2025-10-06

【取材レポート】TGS2025で出展された「桃源暗鬼Crimson Inferno」の開発者インタビューを実施!ブースの様子や実際にプレイした内容もお届け!

TGS2025にて「桃源暗鬼Crimson Inferno」の開発者インタビューを実施!

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2025年9月25日(木)から9月28日(日)に渡って千葉県の海浜幕張にある幕張メッセにて「東京ゲームショウ2025」が開催された。本記事では「桃源暗鬼Crimson Inferno」の開発に携わるCom2uSのキーマンとなるプログラムディレクターの「Dongwon Lee 氏」アートディレクターの「Phil Kim 氏」お二人にご協力いただいた取材の内容と当日の出展ブースの様子、ゲーム情報を中心にお届けしていくので、ぜひ最後までチェックしてみてほしい。

まずはゲーム紹介!「桃源暗鬼Crimson Inferno」とは?

TVアニメ『桃源暗鬼』の世界を忠実に再現したターン制のダークファンタジーRPG

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「桃源暗鬼Crimson Inferno」は、TVアニメ『桃源暗鬼』の世界を再現したターン制のダークファンタジーRPGとなっている。TVアニメで放送されたストーリーやキャラクターをゲーム内で忠実に再現しており、3Dを使ったハイクオリティによる戦闘が見どころだ。

戦闘システムはスキルカードを使用して敵と戦うシンプルなもの

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戦闘システムはキャラクター3人を編成し、スキルカードを使用して敵と戦う仕様となっている。スキルカードを使ったターン制のRPGなので、普段ゲームをあまりしない人でも直感的に遊べるのが本作の特徴の1つと言えるだろう。

スキルカードの組み合わせによって効果や威力が変化

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スキルカードによって色や模様が異なり、同じ色や模様を揃えて選択することでカードの効果やダメージが強化されていく設計だ。

「インフェルノスキル」によるハイクオリティな演出に注目

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スキルを使用すると「インフェルノゲージ」がチャージされ、ゲージが満タンになることでキャラクターの必殺技とも呼べる「インフェルノスキル」カードが使用可能になる。各キャラクターのハイクオリティな「インフェルノスキル」演出は必見だ。

いざ「桃源暗鬼 Crimson Inferno」キーマンのお二人にインタビュー!

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左:プログラムディレクターのDongwon Lee 氏 , 右:アートディレクターのPhil Kim 氏

アートディレクターのPhil Kim 氏、プログラムディレクターのDongwon Lee 氏にインタビューすることができ、大きく分けて2つのトピックを伺うことができた。「ゲームの開発過程」と「今後展開していくサービスや戦略面」など最後に楽しみにしている読者の皆様宛にメッセージをいただくことができたので、その内容をお届けしていこう。

まずはゲームの開発過程や裏側を聞いてみた

━━まずはゲーム開発の裏側部分についてお聞かせください。「桃源暗鬼 Crimson Inferno」ではアニメーションの華やかなアクション演出などをどのようにゲーム内で再現したんでしょうか?再現にあたってこだわった部分などはありますか?。

Phil Kim 氏(以下、キム氏)アニメーションの華麗なアクションは最大限忠実に再現しようと努力しました。その中のポイントとしては鬼の赤と黒の、ある種単調になりやすい色ではありますが、ゲームの中でエフェクトを駆使して華麗に見せられるように、かつカメラアングルにもこだわりました。同じ技でも3つの異なるカメラアングルを駆使して様々な角度で華麗な演出を楽しめるようにこだわっています。

━━同じ技でも違う角度から演出を見られる点は原作やアニメファンにとっては嬉しいポイントですね!ちなみにスキルのエフェクトの演出が変わるのは何か条件などあるのでしょうか?

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キム氏ターンが進むごとに、同じスキルでも威力のtierが上がっていき、それに伴って段々と華麗なアングルに変化していく設計にしています

━━なるほど、より強力なスキルになっていくのと合わせて演出も変わってくるんですね。威力の変化と合わせてスキルの演出も変わるとなると、没入感や爽快感も増しそうですね。

━━スキルのお話も出てきたので、ゲームシステムについても伺わせてください。「桃源暗鬼Crimson Inferno」ならではの「こういった部分を楽しんでほしい」というポイントがあれば教えて欲しいです。

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Dongwon Lee氏(以下、イ氏)戦闘システムはぜひ楽しんで欲しいポイントです。基本的にスキルは模様と属性のあるカードを組み合わせて攻撃を行い、その組み合わせにより威力のtierなどが上がる設計です。このシステムはゲームに詳しくない原作ファンでも楽しめる設計になっていると思います。

━━色や形で直感的に組み合わせて攻撃ができる設計なんですね。ゲームをあまりプレイしないという原作ファンの方も楽しめる設計という点は非常に魅力的ですね!

