2023-07-25

【開発者インタビュー】『神之塔:NEW WORLD』ゲームへと移った『神之塔』への魅力と開発者の思いに迫る!

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Netmarbleから7月26日(水)リリース予定の人気漫画作品『神之塔』を原作としたフル3D放置型RPG「神之塔:NEW WORLD」。今回はその開発に携わるネットマーブルN2のプロデューサーとアートディレクターのお二人からお話を聞くことができた。本稿では「神之塔:NEW WORLD」の特徴や開発陣の思いを紹介していく。

インタビューさせていただいたお二人の紹介

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ネットマーブルN2のプロデューサーであるチョン・ヨンサン氏。1999年にオンラインボードゲームCheTicsを開発しゲーム業界でのキャリアをスタート。クライアントサーバープログラミングやゲームプランニングの経験を積み、2012年よりモバイルゲーム開発に参入した。

ネットマーブルでは『KOONGYA Draw Party』のプロデューサーを経て、現在は『神之塔:NEW WORLD』を担当している。

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ネットマーブルN2のアートディレクターであるキム・ヨンウォン氏。仕事でゲームキャラクターを描く機会があったことをきっかけに、2004年よりゲーム業界でキャラクターデザイナーとしてのキャリアをスタートさせた。

キャラクターデザイナーとエフェクトデザインチームのリーダーを兼任することで、その能力と専門性をさらに高めていき、現在は、『神之塔:NEW WORLD』のアートディレクターを務めている。

神之塔:NEW WORLDはどんなゲーム?

ーー本日はリリース直前のお忙しいところをありがとうございます。本日はよろしくお願いします。
まず、本作のゲームとしての特徴や魅力などを、リリースを楽しみにしているユーザーさんに向けてご紹介お願いいたします。

『神之塔:NEW WORLD』の主な特徴は戦闘シーンです。戦闘シーン内のスキルカットシーンを制作するために多くの投資をしました。アニメーションの絵コンテの制作からモーションキャプチャを活用するなど、想像上の戦闘シーンを現実化するために多くの工夫をしました。各キャラクターのスキルも原作の設定を最大限に活用したので、プレイヤーが固定された画面でしか見られなかった場面を生き生きと体験する快感があると期待しています。

キャラクターデザインも試行錯誤を重ねました。原作は連載期間が長いので、初期に描かれた主人公キャラクターの外見は現代的に再解釈する必要がありました。キャラクター固有のアイデンティティは残しつつ、現代の感覚に合って見えるように実装しました。

ーー本作はLINEマンガにおける人気作品『神之塔』を元にしたゲームということですが、本作の開発背景をお聞かせください。

原作「神之塔」は13年に及ぶ連載の歴史を持つだけあり、ストーリーも膨大で、多くのキャラクターが登場します。各キャラクターがそれぞれ個性的で、各階を登りながら試験をクリアしていくストーリー展開もゲーム化する上で魅力的だと思い選びました。

ーー原作漫画やアニメを知らない方でも楽しめるようになっているということですが、ゲームが初「神之塔」となるプレイヤーさんに向けた工夫などがあればお聞かせください。

原作は13年間連載されていますが、『神之塔:NEW WORLD』は1部の1話目から扱っているので、内部テスト時に原作を知らないテスターからも、ストーリーの引き込む力について肯定的なフィードバックが得られました。原作をそのまま踏襲している分、没入感やストーリーの逆転する結末などをうまく盛り込んでいるので、皆さんに満足感を与えることができると考えています。

なぜ本作は放置型ゲームとなった?

ーー「神之塔」が原作ということで、アクションゲームとしての親和性が高そうだと感じていたため、本作のジャンルが「放置型ゲーム」であることに驚きました。ジャンルの選択については、どのような理由や経緯があったのでしょうか?

放置的な要素は利便性の観点から提供しています。「戦利品報酬」というメニューで放置報酬を構成しました。ステージクリア型のゲームを見ると、ハードルとなる最後のステージで繰り返し戦闘を行いファーミングした記憶があると思いますが、この部分を時間に比例して報酬を提供する形で構成しました。不要な労力を消費する要素を最小化しましたが、放置だけで勝手に成長するシステムではありません。ユーザーは常に新しいことに集中して毎時間楽しむことができるのがポイントです。収集成長アニメRPGとして見ていただければと思います。

ーー人気IP原作ということもあり、キャラを自分で操作して楽しみたいというユーザーさんもいるのではないかと思いますが、放置ゲームである本作では、そういった楽しみ方は難しいのでしょうか?

