ゴーストオブツシマ (Ghost of Tsushima)の評価とレビューを掲載しています。実際にプレイした評価者によるスコア付けや感想、ユーザー投稿のレビューなども掲載しています。
総合評価 | ||||
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33点/40 | ||||
ストーリー | ゲーム性 | グラフィック | 快適さ | |
7/10 | 8/10 | 9/10 | 9/10 |
【総合評価】 編集部が話し合いによって決める参考値です。総合評価は10点満点となっており、10点=神ゲー、5点=普通、1点=致命的のように点数が高いほどより面白いゲームと言えます。 【5項目評価】 ストーリー:ストーリーの面白さ、世界観の参考値 ゲーム性:アクション面や戦闘面といった根幹に関わる部分 ボリューム:ゲームをどれだけ長く遊べるかの参考値 快適さ:ロード時間や操作性、運営の更新性の参考値 |
本作「ゴーストオブツシマ」は、侍である「境井仁」が主人公です。そして武士道精神を伯父である「志村」から叩き込まれている仁ですが、圧倒的な兵数と新手の兵器を持つ蒙古相手には正面からいっても民草を守り切ることはできないと考えた仁は、一人教えを破り「冥人」として生きることを決心します
また、舞台となっている対馬ですが、史実でも80の武士で迎え撃った対馬は1000の蒙古兵相手に奮戦するも敗れ、その後対馬は蒙古兵に蹂躙されたという記録が残っています。
ともあれ闇討ちや敵を背後から斬りつけることは武士の教えに背くことになる仁は、度々そのことについて葛藤します。また、劇中にでてくる百姓などからも、まるで外道かのようにさえ扱われてしまいます。しかし、何よりも民を守り対馬を守ることを決心している仁は、志村の教えを胸に秘め、自分を押し殺してまで戦っていきます。
さて、本作のあらすじとしてはそのようなものなのですが、本作の戦闘もそれに沿ったようなものになっています。というのも、侍と冥人というスタイルがあり、明確に分かれているというよりかは侍としてのスキル、冥人としてのスキルを駆使できるのですが、しかし正面切って挑んでいく侍スタイルだけでは数で勝る蒙古兵相手には多勢に無勢です。
そのため、プレイヤーは冥人としてのスタイルで蒙古兵を殺していきます。もちろん、侍での攻略が無理というわけではありませんが、基本的に囲まれてしまう場面が目立つので、安全に倒すためには冥人としてのプレイが一番です。
ありとあらゆるところに蒙古兵はおり、戦闘が絶え間なく発生しますが、温泉に浸かったり美麗なフィールドで心休まることができます。他にもいくつか探索要素があり、例えば神社は本作では謎解きのような要素を含んでおり、まっすぐ向かうことができません。しかし苦労してたどり着いた神社からの眺めは絶景であり、一時であっても血なまぐさい戦場のことを忘れることができます。
以上が世界観を含めたレビューになりますが、ここからは戦闘面についての細かいレビューになります。本作では侍が主人公ということで、やはり剣戟アクションについて期待されていると思いますが、アクション面についていえば素晴らしい出来栄えとまでは言えないのが正直な感想です。
カメラが全体的に近い
まず一番不便だなと思う点が、カメラワークの悪さです。仁との距離が近すぎるため、戦闘の全体像の把握が難しくなっています。また、集団戦が多いのにも関わらず特定の敵にロックオンすることができない点もなかなか不便です。オプションで近くの敵に自動ロックオンの要素はあるものの、近くの敵に自動ロックオンということになっているので、それほど恩恵は感じづらいです。
また、敵との剣戟アクションは、筆者個人的には軽いプレイ感が好きなのでそこは好印象でしたが、パリィ後がスムーズ過ぎてしまうため、パリィした気持ちよさがあまりなかったり、敵によっては特攻の型を使って攻撃していればそれで十分にな点が少し残念です。
ステルスアクションがメインの冥人の方も、そもそもツシマはステルスゲーではないので仕方がない面もありますが、AIはお世辞にも賢いとはいえず、さらに索敵もあまり強くなく、完全に戦闘中でも家の下に隠れたりするとすぐに索敵が外れるので、簡単に闇討ちできてしまいます。
血を拭って納刀する
ボス戦に関しては、1対1の緊迫感あふれる戦闘になり、ハードであれば敵の攻撃も非常に強力です。また、赤攻撃も豊富なパターンがあり、この攻撃はジャンプで避けたほうがいい、これは避けてからすぐさま反撃のように、楽しめる内容となっています。集団戦は少し残念な部分もありますが、ボス戦に関していうと殺陣のアクションが非常に楽しめます。ただし、敵の攻撃バリエーションが少ないのは残念な点です。
