2025年下半期にリリース予定の「BILIBILI HK LIMITED」が手がけるスマートフォン向けRPG『トリッカル』。オートチェスライクのRPGという、一風変わった戦闘システムは、お手軽なのに戦略性を求められる奥深いものに仕上がっていた。この記事では6月13日より開催中のクローズドβテストにゲームエイトライターが参加できたので、その体験を元に本作の魅力を余すところなく紹介するぞ。
トリッカルとは
トリッカルとは、2025年下半期にリリース予定の「BILIBILI HK LIMITED」が手がけるスマートフォン向けRPGだ。プレイヤー(主人公)は
ひょんな事から「エーリアス」と呼ばれる異世界に転生。何故転移したのか分からぬまま、現地に住む「もちもちほっぺ」が特徴の愛くるしいキャラクター達の「教主様」となり、お悩み解決に尽力する事となる…というのが大まかなストーリーだ。
本作は既に韓国でサービス中であり、この度グローバルリリースが決定。日本語の他にも、中国語(繁体字)、英語に対応しているとの事。
そんなトリッカル(グローバル版)が、6月13日よりクローズドβテスト「もちほっぺテスト」をスタート。以下では、テストで体験した内容を元に本作の魅力を余すところなく紹介していくので、ぜひ最後まで見て欲しい。
どこでも引っ張り放題!もちもちほっぺが特徴の可愛すぎるキャラクター達
本作のキャラクターは共通して「デフォルメちびキャラ」に「もちもちほっぺ」となっている。中でも特徴的なのが、如何にも「触って下さいよ!」と言っている、もちもちほっぺだろう。
Live2Dによってふわふわと動くキャラクター達の、如何にも触ったりつまんだりしたくなるような魅惑のほっぺ…何とこれ、引っ張ることが出来るのだ。それも戦闘中以外の場面ならどこでもだ。
▲ホーム画面でもぷにぷに…。
▲ショップ店員もぷにぷに…。
▲ストーリーでもぷにぷに…。
キャッチコピーにもある「いつでもどこでもぷにぷにしまくれ!」に恥じない充実のほっぺつまみライフは、現在社会に生きる人達を癒す、まさにオアシスと言っても過言ではないだろう。筆者も仕事終わりにちょいぷにを…と始めたら、気づいた時には1時間ぷにぷにしていた事も。いやはや…もちもちほっぺの魔力、恐るべし。
▲声優陣も超豪華。きっとあなたのお気に入りのキャラクターが見つかるだろう。
笑いありのゆるゆるストーリー!難しい事は一切無し純度100%の面白を供給
本作の魅力はもちもちほっぺのキャラクター達だけに飽き足らず。ストーリーも最高の仕上がりとなっている。
メインストーリーは豪華声優陣によるフルボイスでお届けされる。更に、リリース済みの本国ではイベントもフルボイスで実装しているとの情報も。目で癒され耳でも癒され…∞の癒し効果で日々の疲れは吹っ飛ぶ事だろう。
さて、止まりそうにない前置きはこの辺にしておいて、以下ではメインストーリー第1章の冒頭を紹介していく。
本作は、ひょんな事から異世界転生を果たした主人公(記憶喪失) が、ブルミという名の謎の妖精と出会う所からスタートする。何とも何とも気が抜けるような言い回しで、現在主人公が置かれている状況を説明してくれる。
どうやら「エルフィンランド」と呼ばれる国に居る事、現在この国では反乱が起きている事、反乱の理由は「女王はおやつ倉庫を隠し持っている」という事…。情報が一気に押し寄せてきたが、つまりは「面白い状況」で間違い無い。
そんな道中で、反乱軍に追われているエーリアスの女王のエルフィンと、シスターのネルに出会う。紆余曲折あって反乱軍に追い詰められたものの、何故かそこにあった銃(?)によって、事なきを得る。
▲これは脅しの道具じゃないって…。
その姿を見たネルによって「予言で世界を救う人間が訪れると言っていた」「もしかして救世主様?」と話がどんどん飛躍していき、気づけば教主様(?)に。以降は困っている彼女達の助けとなるよう尽力する事となる…。
これが最初のストーリー第1章の内容となっているが、つまりは「面白いキャラ」と「面白い状況」による「面白いストーリー」と思ってもらって差し支えはない。以降の物語も、終始ユルくコミカルに展開されていくので、良い意味で深く考えずに楽しむ事ができるぞ。
因みに、ストーリーの選択肢によっては結構状況が変化するのも面白いポイントだ。最終的な結末こそ変わらないものの、あえて反対を選ぶ事でよりギャグテイストを楽しむ、というのも本作を味わうテクニックの一つと言えるだろう。
▲ここで「噛み終わったガムっぽく見える」を選択すると…。
▲ブルミの名前が一時的に「噛み終わったガム」に。こういった遊び心も本作の魅力だ。
また、本作はストーリーを始めとした随所にパロディネタがこれでもかと散りばめられている。ドストレートなものから「これよく見ると…」というのものまで盛り沢山。思わずニヤリとしてしまう事は間違い無しなので、ぜひ観察して見ると良いだろう。
▲美味しい話に疑いの目を向けた時のお決まりのセリフと言えば…!