ユーザーが直接キャラクターを操作することはできません。ただし、戦闘開始前のキャラクター配置を活用して戦略的な戦闘を行うことができます。戦闘配置をどうするかによって様々な変数が出るようにシミュレーションしながら制作しました。 特に、私たちは属性に重点を置いています。 どの属性でパーティーを組むかによって変数が発生します。属性による相性効果が大きく、同じ属性を3人以上配置するとチームバフ効果が追加されるなどの仕組みです。

追体験と新たな切り口で描かれるオリジナルストーリー

ーー本作におけるプレイヤーというのは原作主人公視点で語られるものなのでしょうか?

主人公キャラクターである「夜」の視点ではなく、3人称観察者視点で構成しています。 ユーザーは塔を登る新しい「非選別者」のポジションとして登場します。プレイアブルキャラクターとして登場するわけではなく、実際に戦闘に参加することもありません。原作に登場する複数のキャラクターを組み合わせて新たに塔を登ることが目的です。

ーー世界中に多くのファンの方がいる作品のゲーム化ということで、物語に期待されているユーザーさんは多いかと思います。リリース時点におけるストーリーのボリュームはいかほどのものでしょうか?

原作のストーリー上、第1部がリリース時に含まれる予定です。リリース後は継続的なアップデートで追加エピソードをお届けする予定です。

ーーオリジナルストーリーも描かれるということで、原作の漫画では語られなかった裏側のお話や、キャラクターの新たな一面に期待するユーザーさんも多いかと思います。本作ではどのような物語が展開されるのでしょうか?

基本的には、原作のストーリーを忠実に実装したものがメインになる予定です。新規ストーリーも原作を排除した新たな創造ではなく、原作の出来事の中で省略されたり、説明が不足していた部分、長期連載の中で見せきれなかった部分を自然に解き明かし、ゲームだけのオリジナルストーリーとして活用しました。

オリジナルストーリーはイベントモードなどで分けて提供する予定ですが、私たちが新たに創作した部分を自然に原作に溶け込ませた部分もあります。例えば、導入部で主人公の「夜」が塔の最下層に入り、事実上不可能なミッションをクリアしなければいけない場面があります。この時、「真田ユリ」というキャラクターが来て「夜」に協力する話がありますが、原作にはなぜ「真田ユリ」がここにいるのかという具体的な説明がありません。本作では「この過程ではこんな話があるだろう」と考え、うまく溶け込ませました。

ストーリー以外のゲームモードも多数登場

ーー本作ではストーリーモードの他にも、複数のゲームモードがあると伺っています。それぞれ簡単にご紹介お願いいたします。

「占領戦」は、ローグライク性を加味した戦略RPGモードで、利用者が冒険を進めた程度によってマップやモンスターの配置が変わるので、毎回新しい感覚でプレイすることができます。八角形のキューブ型の道で戦闘をしながら、特定のキャラクターを事前に試すことができ、育成素材もたくさん獲得できるように作りました。ステージごとに制限ターン数があり、制限内にクリアすると追加報酬がもらえます。

「アリーナ(PvP)」は「選別アリーナ」と「ランカーアリーナ」、「ハイランカーアリーナ」の3つのモードを用意しました。「選別アリーナ」は、自分となるべく同じ時期にゲームを始めたユーザーとマッチングする形で、最も基本的なPvPコンテンツです。「ランカーアリーナ」は3つのデッキを使ってランキングを競う熟練度が必要なモードで、「ハイランカーアリーナ」はランカーアリーナの上位ユーザーだけを集めてサーバー全体の統合ランキングを競うモードです。

ーー原作では選別者たちが協力して試験官に挑むシーンなどがありましたが、本作では他のプレイヤーと協力して強大な敵へ挑むようなコンテンツも登場するのでしょうか?もし登場する場合はどのようなコンテンツとなっているのかお聞かせください。

