2025年3月18日(火)に「LE SSERAFIM」×「オーバーウォッチ 2」のコラボ第2弾を記念したライブストリーミングイベントが韓国で開催された。そんな全オーバーウォッチファンが注目しているであろうライブストリーミングイベントに、ゲームエイトライターが現地で取材してきた。会場の様子や開発者インタビュー、インフルエンサーの方々からの一言コメントなど内容盛りだくさんになっているので、ぜひ最後までチェックしてみて欲しい。
「LE SSERAFIM」×「オーバーウォッチ 2」とは
みなさんは3月19日(水)より開催されている「LE SSERAFIM」×「オーバーウォッチ 2」コラボは楽しんでいるだろうか?2023年11月3日(木)に第1弾が開催され、大好評に終わった人気コラボの第2弾ということもあり、楽しんでいる方も多いだろう。
今回のコラボでは、マーシー、ジュノ、D.Va、イラリー、アッシュのヒップホップ・ファッションで可愛らしいスキンが登場するのはもちろん、第1弾に登場したヒーロー達の色違いでリミックスした「Blue Flame」も実装されている。新旧の「LE SSERAFIM」スキンが勢揃いする豪華コラボイベントになっているので、ぜひゲーム内や公式サイト、アニメーションもチェックしてみてほしい。
そんな人気コラボの開催を記念して、韓国で「オーバーウォッチ2 x LE SSERAFIM ライブストリームイベント」が3月18日(火)に開催された。そんな豪華ライブストリーミングイベントに、オーバーウォッチの大ファンである筆者が現地取材することに成功したので、この記事では会場の様子や開発者インタビュー、インフルエンサーの方々からの一言コメントなどを中心にみなさんにお届けしていくぞ!
▲本コラボを記念したアニメーションも公開されているので、ぜひ記事を読む前にこちらもチェックしてみてほしい。より楽しく記事を読めるようになるはずだ。
予想を超える衝撃が待っていた!驚きのライブストリームイベントに大興奮
今回のイベント会場は「LE SSERAFIM」コラボの世界観を存分に引き出しているステージになっていた。イベント会場には、ZETA DIVISIONのta1yoさんやFiNNさん、Crazy RaccoonのMondoさん、コスプレイヤーの伊織もえさん、さらにはOverwatch Champions Series(OWCS)の公式キャスター陣など豪華メンバーの姿も確認できた。
また、世界各地からも多くのインフルエンサーや元オーバーウォッチリーガーの方々が足を運んでおり、会場からは大きな歓声や拍手が巻き起こる賑やかな雰囲気でイベントは進行された。
イベントの冒頭では、今回のコラボで登場するヒーロー達がランウェイを歩く姿と、中央のステージでダンスを披露してくれた。スキンのデザインも「LE SSERAFIM」の雰囲気と見事にマッチしており、見応えのあるステージになっていた。ここで今回のコラボで登場するヒーロー達のデザインを見ていこう。
▲前回に引き続き2回目の登場のD.Vaの決めポーズ!前回のコラボスキンとは大きく雰囲気が変わっており、青を基調にした肩を大胆に出しているデザインが印象的だ。
▲アッシュはスタイリッシュさの中に可愛さが融合しているデザインに仕上げられている。筆者的には猫耳のフードを被っているのが高ポイント!ボブのデザインにも注目しながらプレイしてほしい。
▲イラリーは緑を基調にした雰囲気が、彼女の印象と見事にマッチしている。ステージでは故郷の「RUNASAPI(ルナサピ)」をバックにダンスを披露してくれたぞ!
▲マーシーのデザインもなかなか見応えのある仕上がりになっている。普段の雰囲気とは一味違ったデザインに驚かされた方も多いのではないだろうか。(筆者も驚かされたひとりだった。)
▲ジュノの可愛らしいデザインにもぜひ注目してもらいたい。特徴的な髪型とヒーローのシルエットをしっかりと残しているデザインが素晴らしいの一言に尽きる。
ヒーロー達がステージでダンスを披露すると、会場からは大きな歓声が上がっていた。まさか現実世界にオーバーウォッチのヒーロー達が飛び出してくるとは思ってもみなかったので、感慨深い気持ちでモニターを凝視していた。
ダンスの披露が終わった後には開発チームが登壇し、トークショーで会場を盛り上げてくれた。開発チームのみなさんからオーバーウォッチに対する深い愛を感じられ、見ているこちらも頬が緩んでしまうトークを披露してくれたぞ。
「LE SSERAFIM」と豪華ストリーマーの夢のコラボ!好プレイ・珍プレイに会場が大いに盛り上がる!?
