Blizzard Entertainmentは、ライブ配信イベント『オーバーウォッチ:スポットライト2026』にて、本作の今後1年間にわたる壮大なロードマップを公開した。2026年はシリーズ初となる「1年間を通じた連続ストーリー」の展開に加え、シーズン1開幕と同時に5人の新ヒーローを同時実装するという、前代未聞のアップデートが実施される。
『オーバーウォッチ:スポットライト2026』とは

『オーバーウォッチ:スポットライト2026』は、日本時間2月5日(木)3:00に放送された『オーバーウォッチ』の最新情報を届ける配信だ。リリース10周年を機に、今回のアップデートで大幅な変更が行われる『オーバーウォッチ』。
そんな大規模アップデートに先駆けて、アメリカ・カリフォルニア州アーバインにあるBlizzardキャンパスの先行発表会が行われた。
本稿では、記念すべき発表会にゲームエイトライターが招待されたので、アップデート内容を中心にみなさんにお届けしていく。
発表会前にはメディアカンファレンスも開催!

今回のアップデートでタイトルから「2」を外した決断について、開発陣は「後退ではなく、未来への約束」であると強調している。これまでは「いつか『3』が出て、今の経験や資産が無駄になってしまうのではないか」という不安がプレイヤーの中にあったかもしれない。しかし、運営側は「オーバーウォッチはこの先もずっと続くプラットフォームである」というビジョンを明確にしたのだ。
ナンバリングを外すことは、「この開発チームと会社は、ずっとこのゲームを向上させ続け、サービスを止めない」という、プレイヤーの信頼に対する究極の意思表示。2026年シーズン1で実施される5ヒーロー同時実装という「山を動かすような重労働」をクオリティ落とさず成し遂げたのも、その信頼を勝ち取るための第一歩と言えるだろう。
これにより、「自分の肌に合うヒーローを見つけ、練習し、熟練していく」というヒーローシューター最大の醍醐味を、かつてない規模で再体験できることになる。
1年をかけて描く新ストーリー「帝国の覇者」

2026年度の『オーバーウォッチ』は、シーズン1からシーズン6までの1年間、新生タロンの台頭を描く一大叙事詩「帝国の覇者」を展開する。
ヴェンデッタ率いるタロンの侵攻に合わせ、ゲーム内の世界もダイナミックに変化!単なるテキストだけでなく、以下の要素を通じて物語がリアルタイムに進行していく。

▲ボロボロになったウォッチポイント…一体何が起こるのか…。
これまでの物語は断片的に語られることが多かったが、今作では”1年かけてリアルタイムに世界が動く”というライブ感溢れる体験が可能になる。マップが物語に連動して変貌する仕様は、PvP特化の本作において世界観への没入感を飛躍的に高めてくれるだろう。
シーズン1開幕と同時に5人の新ヒーローが参戦!

2月11日(水)開幕のシーズン1では、なんと5人の新ヒーローが一斉にデビューを果たす。本年度中に合計10人のヒーロー導入が予定されており、その第1弾となる。
実際に5人を少しずつ触ってみたが、どれも既存ヒーローの焼き増しではない明確なアイデンティティを持っていた。特に、ヴィシュカー社の技術を使いつつタンクとして振る舞うドミナの「フォトン制御」や、ハシモト組の文脈を汲むミズキの「霊域結界」など、設定とスキルが見事にリンクしている点には唸らされたぞ。
先行プレイの感想をお届け!みなさんに気になるヒーローは?

▲シーズン1で登場する新ヒーローたち。
ドミナ(タンク / タロン陣営)


▲シンメトラを彷彿とさせるビーム攻撃が特徴。ポーク(中距離からの牽制)しながら戦えるため、タンクながらダメージ量にも期待できる。

▲アビリティ(E)ではクリスタルのような物体を敵に叩き込める。弾速はやや緩やかなので、偏差撃ちを意識するのがコツだ。

▲敵視点から見るドミナのシールド。四角い盾の集合体のような形状で、一定ダメージを与えた箇所のパネルだけが崩れ落ちるという、視覚的にも新しい仕様になっている。
エムレ(ダメージ / タロン陣営)


▲『オーバーウォッチ』では珍しくADS(覗き込み)が可能。3点バーストのライフルは精度が高く、初心者でも扱いやすいヒットスキャンヒーローだ。

▲ULTを発動するとイラリーのように上空へ舞い上がり、破壊力抜群のショットを連射。制圧力が凄まじいので、集団戦の口火を切るのに最適だと感じた。
アンラン(ダメージ / OW陣営) ★2/6よりトライアル実施


