
『DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT』の評価レビューをお届け。荷物を届けるだけなのに、ルートや移動手段を自分で考えるうちにいつの間にか夢中になっていました。作業系ゲームが好きな方や、ダークな世界観が好きな方におすすめの一本です。
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※スコアは執筆時点のものです。ユーザー評価などを加味して変更する場合があります。
| 総合スコア | |
|---|---|
| 82/100 |
『DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT』の評価は、100点満点中82点です。
本作の評価は、配達関連の面白さと世界観の完成度の高さ、そしてストーリーの好みが分かれる部分等を総合してスコアリングしました。荷物を運ぶだけのシンプルな行為がここまで面白くなるのかという驚きと、他のプレイヤーとゆるくつながりながら世界を攻略していく感覚は、このゲームならではと感じました。一方で、ストーリーは人を選ぶ部分があり、BTとの遭遇やトライクの扱いに慣れが必要な場面もあったことから、82点としています。
|
・「配達するだけ」なのに面白い
・知らない人と世界を作っている感覚が便利&楽しい |
|
・ストーリーは人を選ぶ
・BTやトライク、ルート表示は慣れるまで戸惑うかも |
『DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT』は、パワーウォッシュシミュレーターのような作業系のゲームが好きな方に特におすすめしたい一本です。荷物を受け取って、ルートを考えて、届ける。シンプルなことの繰り返しなのに、気づいたら夢中になっているタイプのゲームです。
ストーリーは人を選ぶ部分がありますが、配達そのものの面白さは本物です。移動手段やルートを自分で考えながら、他のプレイヤーが作った装置にも助けられながら、少しずつ遠くまで行けるようになっていく感覚はなかなか他のゲームでは味わえません。作業系のゲームが好きな方、ダークな世界観のゲームが好きな方もきっとハマれる一本です。
『DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT』は、小島秀夫氏が手がけたオープンワールドアドベンチャーです。「デス・ストランディング」と呼ばれる超常現象が発生した近未来のアメリカを舞台に、主人公のサム・ポーター・ブリッジズが孤立した人々のもとへ荷物を届けながら、分断された世界を繋ぎ直していきます。
本作の中心となるのは配達です。荷物を受け取り、ルートを考えて、目的地まで届ける。それだけのことなのに、移動手段の選択や地形・天候への対応など、道中の判断が積み重なってちょっとした冒険になっていきます。他のプレイヤーが作った構造物を使いながら世界を旅する非同期マルチ要素も、本作ならではの特徴です。
また、今作『DIRECTOR'S CUT』では、新エリアや新ミッション、レースモードなどの追加コンテンツも収録されており、やりごたえもパワーアップしています。
拡大本作を起動してからしばらくは、ただ自分の足で走り回るだけで、正直それほど面白いとは感じていませんでした。それが変わったのは、移動速度が上がるサポートスケルトン(装備のようなもの)やトライク(バイクのようなもの)を手に入れてからです。配達のテンポが上がり、よりサクサク・より遠くまで行けるようになってから、一気に面白さが倍増。
拡大さらに配送ミッションには「目標劣化率」という荷物の状態に関する目標が設定されています。これを一番感じたのは雪山を登っているときで、多少転んだりしながらもやっとたどり着いて無事に納品できた時の「あぁ、よかった」は、道中が大変だった分だけ実感も大きく、辛いものを食べ終わった後のような妙な達成感があります。
また、ストーリーを進めるたびに新しいガジェットも解放されていくので、このご褒美感も後押し要素となり、気づいたらまた荷物を受け取ってしまうほどでした。
拡大本作には前述した通り、他のプレイヤーが作ったジップラインや充電装置をそのまま使える仕組みがあります。自分がめんどくさいと感じる場所は他のプレイヤーも同じで、バッテリーが切れやすい場所や行くのが億劫なエリアに、誰かがちゃんと装置を置いてくれています。「ここに作ってくれてるの、めちゃくちゃありがたい」と思いながら使っているうちに、気づいたら積極的に頼るようになっていました。
拡大プレイヤー同士の阿吽の呼吸とでも言うべきか、「どうせここでバッテリー切れるだろ」「ここの登りはトライク必須じゃない?」というツボを押さえた場所に装置が置いてあるんです。親切心なのか、いいねが欲しいのか、自分が使いたいだけなのか、理由は人それぞれだと思いますが、結果的に自分の旅が助けられていることには変わりありません。
また、最初は装置を使わせてもらうばかりでしたが、いつの間にか他のプレイヤーが落としたであろう荷物を拾って届けるようになるなど、このゲームのテーマである「つながり」を、気づいたら自分でも”やってしまって”いました。この「強制ではないけど、ゆるくみんなで遊んでいる感」もあって遊び続けられたんだろうと感じます。
本作のストーリーは、好みが分かれるかもしれません。BT・BB・ビーチといった独自の用語が序盤から次々と登場しますが、詳細な説明はあえて省かれており、謎は謎のまま話が進んでいきます。「全部納得した上で先に進みたい」というタイプの方には、少しもどかしく感じる部分があるかもしれません。
また、序盤はストーリーが一気に動き出すので、主人公と同じく「なぜ?」と思いながら話についていく場面があります。中盤までは状況を把握しきれないまま進んでいくことも多いですが、5〜6章あたりから展開が深まり、ぐっと面白くなってきます。そこまで遊んでみると、また印象が変わるかもしれません。
気になった点を挙げるとすれば、BTとの遭遇とトライクの扱いです。BTはストーリーを進める上で避けられない場面での遭遇が多く、血液武器を持っていれば比較的楽に対処できますが、使い切ってしまった後の道中はやや慎重に進む必要があります。もちろん慣れてくると立ち回りも上手くなってくるのですが、配達の途中で遭遇するとテンポが変わるので、最初のうちは少し戸惑うかもしれません。
トライクは平地では快適に走れる一方、岩や段差に引っかかりやすく、地形によっては歩いたほうが早い場面もあります。またルート表示もルートから少し外れると画面上から消えてしまうため、都度マップを確認する必要があります。どちらも慣れてしまえば問題ない範囲ではありますが、序盤は少し戸惑うかもしれません。
PS5版の『DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT』では、オリジナル版からいくつかの追加・強化が加えられています。グラフィック面では4K/60fpsに対応し、DualSenseワイヤレスコントローラーのハプティックフィードバックやアダプティブトリガーにも対応。時雨や地形の感触をコントローラーで体感できます。
コンテンツ面では、新エリアや新ミッション、新武器・新乗り物が追加されたほか、射撃場やレース場といった新ロケーションも収録されています。またキャラクターアクションの強化やランキングシステムの追加など、ゲームプレイ面でも幅が広がっています。
| 機種 | ・PS5 |
|---|---|
| 検証状況 | ・主要コンテンツをプレイ済み |
| タイトル | DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT |
|---|---|
| 発売日 | 2021年9月24日 |
| 価格 | ダウンロード版(PS5):7,590円 |
| 対応機種 | PlayStation 5 / PC(Steam) / iPhone・iPad・Mac / Xbox Series X|S / Amazon Luna |
| ジャンル | アドベンチャー |
| プレイ人数 | 1人 |
| メーカー | Sony Interactive Entertainment |
| 年齢制限 | CERO D(17才以上対象) |
| 公式サイト | 公式サイト |
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