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『007 First Light』を評価レビュー。自由度の高い潜入システムと、007シリーズ未見でも引き込まれるストーリーが噛み合った完成度の高いスパイアクションゲームです。ステルスゲームが好きな方やストーリー重視でゲームを選ぶ方におすすめできる一本でした。
※本ページは24時間アーリーアクセスの情報を元に執筆しています。
※本ページにはネタバレが含まれる可能性があります。
| 総合スコア | |
|---|---|
| 93/100 |
『007 First Light』の評価は、100点満点中93点です。
本作の評価は、謎が謎を呼ぶ展開が続くストーリーの面白さと、自由度の高い潜入システムの完成度に注目して採点しました。007シリーズをほとんど知らない筆者でも自然とストーリーに引き込まれ、潜入をどう攻略するか試行錯誤する過程が純粋に面白かったです。パリィのタイミングや狭い場所でのカメラワークなど慣れが必要な部分はあるものの、それを差し引いても十分すぎるほど楽しめる仕上がりになっています。
|
・007を知らなくてもストーリーに引き込まれる
・潜入ルートが複数あり自分なりの攻略が楽しい ・ガジェットが便利すぎない絶妙なバランス |
|
・パリィのタイミングは慣れが必要
・狭い場所でのカメラワークは慣れが必要 |
『007 First Light』は、ステルスゲームが好きな方に特におすすめで、じっくり攻略していくプレイスタイルが好きな方なら間違いなく楽しめます。また、007シリーズを知らなくてもストーリーに十分引き込まれる作りになっているので、スパイものの雰囲気が好きな方やストーリー重視でゲームを選ぶ方にもおすすめです。
拡大『007 First Light』は、誰もが知るスパイ、ジェームズ・ボンドがいかにして007になったのかを描く完全新作のスパイ・アクションゲームです。若き海軍パイロットだったボンドが00部隊にスカウトされ、国家を揺るがす巨大な陰謀に立ち向かっていく姿を、プレイヤー自身が操作しながら追っていきます。
ゲームプレイの中心となるのは潜入ミッションで、潜入経路を自分で選んだり、ガジェットを駆使して敵を攻略したりと、自分なりの作戦でミッションを進められる自由度の高さが特徴です。ステルスで静かに切り抜けるも良し、状況次第で正面から突破するも良しと、プレイスタイルに合わせた楽しみ方ができます。
拡大『007 First Light』を遊ぶ前は、「007シリーズをちゃんと見ていないと楽しめなさそうだな」と思っていました。しかし実際に遊んでみると、そんな心配は全くの杞憂。結論から言うと、007を見ていない人でもちゃんと楽しめる内容になっていました。
本作のストーリーは訓練から始まり、小さなミッションをこなしていくうちに、気づけば想像を超えたド級のトラブルへと巻き込まれていく構成になっています。映画さながらに謎が謎を呼ぶ展開が続くので「この状況まずくない?」というハラハラ感がずっと抜けず、さらにストーリーが進むにつれて潜入する場所も変わっていくので、「次はどんな潜入が楽しめるんだろう」という期待感も重なって、次へ次へと寝ずにプレイしてしまいました。
拡大また、序盤から描かれるキャラたちとの関係も見どころで、物語の節目でグッとくる場面も少なくありません。筆者自身、有名作品を1〜2本見た程度の知識しかありませんでしたが、それでも十分すぎるほどストーリーにのめりこめました。007シリーズをよく知っている方ならさらに楽しめる要素もありますが、知らなくても十分すぎるほど楽しめる仕上がりだと感じます。
拡大本作の潜入は、「ここを通れ」という一本道ではありません。盗み聞きで事前情報を集めて潜入経路のヒントを得たり、ガジェットを使って煙幕を張ったり、真正面から敵とやり合ったりと、目標までの道筋を自分で考えて決められる自由度の高さをちゃんと用意してくれています。
筆者はステルス好きなので、なるべく敵に気づかれない潜入を中心にプレイ。例えばラジカセをハッキングして手前の敵を引き寄せつつ、奥の敵が気づく前にもう一つ別の音源を起動して注意を分散させ、その隙に一人ずつ静かに仕留めていく、といった流れるような制圧ができた時の気持ちよさと「影の人間になっている感」は本当にたまりませんでした。