しかし、アクション面に限って言えばそのような評価ですが、剣にこだわっているモーションなどは見ていて気持ちがいい場面もあります。本作では敵兵に一騎打ちを仕掛けることができるのですが、居合のシーンは一瞬で勝敗が決まる緊迫感があり、単純に居合はかっこいいです。また、アクションではないですが、納刀させると剣が血で汚れていれば拭ってから納刀するので、細かいところをこだわっているのを実感させられます。
本作の探索は、ミニマップ表示がなく、その代わりに風が設定した場所まで導いてくれるものとなっています。風は元寇をテーマにしているので神風というものも踏まえて使用しているようです。この試みは面白いものの、ミニマップがないので結局常時風を吹かせることになり、却って煩わしさが増してしまっていますが、雰囲気を重視しているということを考えれば、煩わしいものの納得できます。
また、特定の場所には動物がおり、動物は隠された場所へと案内をしてくれます。別のクエストを開始しているときに見つけてしまうと追うことができない場合もありますが、動物を使うことによってついつい追いたくなってしまいます。
さらにマップの広さはそれほど広いわけではないものの、馬が最速の移動手段のため、十分な広さを感じられます。その広いマップは、しかし多くのファストトラベル地点があるため、解放していくことでどんどんと便利になっていきます。ロード速度も気にするほどではないため、気軽にファストトラベルを行なえる点は魅力です。
他にも探索しているとときおりランダムイベント発生し、達成することで噂の地というものを助けた相手から聞くことができる場合があります。助けることで情報も聞けるので、ついつい探索中に足を止めて侍として民を守りたくなります。
世界観とストーリー、戦闘、探索面についてレビューをしましたが、以上を読んでもらえば分かる通り、なにかと比較されることが多い『隻狼』とはまるで違うものということがわかっていただけたと思います。『隻狼』は死にゲーとして戦闘面に力が入っていますが、本作ツシマでは戦闘面の力の入れ方は、戦闘というアクションというよりかは、太刀を使用した殺陣を楽しむゲームです。
また、ストーリーでは侍として生きてきた仁が冥人として、外道とも言われる道に手を染めるという、侍としての仁の生き方に焦点が絞られています。そういった意味で言えば、本作『Ghost of Tsushima』は、サッカーパンチが“侍”を描いたゲームだと言えるのではないでしょうか。
タイトル | ゴーストオブツシマ |
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発売日 | 2022526 |
開発元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント |
対応機種 | |
ジャンル | |
プレイ人数 | |
CERO | Z |
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PS5と一緒に購入してプレイ 死んだ侍が亡霊として蘇って戦う話と思ってたら全然違ってたw ストーリーに関しては浮世草も含め重い話ばかりだったけど、はっきりとではなく仄めかすような描写も日本人の感性に合ってると思うし良かった。翻訳の巧さもあると思うけど外国人にもこんな脚本書けるんだ(失礼!)…って思ってしまったわ 正直序盤は面白くなってくるの?って不安になったりもしたんだけどねwいつの間にかハマっててクリア。アクション下手でも楽しめた。カメラは確かに改善の余地ありと思う。 時代考証に関しては日本の時代劇も娯楽作品なら面白くするために変えてるところあるそうだし、気になるところもあったけど楽しめたのでOK 賛否両論あるみたいだけど自分的には十分傑作だった遊べてよかった。まだこれから壱岐いくよー
評価・レビュー|プレイした感想【Ghost of Tsushima】
PS5版プレイ中、終盤に差し掛かったあたりの感想 全体的には楽しんでる 特に仁の所作がカッコよくて殺陣が終わるたびに格好つけて納刀したくなる ステルス要素は簡単で、ステルスゲーを期待してる人には物足りないだろうけど、自分はこれくらいが好き ストーリー面では老害石川と殺戮マシン政子殿、なんか可愛く見えてくるゆなのキャラクターが面白くて進められてる 探索面はよくあるowでマップにアイコンが出てそこに向かうと何かあるタイプ。あんまり面白くないけどいまだにこれが主流のやり方なんだよな レベルデザインで誘導してないから結局矢印出してそれを追いかけるだけになってしまう。自分で辿り着くような地形での誘導をして欲しかった 鳥居を辿ると神社があるのは良かった、ああいう視覚的な誘導で祠や秘湯も見つけるとプレイヤーは楽しいと感じるんだと思う いろいろ惜しいとこはあるけどPSでできるオープンワールド系の中ではトップレベルの出来の良さなのは間違いないですね