SQUARE ENIXとNHN PlayArtが贈る『ファイナルファンタジー』歴代キャラクターのクロスオーバー作品、『ディシディア デュエルム ファイナルファンタジー(DISSIDIA DUELLUM FINAL FANTASY)』の先行プレイ会にゲームエイトライターが参加してきた。この記事では、ゲームシステムや世界観などを中心にお届けしていくので、ぜひ最後までチェックしてほしい。
※記事に掲載されている情報はCBTに先駆け実施されたテストプレイ会時点の内容となり、今後変更となる場合がございます。
『ディシディア デュエルム ファイナルファンタジー(DISSIDIA DUELLUM FINAL FANTASY)』とは

『ディシディア デュエルム ファイナルファンタジー(DISSIDIA DUELLUM FINAL FANTASY)』は、SQUARE ENIXとNHN PlayArtが共同で開発を進めているスマートフォン向け新作ゲームだ。ゲーム内容はボス討伐型チームバトルとなっており、基本プレイ無料(アイテム課金型)で2026年の配信が予定されている。
本作では3人1組の2チームと魔物が入り乱れるアクションバトルを楽しむことができ、プレイヤーは相手チームより先に巨大なボスを討伐することを目指すというシステムになっている。「アクションゲームが苦手…」という方でも楽しめる簡単操作で、誰でも気軽に爽快感のあるアクションを楽しめるのが魅力だ。チーム内で役割分担して強力なボスに立ち向かって、敵より早く倒せた時の快感はなんとも言えない達成感を味わえる。
さらに!歴代FFシリーズの戦士たちが多数登場し、豪華クリエイター陣による魅力的な描き下ろしイラストも登場。豪華クリエイター陣による魅力的な描き下ろしイラスト、ゲーム内BGMも歴代BGMがアレンジされたものが採用されているので、ファンの方にはたまらない仕上がりになっているはずだ。
そんなFFファンなら見逃せない、現代東京を舞台にした新たなディシディアの戦いを楽しめる本作の先行プレイ会にゲームエイトライターも参加してきたので、ゲームシステムや世界観、バトルの様子を中心にみなさんにお届けしていくぞ!
今回のディシディアの舞台は”東京”!?今までにない世界観に驚き

今作最大の注目ポイントは、歴代のFF戦士たちが召喚された新たな舞台が「現代」という部分だろう。ただし、歴代FF作品のレジェンドキャラクターたちが一堂に会するというクロスオーバーのコンセプトは変わらないのも面白い。ファンタジーの世界観から一転、親しみやすい現代という世界観を取り入れたのは、「懐かしさ」と「新しさ」を両立させるためとのことだ。
本作の現代的な舞台は、FFファン層の拡大という課題を解決するためのアプローチの一つだ。入りやすい世界観を通じて、若い世代にもリーチしたいという開発の意図が込められている。
これまでFFシリーズをプレイしたことがない方でも楽しめるように作られているので、アクションゲームが好きな方は一度手に取ってプレイしてみてほしいと感じられた。

メインストーリーはフルボイスで展開し、戦士たちの日常を垣間見られるショートエピソードも用意されている。各キャラクターの衣装は、キャラクターガチャで入手できるほか、一部キャラはシーズン報酬でも獲得可能。バトル中の見た目に気を遣いながら、気分によって着替えながらプレイするのも面白いだろう。
さらに、本作は新規のボイスが多数収録されており、みなとみらい横浜港や渋谷といった地名も飛び出す現代を舞台に、新鮮なセリフのやり取りを確認できるのも面白いところだ。「FFキャラが東京で会話する」という違和感と斬新さこそが、本作の大きな特徴となるだろう。
ド派手なスキルでハチャメチャバトル!