━━原作ファンの方向けという点で追加で聞いてみたいのですが、アニメでは描かれなかったゲーム独自の要素などもあったりするのでしょうか?

イ氏まだ調整中という段階ではありますが、オリジナルストーリーは作家先生とともに作成中でオリジナルの必殺技やスキルを持ったキャラクターも登場予定です。

━━ゲームオリジナルの要素も楽しみです!ちなみに既存のキャラたちもゲーム独自のコスチュームなどあったりするんでしょうか?

イ氏コスチュームシステムがあるので要素としてはありますよ!

━━他にもゲーム内のコンテンツとして特徴的な要素はありますか?

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イ氏「フォトカードシステム」という、装着することで武器にもコスチュームにもなる成長要素を予定しています。専用ボイスも搭載予定で、実際のグッズへの商品化も検討できるかもしれません。あとはシステム的に特徴的なのは「戦闘」「援護」が分かれており、アニメでは実際に医療班などがいて編成内で役割が異なる点も特徴的ではないでしょうか

━━「編成」という点で気になる点があったのですが、桃太郎機関と鬼機関のキャラが同じパーティに編成できるようですね。

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イ氏はい、ゲームとしてはアニメの1期を基準に制作しているので、現段階だと鬼機関のキャラが多く、陣営ごとに分けるとキャラ数に偏りが出てしまう、そういった点も加味して同じチームに編成できるようにしています。ですがゲーム内のコンテンツによっては機関ごとに制限があるので、様々な展開を楽しめると思います。

━━まだ全容は分かりませんがクエストのボスに合わせて編成を組み替えて挑んだりするのもの面白そうですね、ある種の縛りプレイのようでゲーマー目線としては面白い要素だなと思います。

━━開発面でのご質問については、最後にクロスプレイができる点についても聞かせてください。今回PC版も展開がありますが何か違いなどありますか?

イ氏PCとモバイルは基本一緒です。もともとモバイルゲーム開発が得意なのですが、PC版ではUIの大きさやスキルやエフェクトの演出の派手さなどを楽しんでいただければなと思い開発しております!

━━スキルのエフェクトや演出が変わるという点ではぜひPCの大きめの画面で楽しみたいですね!

サービスや戦略についても聞いてみた

━━続いてはサービスや戦略面について色々と伺わせてください。アニメとほぼ同時期に制作を進めた中で、大変だった開発エピソードなどはありますか?

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キム氏アニメは2D、ゲームは3Dになるのでそこの調整が困難で根気が必要でした。が故にスキル演出などがどうゲームに落とし込まれているかはぜひ楽しみにしてほしいポイントです。ファンの皆様もゲームにどのように落とし込まれているかを期待いただいているはずなので、この点はかなりこだわっています。

━━開発面での質問で伺ったゲーム内での再現ポイントと同様に、ここはぜひ注目ですね!

━━原作の演出をゲーム内にどのように落とし込むか、というポイントにこだわりを強く感じますが「桃源暗鬼」をゲーム化した背景や理由もきかせてもらえますでしょうか?

イ氏様々な作品を検討しましたが、漫画原作を読んだ中で、キャラクター性とそのキャラクター達が使う「血蝕解放」が特徴的なので「桃源暗鬼」を選びました

━━なるほど、確かにキャラクターごとに特徴的な「血蝕解放」を持っているのでゲームに落とし込むとなると相性は良さそうですもんね。

━━では最後に、リリース日についてお伝えできる範囲で教えてもらえますでしょうか?

イ氏リリース日はまだ未定ですが、多くの部分の開発は終わっています。ユーザーさんには早く楽しんでいただきたいので鋭意製作中です!

ユーザーに向けてメッセージ

━━ここまでインタビューにご協力いただきありがとうございました。最後にユーザーの皆様向けに一言ずついただけますでしょうか?

イ氏鋭意製作中です!リリースまで時間が空くかもしれませんが、TGSなどのようにユーザーの皆様と触れ合える機会は積極的に作っていきたいです。
フィードバックなどに応えられるように頑張っていきたいのでよろしくお願いいたします!

キム氏アート面ではいかにアニメーションをゲームに溶け込ませるのか注力しています!ぜひ注目していただければと思います!