もちろん、時間をかけずに正面から突破するスタイルも取れますが、ボンドも人間なので敵に囲まれるとあっさりやられます。だからこそ、どう動くかを考えながら慎重に進める緊張感がたまらないわけです。バトルが苦手な方はじっくりステルスで、リスクを楽しみたい方は果敢に乱戦でと、自分のプレイスタイルに合わせて楽しめる作りになっていました。
拡大本作のガジェットは、煙幕や電子機器のハッキングなど種類が豊富で、使いこなせると潜入がぐっと楽になります。ただし、使える回数はリソース次第で、基本的に自動回復もありません。これが「やりにくい」ではなく「絶妙なバランス」で、このおかげで潜入がよりハラハラ楽しくなっていました。
たとえばとあるエリアの序盤で筆者自身もガジェットを使いすぎてしまい、敵が複数固まっているエリアでリソースが底をついてしまったことがありました。ガジェットなしでどう切り抜けるか頭を抱えましたが、ボンド自身で音を出したりあえて見つかったりして敵を一人ずつ引き寄せ、物陰で仕留めることを繰り返してじっくり制圧。時間はかかりましたしハラハラもしましたが、この「ガジェットなしでどう切り抜けるか」を考える過程が、思いのほか面白かったです。
さらに厄介なのが、特定のガジェットが効かない強敵の存在です。しかもそういった強敵に限って、雑魚敵が多いエリアの中心にいたりします。いつもの方法が通用しないとなると、今まで培ってきた経験を総動員して「ここで音を出して敵を引きつけて…」と知恵を絞ることになります。ガジェットが使い放題だったらこういった試行錯誤は生まれなかったでしょうし、制限があるからこそ潜入が一筋縄ではいかない面白さになっていました。
気になった点を挙げるとすれば、パリィのタイミングに慣れが必要なところでしょう。戦闘が発生する場面では常についてまわる部分なので、最初は少し戸惑うかもしれません。
たとえば敵が攻撃してくる際、敵が黄色に光るタイミングがパリィの合図なのですが、これは「今攻撃が来た」ではなく「これから攻撃が来る」というサインです。つい癖でパリィボタンを押してしまうとタイミングがずれてしまうこともあり、この独特の間隔に慣れるまで、少し時間がかかりました。
特に複数の敵を相手にする場面では、どの敵のパリィタイミングに集中すればいいか判断が難しく、焦ってしまいがちです。難易度を下げることで戦闘のシビアさを調整できるので、アクションが苦手な方はまず難易度を落として感覚をつかんでいくのがよさそうです。
もう一つ気になった点を挙げるとすれば、狭い場所でのカメラワークです。全体を通して問題があるわけではないのですが、出入り口付近や壁に近い状態で戦闘になると、カメラが急にギュッと寄ってしまった場面がありました。
もしかするとそういった場所はそもそも戦闘を想定していない設計なのかもしれませんし、ステルスで切り抜けるのが正解だったのかもしれません。プレイスタイルによっては全く気にならない部分でもあるので、好みが分かれるところかなという印象です。
本作は全体を通して快適に遊べる仕上がりになっています。気になった点を挙げるとすれば、序盤の時計を選ぶシーンに一瞬だけ選択肢用の内部パラメーターのようなものが画面に表示される場面がありましたが、プレイの妨げになるようなものではありません。
また、人が多い場面でごくまれにカクつきが起きることがありましたが、こちらも1〜2秒程度で、その後は特に問題なく遊べました。全体的な完成度は高く、快適にプレイできる作りになっています。
| 機種 | ・PS5 |
|---|---|
| 検証状況 | ・主要コンテンツをプレイ済み |
| タイトル | 007 First Light |
|---|---|
| 発売日 | 2026年5月26日 |
| 価格 | 8,910円 |
| 対応機種 | PlayStation 5 / Nintendo Switch 2 / Xbox Series X|S / PC(Steam) |
| ジャンル | アクション |
| プレイ人数 | 1人 |
| メーカー | IO Interactive A/S |
| 年齢制限 | CERO D(17才以上対象) |
| 公式X | 公式X |
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