『神之塔:NEW WORLD』ではユニオンという名前でギルドが存在し、ユニオンメンバーが協力して楽しめる「ユニオン討伐戦」があります。

ユニオン討伐戦は大きく2段階に分かれています。1段階では、4つのセクターに分離された巨大なフィールドにメンバーが入り、フィールドを探索して未開放領域を解除したり、宝物を発見したり、モンスターと戦闘を繰り広げることができます。第1段階の最終目標は各セクターに隠された「ユニオン武器」を発見することで、強いメンバーであれば戦闘を手伝うことができ、比較的弱いメンバーであれば地域を開放することに貢献することができます。誰もがそれぞれの役割を通じてやるべきことを提供することに重点を置きました。ステージ1で発見したユニオン武器はステージ2で活用することができます。2段階は各シーズンごとに巨大モンスターが配置されますが、ユニオンメンバーは巨大モンスターに多くのダメージを与えることを目指します。 ユニオン武器を活用すれば高得点を獲得することができます。2段階が行われる期間中のダメージの合計値をギルド同士で競い合い、順位を決める形式です。

ゲーム完成度を上げるための開発秘話

ーー本作は公式サイトにもムービーがあるように迫力のある3Dグラフィックが目を引きますが、グラフィックに関して特に力を入れた点などはありますか?

原作のビジュアルを再解釈するための様々な工夫がありました。 特に、モーション的な部分で完成度を高めるためにモーションキャプチャを積極的に活用しました。アニメーション演出のカットシーンを作る際にモーションキャプチャを活用すると、クオリティが格段に上がります。

特に、ストーリーカットシーンに入る演技やスキル演出、ソーシャルタッチモーションなど、アニメーションが必要なほとんどの領域にモーションキャプチャの専門俳優を活用しました。何年も専属で一緒に作業しているため、キャラクターに対する理解度も高いです。

ーー漫画キャラクターのプレイアブル化にあたって、戦闘面のバランスやグラフィックなどで苦労した点や拘った点があればお聞かせください。

キャラクターがたくさん登場するゲームなので、バランスについてたくさん悩みました。制作プロセスを細かく構成し、開発を担当した側で1次的に内部テストを行いました。 2回目は、人工知能学習によるバランス確認の過程を経ました。各キャラクターの組み合わせと状況をシミュレーションできるツールを通じてバランス検証を行い、私たちが意図した結果が実際に適用されたかどうかを確認しました。その後、バランスQAを通じてユーザーが実際に体感できるかどうかを確認することまで、合計3回にわたって検証を行い、ユーザーが納得できるバランスで準備しています。

ーーリリース後の展開についてお聞きしたいのですが、現時点でイベントや、他作品とのコラボなど、予定されているものはございますか?

コラボレーションは進める計画があり、すでに進んでいる部分もあります。良いIPとのコラボを具体化している段階であり、年内に進むことができると期待しています。

ーー最後に本作のリリースを楽しみにしているユーザーへ向けて一言お願いします。

「神之塔」の13年に及ぶ連載の歴史を集大成するという気持ちで一生懸命準備しています。

原作を知っている方は、過去の気持ちを再び思い出すきっかけとなるゲームになればと思います。原作を知らない方は、魅力的なキャラクターと面白いストーリーを中心に、簡単に安定して楽しめるゲームとして準備したので、多くの期待を寄せていただければと思います。最後の仕上げまでしっかりしてリリースできるように、またリリース後も着実に良い運営を続けられるように努力します。

ーー本日はありがとうございました!

神之塔:NEW WORLDは7月26日より配信予定

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本作は2023年7月26日リリース予定で、事前登録をするとSSRキャラクター「二十五日の夜」が仲間にできる。リリースまで残り僅かなので、『神之塔:NEW WORLD』で塔への挑戦者は今すぐ事前登録しよう!

神之塔:NEW WORLDの概要

タイトル:神之塔:NEW WORLD ジャンル:フル3D放置型RPG 価格:基本無料(一部アイテム課金制) 対応機種:iOS、Android リリース予定:2023年7月26日予定 公式サイト:https://towerofgod.netmarble.com/ja 公式Twitter:https://twitter.com/tog_JPN App Store:https://apps.apple.com/jp/app/id1599435437 Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.netmarble.tog

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