▲ボスにスキルを叩き込んだ際の爽快感は何事にも変えられない…。ド派手なエフェクトと音で我々プレイヤーの五感に訴えかけてくる。
本作の3対3のチームバトルのルールは、「先にボスを倒したチームが勝ち」というシンプルなものが採用されている。バトル開始時にはボスにダメージが通らない状態からスタートし、プレイヤーは雑魚モンスターや敵プレイヤーを倒して「ブレイブ」(パワーの源)を溜め、最大値(9999)に達すると「ブレイブバースト状態」となり、ボスに大ダメージを与えることが可能になる。
シンプルなルールながら、雑魚モンスターを倒してブレイブを溜めるのか、逆に敵プレイヤーに果敢に挑んでブレイブを溜めるのかはプレイスタイル次第だ。少しずつ確実にブレイブを溜めたい方は雑魚モンスター、敵チームの遅延が目的やがっぽりブレイブを溜めたい方は敵プレイヤーを狙うのがおすすめだ。

プレイヤーは事前に設定した5つの「アビリティ」(必殺技)を駆使しながら戦う。このアビリティはクールタイムが存在するので、「いつ敵プレイヤーに使うか」「いつボス討伐の切り札として温存するか」といった、戦況全体を通した戦略が求められる。アビリティの有無によって立ち回りが大きく変わってくるので、常にクールタイムと睨めっこをしながら攻める機会を窺う必要があるぞ。
また、移動エリアの長押しで発動する「キャラ固有のアクション」もあり、クールタイムもないので、キャラクター特有のダッシュや攻撃が使い放題となる。移動は画面下の半円部分のフリック、通常攻撃は敵が射程範囲に入ると自動で発動する。プレイヤーは移動やカメラワーク、そして技の選択に集中できる仕様となっている。

キャラクター専用のURスキルを使用するとド派手な演出が入り、演出中は一時的に無敵状態になれる。HPが少ない時や敵のスキルが飛んでくるタイミングに合わせながら使用することで、ダメージを抑えながらバトルを進められるので覚えておこう。特にボスが強力な広範囲攻撃を放つ瞬間に無敵化するのは最高の快感だった!

本作は「対戦ゲームが苦手な人でも楽しめる」ことを重視し、「みんなでワイワイ、直感的に遊べる」カジュアルな対戦ゲームを目指しているとのことだ。FFファンで普段はRPGをメインにプレイしている方も安心してプレイできるようになっているので、「ワイワイ楽しくプレイしたい!」といった願いを叶えてくれるはずだ。
直感的で戦略的なモバイル向け操作

モバイル向けとして開発された本作は、操作性にも大きな工夫が見られる。バトル画面は思い切って縦画面が採用されており、片手でも遊べる設計で手軽さが追求されている。
操作方法が複数用意されているので、自分に合ったものをチョイスすることも可能だ。片手でサクサクプレイしたい方、両手でしっかりプレイしたい方などのニーズをしっかりと満たしてくれる設計となっている。

▲上記画像は両手仕様にカスタマイズしたプレイ画面だ。左手で移動しながら右手で視点移動する本格的なアクション操作も試すことができる。コンシューマ機に劣らない奥深いアクション体験を提供しようという本気度が伝わってくる。
アクションゲームが苦手な方でも大丈夫!「誰もが戦える場所」へ進化

『ディシディア デュエルム ファイナル ファンタジー』は、懐かしのFFキャラクターを親しみやすい「現代」という舞台と「カジュアルなボス討伐バトル」という新しいジャンルに落とし込むことで、より広い層へのリーチを狙った意欲作だ。
これまでのディシディアが持つ格闘ゲームのような敷居の高さから脱却し、「FFのファンなら誰もが、推しキャラと共に爽快に戦える場所」へと進化を遂げたと言える。従来のファンへの原作リスペクトを忘れず、新たなファンへの間口を広げる作品に仕上がっている。
また、本作はパーティを組むこともできるので、気心の知れた仲間や新しいゲーマーと一緒にゲームを楽しめるのも嬉しい点だろう。ゲーム内ではプロフィールのタグ機能を使って、好きなFF作品をアピールできたり、出身地を選択できたりと、仲間を探しやすい機能も搭載されている。
気になるリリースは2026年を予定しており、今後の情報公開からも目が離せない作品だった。まだまだこの記事だけでは紹介しきれないシステムが用意されているので、ぜひその魅力はみなさんの目で確認してみてほしい。
「FF×現代東京」という異色の組み合わせが、モバイルゲーム界に新たな旋風を巻き起こすことを期待したい!
『ディシディア デュエルム ファイナル ファンタジー』の概要
© SQUARE ENIX/NHN PlayArt
CHARACTER DESIGN: MIKI YAMASHITA / TETSUYA NOMURA
[取材協力]:SQUARE ENIX/NHN PlayArt
(編集・執筆/ゲーム山本)







