Ubisoft Entertainmentが手がけるマルチプレイFPSのモバイル版『レインボーシックス モバイル』。そんな本作の先行プレイにゲームエイトライターが潜入することができた。本家と遜色ない緊張感、戦略を味わうことができ、手に汗握る対戦を繰り広げられる仕上がりになっていた。FPS歴15年のゲームエイトライターがガチンコレビューしていくので、ぜひチェックして欲しい。
※記事内容は開発段階のものです。正式版と内容が異なる場合があります。
『レインボーシックス モバイル』ってどんなゲーム?
『レインボーシックス モバイル』は、Ubisoft Entertainmentが手がけるマルチプレイFPS『レインボーシックス シージ』のモバイル版だ。5対5の爆破系FPSの火付け役となった本家の要素がしっかりと継承されており、リアリティで臨場感のある戦場を駆け巡ることができ、高い没入感が魅力の作品だと言える。
マップの壁を破壊できたり、少しの隙間からでも敵を撃ち抜くことができるので、戦術をしっかり立てて味方と連携する楽しみ方も可能だ。連携が決まった時の快感は、他のFPSではなかなか味わえないものとなっているぞ。
そんな本作の魅力やゲーム性をみなさんにお届けしようと思う。
モバイル版とは思えないほどのクオリティ
筆者が本作をプレイしていて感じたことは、全てにおいてハイクオリティな出来だ。筆者はモバイル版のFPSと聞くと、少し毛嫌いしてしまう節があったのだが、『レインボーシックス モバイル』はそんなことなかった。この記事の序盤でも語っているが、本家の『レインボーシックス シージ』の要素がほとんど継承されており、高い没入感を感じられるのが魅力だと断言できる。
今まで、CSやPCでFPSをプレイしていた方やFPSはちょっと苦手で触れてこなかったという方も、騙されたと思って一度手に取ってみてほしい。
スマホでここまでクオリティの高いFPSがプレイできるのかっ!と感動してしまうこと間違いなしの仕上がりになっているぞ。
そしてみなさんが気になっているであろう操作性。序盤は少し苦戦したものの、1時間ほどプレイすると手が馴染んできて、スムーズに動けるようになった。ボタンを一回タップすることで発砲や格闘、しゃがみなどの操作を瞬時に出せるので、直感的にプレイできる点が魅力だ。
そして上記の画像に注目してほしいのだが、突入時に巻き上がる砂埃のグラフィック!スマホでここまで再現されているとは思ってもみなかったので、おーっ!とついつい声が出てしまった。このような細かな部分の作り込みもFPSプレイヤーは気になる部分だろう。安心してくれ、しっかり作り込まれている。モバイル版とは思えないグラフィックにみなさんも驚かされることだろう。
本作には、本家『レインボーシックス シージ』に登場するオペレーター達が登場する。もちろん一人一人オリジナルのスキルを使用できる点も本家から継承されており、様々な戦術を取ることが可能だ。オペレーターは順番に決めていくシステムになっているので、前の味方が何をピックしたのかによってオペレーターを選ぶようにすると、より戦術的な戦いを楽しむことができるだろう。
またオペレーターごとにレベルのようなものが用意されており、目標に到達すると報酬を獲得できる仕様となっていた。やり込み要素満載となっており、お気に入りのオペレーター以外も育成したいと思えるだろう。状況に応じてオペレーターを変える必要も出てくるので、筆者は満遍なく使っていくことをおすすめするぞ。
緊張感ある戦場が待っている
何度もしつこいと思うが、本作は『レインボーシックス シージ』の要素を体験することができ、緊張感のある戦闘を楽しむことができる作品に仕上がっている。リーンしてゆっくり索敵して、一瞬で勝負が決まる場面を何度も経験することができ、まるでCSやPCでプレイしているかのような感覚を味わうことができた。
筆者はもちろん『レインボーシックス シージ』をプレイしたことがあるので、変わらないクオリティでモバイル版を出せたことに驚きを隠せなかった。エイムを合わせて頭をぶち抜く…この感覚を味わうために、練習に打ち込んだ日々を思い出させてくれて、懐かしさと感謝の気持ちを感じることができた。
FPS好きな方や猛者の方も十分楽しむことができるだろう!