戦闘はお手軽のオート進行!勝敗の鍵は事前の準備にあり
トリッカルの戦闘はタワーディフェンス式のものが採用されており、スキルの発動以外は全てオートで進行してくれる。当然、スキルの発動もオートに切り替え可能なので、戦闘は二の次に、画面内でわちゃわちゃする可愛らしいキャラクター達の動きと声に思う存分癒される、という遊び方も出来るぞ。
「ほぼ全オートなら戦略要素はあまり無い?」と思われるかもしれないが、実はそんな事も無いのだ。トリッカルの戦闘システムは二段式となっており、戦闘が始まる前の「チームビルドフェイズ」と、実際に戦闘を行う「バトルフェイズ」が存在する。
チームビルドフェイズとは、戦闘開始時と各Waveを跨ぐ際に発生する「戦闘の準備段階」の事だ。開始時と各Waveクリア後に手に入る「コイン」を活用してキャラを強化し、次のWaveに挑むのが一連の流れとなる。
ここで特徴的なのが、強化要素は常にランダムで三択が選出されるという事だ。つまり、毎回同じ強化を行える事はほとんと無く、常に与えられた手札の中から自分なりの最適解を編み出していく事が求められる。システムとしては、最近では馴染みも深くなりつつある「オートチェス」に近いだろう。
チームビルドフェイズで、限られたコインを使ってランダムに選出される強化要素の進め方、それこそが勝敗の鍵を握っていると言っても過言ではないのだ。
▲キャラカードは対応するキャラの学年をアップ。4年生になるとスキルが発動可能となる。
▲装備カードは任意のキャラ1体に装備してステータスを強化してくれる。誰に装備するかはあなた次第。
▲スペルカードは買うだけで盤面のキャラ全体に効果を及ぼす。少々値は張るが、その価値がある効果ばかりだ。
ここまで聞くと「技術介入要素が多くて難しそう…」と思われるかもしれないが、安心して欲しい。しっかりチームビルドフェイズもオート機能を搭載しているので、忙しい時や困った時にはCPUに任せてしまう事も可能だ。「従来のRPGのようなガッツリプレイ」と「フルオートで癒し重視のゆるゆるプレイ」の両方の性質を併せ持つのが、本作の戦闘の魅力と言えるだろう。
▲デイリーも周回も、オート進行で超お手軽。
現代社会で疲れ切ったあなたにおすすめ!お手軽癒されRPGここにあり
ここまで筆者が体験したテスト内容を元にトリッカルの紹介をしてきたが、いかがだっただろうか。「癒し」の一点を追求した本作は、徹底してストレス要素が排除されており、まさにお手軽癒され系RPGという新たなジャンルを確立したと言っても良いだろう。
メインストーリーも非常にコミカルなものばかりで、昨今に溢れている重厚なシリアスものとは別軸の、ゆるゆるした展開を楽しむ事ができる。そう、難しい事を考えずただひたすら笑って癒される、それがトリッカルなのだ、と筆者は感じた。
そんな現代社会を生きる人々の強い味方となるトリッカル。リリースされた暁には、ぜひ一度プレイしてみる事をおすすめする。きっともちもちほっぺに癒され、やみつきになる事間違い無しだ。
『トリッカル』の概要
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[提供]:BILIBILI HK LIMITED
(編集・執筆/ふうた)