▲メイン攻撃で燃焼ダメージを付与し、さらに「煽火風(サブ攻撃)」で炎を焚き付けるコンボが強力。ポークから一気に距離を詰め、継続ダメージで削りきる立ち回りが主流になりそうだ。

▲ULTの自己蘇生はまさに「もう1回遊べる」システム。あえて強気に突っ込み、爆発と同時に戦線復帰するD.Vaに近いプレッシャーを敵に与えられる。
ミズキ(サポート / タロン陣営)


▲「霊伐鎌(メイン攻撃)」は遠距離まで届くため、サポートながら火力を出しやすい。「快気の笠(右クリック)」は味方の間を跳ね返りながら回復するため、密集地帯での立て直しに非常に優秀だ。

▲アビリティ(E)の拘束スキルは、味方とのフォーカス合わせに最適。使い所は難しいが、決まれば確実に1ピックを狙えるポテンシャルを秘めている。
ジェットパック・キャット(サポート / OW陣営)


▲回復と攻撃は、ジュノと同様に「味方を撃てばヒール、敵を撃てばダメージ」という仕様。常に空中にいるので、俯瞰した視点での瞬時の状況判断が求められる。

▲ULTはまさに猫の捕食。急降下から敵をノックダウンしてそのまま引きずり回せる。環境キルを狙うもよし、孤立した敵を味方のど真ん中へ拉致してくるもよしと、遊び心が満載だ。
筆者が特に注目しているのは、やはり「ジェットパック・キャット」だ。味方を運搬するという新機軸のサポート能力は、これまで不可能だったタクティクスを可能にする。また、リスポーンの概念を覆すアンランのULTも非常に挑戦的な設計で、これら5人の参戦がメタをどう破壊してくれるのか今から楽しみでならない。
新要素「サブロール」と専用パッシブの導入

さらに新ヒーローだけでなく、各ロールに「サブロール」が新設される。タンクなら、低ライフ時に加速する『ブルーザー』、滞空中に回復する『イニシエーター』。ダメージなら、クリティカルでCDが短縮される『シャープシューター』、パック回復量が上がる『フランカー』。サポートなら、ULTを余剰チャージできる『タクティシャン』など、多様な効果が付与される。
これにより、同じロール内でもヒーローの個性がさらに鋭利になり、メタを固定化させない流動的なゲーム体験が加速するだろう。特に『タクティシャン』のULT余剰チャージは、温存のリスクを戦略に変える革新的なシステムと言える。
IV. UI・UXの劇的刷新と「スタジアム」の進化



メニュー画面のユーザー・インターフェースがシリーズ最大規模のリニューアルを遂げる。
10年目の刷新は、一言で言えばストレスフリー。特に3Dロビーで自分だけのヒーローが並ぶ姿は、長年のファンにとっても感慨深いものがあるはずだ。
衝撃のコラボ:「オーバーウォッチ」×「ハローキティ&フレンズ」

2月11日より、サンリオとの超大型コラボがスタート!ジュノ×ハローキティ、キリコ×シナモロール、ウィドウメイカー×クロミのほか、全6種のコラボスキンが登場する。
FPSとサンリオという一見真逆のコラボだが、ウィドウメイカーがクロミ仕様の武器を構える姿などは不思議とマッチしており、コミュニティで大きな話題を呼ぶことは必至だろう。まさかのサプライズと遊び心のある演出も、10周年という節目を彩ってくれるだろう。
今後のロードマップも発表!日本を舞台にした新マップも…

2月6日~11日にはアンランのヒーロー・トライアル、シーズン2には待望のNintendo Switch 2版のリリースが控えている。
さらに注目すべきはシーズン3の項目。マップの予定地に「JAPAN」の文字が見えるではないか!「ハナムラ」「ハナオカ」に続く、新たな日本の戦場。一体どのようなロケーションになるのか、続報に期待が高まる。
10年の集大成を見届けよ!

今回のアップデートは、単なるコンテンツ追加を超えた、『オーバーウォッチ』というIPの”再定義”である。「プレイヤーを飽きさせない」という意志、そして「人生に寄り添い続ける物語」へのコミットメント。
「最近ログインしていなかったな」というヒーローたちも、2月11日はウォッチポイントに再集結すべき時だ。10年経ってもなお、未知のワクワクを届けてくれるこの変革の物語を、ぜひ皆さんもその手で体験してほしい。
また、各開発チームメンバーへのインタビューも実施しているので、下記リンクからチェックだ!
『オーバーウォッチ』の概要
©2026 Blizzard Entertainment, Inc.
[取材協力]:Blizzard Entertainment
(編集・執筆/ゲーム山本)







