 2026年8月4日 |
| 価格 | 7,979円 |
| 対応機種 | PlayStation 5 / PC(Steam) / Xbox Series X|S |
| ジャンル | アクション |
| プレイ人数 | 1人 |
| メーカー | Fictions |
| 年齢制限 | CERO C(15才以上対象) |
| 公式X | 公式X |
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