そして『レインボーシックス』と言ったら、みなさんのお馴染みであろう壁の補強だ。どこの壁を補強するかで、敵の攻め方や侵入の仕方が変わってくるので、重要な要素と言える。CSやPCとは立ち回りが大きく違ってくるモバイル版だと、またマップ研究する楽しみ方もできるぞ。
また「銀行」や「国境」などのお馴染みのマップも搭載されているが、モバイル版のオリジナルマップも登場予定のようなので、壁の研究が捗ること間違いなしだ。一体どんなマップが実装されるのか、今から楽しいで仕方がない。
攻め側では、もちろんドローンでの索敵パートも用意されている。目標の位置を確認したり、敵の構成を確認する。ドローンは壊されなければ、使い続けることができるので、敵の前に出し続けて破壊されないように、注意しながら索敵しないといけない緊張感を味わえるぞ。
そして防衛側は、定点カメラから敵が攻めてくる場所を確認することが可能だ。これも本家に搭載されているシステムなので、馴染み深い方も多いのではないだろうか。攻め側はこの定点カメラの位置を把握して壊すことで、突入しやすい環境を整えられるのを覚えておくようにしよう。
本作は、胴撃ちで体力を削られた場合はダウン状態になる。ダウン状態の味方は蘇生することができるので、最後まで味方を見捨てないようにするのも勝利の鍵だろう。筆者は何回もダウンしてしまい、その度に味方に蘇生してもらい逆転勝利に貢献したので、蘇生の重要性を改めて実感することができた。
しかしヘッドショットを食らってしまうと、問答無用で即死なので、無闇に頭を出したり、敵の射線に入り込んだりしないように立ち回る必要性があるぞ。逆に敵が出てきそうな場所に、ヘッドラインを合わせてエイムして、頭をぶち抜いた時の快感はなんとも言えないものになっている。本家さながらの緊張感をここでもしっかり再現してくれているので、やればやるほどハマってしまうゲームだ。
木の壁に格闘で少しだけ穴を開けて覗き込むことも可能だ。敵がよく通る場所や予想外の射線を通すことで、より倒しやすくなる。爆弾や銃でも穴を開けることは出来るのだが、思いもよらない部分まで吹き飛んでしまうこともあるので、格闘で破壊することをおすすめするぞ。
突入する時の緊張感も独特なものを感じる。壁の補強を破壊して一気に味方となだれ込む、逆に一人で目立つ行動を取って他の味方の行動を補助するなど、突入の場面一つとっても様々なドラマを体験できるのが本作の魅力だと筆者は感じている。
本作はフレンドリーファイヤーが発生しないので、全員で一気に突入しても事故が起こりにくい特徴もある。初心者でも気軽に楽しめる安心仕様になっているのも、評価ポイントではないだろうか。
▲筆者がやられてクスッときた画像も紹介しておこう。敵と撃ち合っていて味方が倒してくれたと思ったら…(笑)とんでもない体勢から頭を抜かれていた。FPSあるあるで、緊張感の中に面白要素がいきなり落ちてくるのも、魅力と言ってよいだろう。
選べるゲームモードも豊富
本作には複数のゲームモードが搭載されており、様々な楽しみ方ができるのも魅力と言えるだろう。どのモードも短時間で決着が付くようにラウンド数が調整されており、お手軽にプレイできる点も魅力だ。ハードな戦闘には疲れたけど、ある程度緊張感のあるゲームを楽しみたいという方には、特におすすめできる仕様だろう。
お馴染みの「爆弾」や「エリア確保」といったモードはもちろん、「チームデスマッチ」まで搭載されているので、気分転換に他のルールに移動できるのも嬉しい点だ。どんなに面白いゲームだろうと、ルールが少なければ飽きが来てしまうと思うが、その心配も本作にはないと言える。
緊張感を楽しみたい時は「爆弾」や「エリア確保」、敵とひたすら撃ち合いたい時は「チームデスマッチ」をプレイすることをおすすめする。初心者の方は、1デスの重みの少ない「チームデスマッチ」でゲームに慣れていくところから、始めていくのがよいかもしれないぞ。
事前登録受付中
本作はOBTを実施したが、まだまだ事前登録を受け付けている。本作のリリースをいち早くキャッチすることができるので、まだの方は事前登録を済ませてリリースを待つようにしよう。
リアリティあるシューティングを気軽に楽しめる名作へ
ここまで『レインボーシックス モバイル』の魅力やゲームシステムを紹介してきた。
本作はモバイル版とは思えないほど、リアリティで緊張感あるシューティングを楽しめる作品だ。本家の要素をしっかりと継承しつつ、モバイル版だけの新要素も盛り込んでくれており、様々な楽しみ方ができるように工夫されているぞ。FPSが好きな方はもちろん、目が肥えている方も満足する仕上がりになっているのではないかと感じている。
また、今後『レインボーシックス シージ』に登場するオペレーター達が、続々と参戦してゲームを盛り上げてくれるはずだ。リリース初期の人数はそこまで多くないと思うが、愛用していたオペレーターの参戦を待ちながらゲームをプレイするのも面白いと思うぞ。
筆者はもちろん事前登録を済ませて、戦場に繰り出す準備は万端だ。今までモバイル版のFPSでなかなか満足することがなかったのだが、本作はまだまだプレイしたいと感じることができたので、ぜひみなさんもこの機会にモバイル版FPSの波に乗ってみてはいかがだろうか?
『レインボーシックス モバイル』の概要
(編集・執筆/ゲーム山本)