━━コメントありがとうございます!私も1ファンとして楽しみにしております!

いざTGS桃源暗鬼ブースに!

巨大な「桃源暗鬼Crimson Inferno」ブースがお目見え!

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幕張メッセHALL8の一角に、巨大な「桃源暗鬼Crimson Inferno」のブースが!「赤」と「黒」を基調とした桃源暗鬼の世界観が演出されており、一際目を惹くブーストとなっていた。

ステージにはメインキャラクターたちのパネルが展示

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ブースの大部分を占めるメインステージには主人公「一ノ瀬四季」や「無陀野無人」をはじめとしたメインキャラクターたちのパネルが展示され、記念撮影を楽しむ人たちの姿も見えた。

試遊ブースはPCとモバイルの両展開

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ステージの横に設置された試遊ブースでは、PCとモバイルそれぞれでプレイが可能となっていた。ビジネスデーにも関わらずほぼ全ての試遊台が埋まっており、注目度の高さが伺えたぞ。

早速「桃源暗鬼Crimson Inferno」をプレイ!

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PCとスマホどちらでもプレイが可能でしたが、今回はPCで試遊させていただくことに。

アニメ第1話のストーリーを体験!

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プレイ開始後すぐ、TVアニメ第1話のストーリーを体験。桃太郎機関の「桃屋五月雨」と主人公の養父「一ノ瀬剛志」の激闘を体験しながら、ゲームのシステムに慣れていくことができた。前述したスキルカードの説明や組み合わせについてもここで説明があったぞ。

主人公が鬼として覚醒するシーンは3Dグラフィックの演出で

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主人公が初めて鬼として覚醒するシーンは、3Dグラフィックの演出で再現されていた。映像でお伝えできないのが心苦しいが、迫力のある演出になっていたため、ぜひリリース時に確認してみて欲しいところだ。

ストーリー体験後は「アグリ討伐」クエストに挑戦!

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ストーリークリア後はクエスト「アグリ討伐」に挑戦が可能となっており、主人公に加え同級生の「皇后崎 迅」と「手術岾ロクロ」を含めた3人編成のバトルに挑むことができた。リリース後には他の登場キャラも編成できる可能性が高いため、お気に入りの構成を探す楽しみも出てくるだろう。自慢の編成をSNSでシェアしてファンの方々と交流するのも面白いかもしれないぞ!

「援護キャラクター」システムの説明も

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また、このバトルでは「戦闘キャラクター」の3人以外にも、「援護キャラクター」2人が追加されていた。戦闘キャラクターのスキルカードを使うことで「援護スキルポイント」が溜まり、満タンになることで「援護スキル」が発動可能となる仕様になっている。

試遊では実際に「花魁坂京夜」の援護スキルを使用することができ、味方全体のHPを回復するスキルを持っていることが確認できたぞ。

各キャラクターのスキル演出も豪華

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使用するスキルカードによって技の演出が全く異なり、さらに前述した同じ色や模様を揃えた際はより強く、より派手になっており、豪華な演出がとても印象に残った。「インフェルノスキル」による必殺技の演出もド派手で、全キャラクターの「インフェルノスキル」がどうなっているのか、どのように再現されているのか楽しみだ!

『桃源暗鬼』が好きな方は絶対にプレイしてほしい作品と言える!

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ここまで東京ゲームショウ2025「桃源暗鬼Crimson Inferno」出展ブースの様子とキーマンのお二人へのインタビュー内容を中心にお届けしてきた。

インタビュー内容からも分かる通りアニメの演出をいかにしてゲーム内に落とし込んでいるのか、が注目ポイントとなる本作。アニメファンの方でも分かりやすい戦闘システムながら、スキルの組み合わせによる戦略の奥深さもある。2025年10月3日(金)から、アニメ『桃源暗鬼』は第2クールとして練馬編がスタートする。今回試遊させていただいたゲーム内には、練馬編で初登場するキャラクターもいたため、今後の続報に注目していきたい。

提供表記

タイトル:桃源暗鬼Crimson Inferno ジャンル:ターン制ダークファンタジーRPG リリース予定日:未定 プラットフォーム:モバイル (iOS/Android), PC (Steam) サービス予定地域:グローバル (中国を除く) サービス言語::韓/英を含む全12言語 価格:基本プレイ無料(一部有料コンテンツあり) 公式サイト:https://tougenanki.com2us.com/ja?r=p1 公式X:https://x.com/tougenanki_ci

取材協力:Com2uS

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