ゲーム内イベントを現実の砂浜で擬似体験!

4月11日(土)に神奈川県の片瀬東浜にて開催された清掃イベントだが、取材許可をもらえたため、現地に赴いてきた。
実際に行ってみると、一般的なゴミ拾いイベントとは決定的に異なるポイントをいくつか感じたので、この記事ではイベントの感想や雰囲気を伝えていく。
ゲーム仲間と協力して砂浜を清掃!

今回のイベントはソーシャルアドベンチャーゲーム『Sky 星を紡ぐ子どもたち』を運営するthatgamecompanyが主催したビーチクリーンイベントだ。
普通のゲームイベントというと、ゲームにちなんだコスプレショーだったりスタンプラリーなどを思い浮かべるが、本イベントの主な目的は砂浜の美化活動にある。
応募者1,500人超から抽選された200人の参加者たちは、みな笑顔で真剣に取り組んでいた。

集めたプラゴミでプラアートを作成!

集めた小さなプラゴミを利用して『Sky』の文字に色をつけていく、という取り組みが並行していた。同じゲームを愛する仲間で一つのアートを完成させるという、一体感を感じられる催しだ。
このため、ただ黙々とゴミを拾っていくのではなく、色々な場所を散策して、理想の色を求めながら砂浜を綺麗にしていくという、ただのビーチクリーンイベントに収まらない構成となっていた。
参加者の間では、
「あっちに行けば(アートに使えるもっと良いプラが)あるかも」
「綺麗なやつあった?」
などの会話をする声が聞こえてきた。

▲完成版はとても砂浜で拾ったゴミとは思えないほどの彩り

▲ゴミ袋の小山ができるほどクリーンにしたぞ!
海とキャンドル、綺麗な演奏でゲームに負けない情景

イベントが一段落した頃、イベント開始時には明るかった空は、少し暗くなっていた。
ビーチクリーン終了のアナウンスと共に、次のイベントについて告知される。
まだ明るさを残す夕暮れを背景に、Skyのプレイヤーであり作曲家・演奏家であるSeiYA Fukudaさん & 演奏家サークル「Nachtigall(ナハティガル)」による演奏が披露された。

幻想的な音楽と景色を堪能している内に周辺が暗くなり、キャンドルで強調された「Sky」を参加者で囲み、優しい余韻を残しながらイベントは静かに幕を下ろした。


▲海岸に並ぶ色鮮やかなキャンドル
全てが「素晴らしい」イベントだった

今回のイベントは一見するとただのゴミ拾いイベントである。ただし紐解いていくと、
- ① 環境問題に取り組むゲームイベントおよび、それをリアルイベントに紐付ける本イベントを企画した運営チーム
- ② ゲームに関連しているとはいえゴミ拾いイベントに積極的に応募するユーザーたち
- ③ そして、このようなイベントが成功すると企画者に思わせる、日常的に「Sky」をプレイするユーザーたち
これらが必要不可欠であったということが見えた。
数あるゲームコミュニティに属してきたが、(という前置きすらもいらないかもしれないが、)このようなコミュニティは非常に稀である。
ゲームの設計はもちろんプレイするユーザーの民度の高さこそが、このイベントを最も魅力的にした要因だろう。本イベントのような優しい空間に混ざってみたいと思った方は、ぜひゲームを体験してみるべし。
『Sky 星を紡ぐ子どもたち』と「The Ocean Cleanup」のこれまでの取り組み

「Sky 星を紡ぐ子どもたち」 は、2021年より、世界中の海や河川からプラスチック汚染を一掃することを理念に活動している非営利団体「The Ocean Cleanup」とパートナーシップを結び、毎年春に開催するゲーム内イベント「自然の日々」におけるアイテムの売上の一部を寄付する形で、世界各地の海洋保全活動の支援へとつなげてきました。
これまでの取り組みによる寄付総額は約300万ドルに達し、100万ポンド(約450トン)を超える海洋プラスチック除去を支援する活動の一助となってまいりました。
また、ゲーム内イベント「自然の日々」では、海とのつながりをより深く感じ、守るために行動するクエストが登場します。普段とは異なる形の闇が光の生き物たちを捉え、彼らはプレイヤーに助けを求めます。彼らのもとまで泳ぎ、闇から解放することで、その優しさへのお礼に光のかけらを受け取ることができます。
こうしたゲーム内のイベントを通して、プレイヤーそれぞれが海洋汚染への関心を持ち、考え、“思いやり”や“つながり”を感じながら“やさしさの輪”を広げるような活動を続けてまいりました。
Sky 星を紡ぐ子どもたち 意義ある変化の創出
Sky 星を紡ぐ子どもたち The Ocean Cleanupインタビュー
NPO法人「海さくら」概要

2005年12月設立。「かつて江の島の海に生息していたタツノオトシゴが戻ってくるような美しい海」を目指し、神奈川県藤沢市・江の島を中心に活動するゴミ拾い団体です。「目指せ!日本一楽しいゴミ拾い!」をスローガンに掲げ、「体験・体感」を重視した独自の環境啓発活動を展開しています。
Jリーグチームとの連携プロジェクト「LEADS TO THE OCEAN(LTO)」や、現役力士と取り組む「どすこいビーチクリーン」、国内最大級のゴミ拾いポータルサイト「ゴミひろいサガスBLUE SHIP」の運営など、従来の枠組みに捉われない多角的なアプローチで海洋問題の解決に挑み続けています。
『Sky 星を紡ぐ子どもたち』とは

「Sky 星を紡ぐ子どもたち」は、iOS・Android・Nintendo Switch・PlayStation・Steamで大好評配信中のソーシャルアドベンチャーゲームです。
誰でも直感的に遊べる設計でありながら、心を揺さぶり、他人とのつながりを感じ、感情を共有する体験となること、そしてそれにより寛容や思いやりの輪を広げ、現実世界においても良い影響をもたらすこと、「Sky」はこうした理想を掲げて、2019年のリリース以降多くのプレイヤーの心をつかみ、精力的なアップデートが続けられています。
世界中でダウンロードは累計3億を突破しており、2022年9月には日本ゲーム大賞2022の優秀賞を受賞。2023年8月には『最も多くのユーザーが参加したコンサートがテーマの仮想空間』としてギネス世界記録™ を更新しました。2022年12月7日から配信開始したPlayStation版、2024年4月10日からアーリーアクセスが開始されたSteam版により、今後ますますSkyの世界は広がっていきます。
これからも、多くの方に楽しんでいただき、いつまでも愛されるような作品を作ってまいります。
「thatgamecompany」について

thatgamecompanyは、幅広く受け入れられ、芸術的で、感情的で、豊かな体験の開発に取り組んでいます。これまでに生み出してきた「flOw」「Flowery」「風ノ旅ビト」「Sky 星を紡ぐ子どもたち」などの作品は多数のアワードで評価いただき、スミソニアン・アメリカ美術館の常設コレクションに認定されるなど、世界中のギャラリーや美術館にも展示されています。
ゲームで実現出来るエモーショナルな体験の可能性を広げていくことで、年齢、文化、背景を越えて、あらゆる方々に楽しまれ、愛されるエンターテイメントをつくっていきます。
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[取材協力]thatgamecompany
(編集・執筆/あり)







