EAFCモバイルにおけるレジェンド選手アザールの歴史紹介コラムです。成り立ちや今までの活躍を紹介していきますので、ぜひご覧ください。
選手名 | |
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エデン・アザール | |
誕生年 | 1991年1月7日 (現在33歳) |
出身国 | ベルギー |
クラブ歴 | ・LOSCリール(2007〜2012) ・チェルシー(2012〜2019) ・レアル・マドリード(2019〜2023) |
代表歴 | ベルギー代表(2008〜2022) ▶︎通算成績:33ゴール・36アシスト |
実績 | ・リーグ・アン最終選手賞:2回 ・プレミアリーグ最優秀選手賞:1回 ・UEFAヨーロッパリーグ最優秀選手賞:1回 ・シルバーボール賞:1回 |
アザールは1991年1月7日にベルギーのエノー州に位置するラ・ルヴィエールで誕生しました。ベルギーリーグ2部に所属していた父とベルギー1部リーグで活躍していた母の遺伝子を受け継ぎ非凡な才能を見せつけていきます。
サッカーが当たり前の環境で生まれたことも作用してか5歳ほどで自然とサッカーを始めたアザールは、地元のジュニアコーチに驚かれるほどの才能を誇っていました。12歳になると地元のクラブで育成を売りにしているアマチュアクラブAFCディビズに所属します。」そこでも非凡なプレーを見せたアザールはさらにサッカーが盛んなフランスのクラブに目をつけられるようになっていきます。
2年間AFCディビズで研鑽を積んだアザールは15歳の頃にフランスのLOSCリールユースチームに所属するために単身でフランスに渡ります。ドリブルなどの技術やスピードが評価されたことで、フィジカルなどが物足りなくても試合に出ることができたアザールは物凄いスピードで成長していきます。
ユースでメキメキと成長していったアザールは2007年の11月25日に行われたASナンシー戦でプロデビューします。デビューした年は4試合の出場に留まり、0ゴール・0アシストで終わりました。
結果が出ず苦いデビューとなった前年と異なり、2008シーズンは才能を見せつけていきます。トレーニングにより、フィジカルにも改善を見せたアザールは9月20日のオセール戦でプロ初得点を記録してチームの勝利にも貢献します。その後も30試合に出場して4ゴールを挙げるとその年の最優秀若手賞を受賞します。
翌年も5ゴールを記録して2年連続の最優秀若手賞を受賞すると、その翌年も7得点を記録して優勝に貢献して徐々に頭角を表していきます。そしてリーグ・アン最終年となる2011年シーズンに伝説を作るのでした。
学業が無くなり、サッカーに専念できるようになった2011シーズンはアザールにとって転機とも言えるシーズンになります。シーズン開幕戦のナンシー戦から先発出場していきます。その後5〜7節にはサンティエンヌ戦での2得点から始まり、3試合連続得点を見せるなど調子の良さをアピールしました。最終的に最終節のナンシー戦でハットトリックを決めたことで20ゴールに到達してシーズン20ゴール・18アシストの活躍を見せて最優秀選手賞とEL圏内の最も活躍した若手に贈られるブラボー賞を受賞することになってのでした。
リールで活躍していたアザールに目をつけたチェルシーは日本円して40億円で20歳の若者を獲得します。移籍初年度の2012シーズンはシーズン開幕戦のウィガン戦に先発していき、個人技で流れを作って2-0の勝利に貢献すると、第3節のニューカッスル戦でPKを沈めてプレミア初得点を記録します。
1月のリーグカップでスウォンジー側のボールボーイに対して行った行為で3試合の出場処分が科されますが、シーズンを通しては好調に終わり、最終的に9ゴール16アシストを挙げた上、EL優勝にも貢献するという移籍初年度でベストイレブンに選出される結果を残しました。
2013-2014シーズンになると2007年ぶりにチェルシーに復帰したモウリーニョが監督に就任しました。守備的な戦術を取るモウリーニョと守備意識があまりなかったアザールでしたが、アザールは攻撃で貢献することで守備負担を減らしていき、シーズン14ゴール・7アシストと監督が変わっても適応してみせます。
活躍が評価されてこの年もベストイレブンに選出されたため、個人としては評価された1年となりました。
ジエゴ・コスタやドログバを獲得して迎えたモウリーニョ政権2年目の2014-2015シーズンもアザールは好調を維持します。第2節のレスター戦で早速1点を決めると新加入のジエゴ・コスタと攻撃を牽引します。最終的にジエゴ・コスタが20得点アザールが14得点を決めてシーズンを終えると2位のマンチェスター・シティに8ポイントの差をつけて6シーズンぶりに優勝します。
その後カラバオ・カップも決勝でトッテナムを破ってトロフィーを掲げたことで、チェルシーは2冠でシーズンを終えることとなりました。
この活躍が評価された結果プレミアリーグのMVPとシーズンベストイレブンにも選出されて個人としても満足のいくシーズンと言えるでしょう。
アザールを始めとしてクルトワ・ルカク、デ・ブライネなどタレントが揃ったベルギーは代表でも躍進します。スウェーデン戦でのアザールのゴールなどで欧州予選を首位で突破したベルギーは3大会ぶりとなるブラジルW杯に出場を決めます。W杯初戦となるアルジェリア戦はアルジェリアのフェグリにPKを決められて先制されたスタートとなっていきました。
前半は点が取れなかったベルギーは46分にメルテンス、65分にフェライニを投入すると攻撃が活気付いていきます。デ・ブライネのクロスに反応したフェライニが1点を返して同点にすると80分にはアザールのスルーパスに反応したメルテンスが決勝点を挙げて苦しみながらも初戦を勝ち切ることとなりました。
その後もロシアと韓国を破り、ベスト16に駒を進めたベルギーは決勝トーナメントでアメリカを延長で2-1で破っていきます。迎えたベスト8の相手はリオネル・メッシ擁するアルゼンチンでした。試合8分にイグアインのボレーで先制点を取られて得点を取るしかない状況になったベルギーは攻撃を繰り返しますが、アルゼンチンの守備に攻撃が機能せず0-1で敗退することとなり、3大会ぶりのW杯はベスト8で幕を閉じることとなります。
2015-2016シーズンが始まりますが、アザールは昨季までとはうって変わり、得点が取れない日々が続いていきます。チームも呼応するように絶不調となり、最終順位が10位で前年優勝チームとは思えない成績でレスターに優勝を譲って終わりました。アザール自身も調子が上向かず4得点でシーズンが終わります。
昨年からの立て直しを図るチェルシーはモウリーニョに代わってイタリア代表監督を務めていたコンテを監督に招聘します。アザールも前年の不調が嘘のように得点を量産していき、攻撃を牽引。シーズンを通して調子を落とさなったアザールは16ゴールで優勝に貢献していき、チェルシーとしても1シーズンぶりの首位奪還を果たすこととなりました。
翌年はマンチェスター・シティの独走を止めることができず、シーズン5位でフィニッシュします。しかし、FAカップではサウサンプトンやレスターを破って決勝に進出。決勝の相手は今季2位だったマンチェスター・ユナイテッド。試合はアザールが前半22分に決めたPKでの1点を守り切ったチェルシーが優勝を果たしました。
ベルギーの黄金世代が成熟してきた2018年ロシアW杯はベルギーにとって記録的な大会になりました。初戦のパナマやチュニジア、イングランドに勝って予選を突破することに成功したベルギー。ベスト16となる決勝トーナントでの対戦国は日本。
ベルギー優勢と見られた試合でしたが、試合は一進一退の攻防という予想外の方向に向かっていきます。アザールの突破などでチャンスを演出していき、攻撃の主導権を手に入れていたベルギーでしたが、日本の守りもあり、前半はネットを揺らせず後半に移っていきます。
後半が開始すると柴崎のパスに反応した原口が一点を入れて日本が先制点を挙げます。点を入れて勢いづいた日本は52分にも香川の落としに乾がロングシュートを決めて2得点目を決めます。
2得点を取られたことで、流れを変えるためにフェライニとシャドリを投入。69分にヴェルトンゲンの頭に当たって浮いたボールに川島が反応できずに1点を返します。1点返せたことで勢いづいたベルギーは74分にアザールのクロスに合わせたフェライニが頭で叩き込んで同点に追いつきます。
その後お互いに点が取れず延長後半のアディショナルタイムまで突入。直接FKも狙える位置でFKを獲得した日本のキッカーは本田圭佑。直接FKを選択した本田圭佑のブレ球に反応したクルトワがキャッチ。攻撃に人数をかけていて、数的不利のままカウンターを受けた日本はベルギーの素早いカウンターに沈むこととなり、ベルギーが全大会に引き続きのベスト8に進出します。
日本との激闘を制して次戦のブラジル戦に向かったベルギーはフェルナンジーニョのオンゴールやデ・ブライネの決勝点で勝利。ベルギーとしても1986年以来のベスト4出場となりました。ベスト4の相手は強敵フランス、キリアン・エムバペが台頭してきたフランスの攻撃を耐えますが、51分にユムティティに得点を決められたことで、敗北しました。
フランスに敗北したことでベスト3を決める試合をイングランドと戦うこととなります。前半4分にムニエが幸先よく先制点を決めると試合終盤まで1点を守るベルギー。試合終盤にデ・ブライネのパスに反応したアザールが貴重な追加点を決めてベルギー史上初のベスト3を決めました。
W杯全体での活躍が評価されたアザールはシルバーボール賞とオールスターへの選出がなされました。
チェルシーでの最終年となる2018-2019シーズンも調子を落とすことなくシーズン16得点を挙げる活躍を見せますが、マンチェスター・シティとリバプールの牙城を崩せずシーズン3位で終了します。一方のELではチームは決勝に進出します。EL決勝での相手はアーセナル。アーセナルとの決勝は終始チェルシーペースで進んでいき、アザールもPKを含む2得点の活躍を見せます。
チェルシーで活躍していたアザールの加入にレアル・マドリードのファンやフロントは大きな期待を寄せますが、期待とは裏腹に活躍できない時期が続きます。移籍初年度は怪我に苦しみシーズン1ゴールに終わることとなりました。
翌年も不摂生や昔からの練習姿勢が祟り、シーズン4ゴールで終わると、アンチェロッティ監督にベンチに追いやられることとなりました。
その後も昔の輝きを取り戻せなかったアザールは2022-2023シーズンに契約を解除して、2023年の10月に現役引退を表明しました。
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レジェンド選手の半生を紹介!アザール編
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