さらに今回のイベントでは、「LE SSERAFIM」のメンバーと開発チーム&ストリーマーの豪華混合チームのカスタムゲームも開催された。「LE SSERAFIM」チームには、オーバーウォッチを知り尽くしているコーチ達が後ろについており、アドバイスを送りながら各メンバーがプレイしていた。
試合は全部で3試合行われ、2試合は故障したコンサートステージを修復する「LE SSERAFIM」チームを、混合チームが修復の妨害をするというユニークなルールの対決が繰り広げられた。暗闇から突如出てくる妨害チームに悲鳴を上げながら攻撃したり、逃げたりしている「LE SSERAFIM」メンバーの姿にほっこりしてしまった。
▲「LE SSERAFIM」のKAZUHAさんをコーチングするta1yoさん。終始2人とも笑顔でプレイしており、見ているこちらまで笑顔になってしまう和やかな雰囲気が印象的だった。
▲真剣な表情でモニターに向き合うWARN氏と伊織もえさん。
▲手前からMYUNG HOON JANG氏、Mondoさん、DANNYLIM氏。
カスタムゲームの最後の試合はオーバーウォッチの伝統ルール「コントロール」で対決!どちらのチームも「LE SSERAFIM」スキンに身を纏ったヒーローを使用して、熱き戦いを繰り広げていた。好プレイで会場が盛り上がったのはもちろん、珍プレイが飛び出た時には大きな笑い声が上がっており、見どころ満載の試合内容になっていた。
カスタムゲームで大いに盛り上がった後、本イベントは「LE SSERAFIM」のトークショーで締め括られた。メンバー達のオーバーウォッチに関する裏話を聞くことができるので、ぜひ配信アーカイブからチェックしてみてほしい。
開発者のメーガン・スチュアート氏にインタビュー!デザイン面のこだわりとジュノへの愛を語る
―まずは自己紹介と今回のコラボで担当した仕事内容を教えてください。
メーガン・スチュアート氏(以下、メーガン氏):オーバーウォッチ2のアシスタントアートディレクターを担当しているメーガン・スチュアートと申します。今回の「LE SSERAFIM」コラボでは、コンセプトアーティストから届いた原画から、モデリングやテクスチャを作る仕事を担当しており、主にジュノのスキンや武器のグラフィックを作りました。
―ありがとうございます!ジュノのスキンを作っていく上で「LE SSERAFIM」とヒーローのイメージをマッチさせるために、工夫したことや苦労したことを教えてください。
メーガン氏:私自身が「LE SSERAFIM」の大ファンだったので、今回のコラボスキンに関われることにとてもワクワクしていました。工夫したことは、立体感や動きを出すためにシェーダー(3Dオブジェクトの陰影や奥行きなどを出すプログラム)を何個か追加しており、リュックや袖の白い部分には無色のシェーダー、アクセサリー部分にはラメが入っているシェーダーを組み込んでいます。
スキンが出来る工程には、様々なチームメンバーが関わっており、メンバーからの意見を取り入れながら、みなさんが普段見るスキンが完成していきます。
各所に「LE SSERAFIM」を連想させるデザインを散りばめながら、ジュノのシルエットも残したバランスの取れている仕上がりになっています。
―めちゃくちゃこだわりを持って作っているのですね!恐らくジュノがお気に入りだと思うのですが、今回のコラボでお気に入りのヒーローは誰でしょうか。個人的にはジュノがすごく好きです!
メーガン氏:ゲームでもジュノをメインに使っているので、全員可愛いのですが一番の推しはジュノです。追加でもう1人選ぶとアッシュがULTで出すボブも大好きなので、ジュノとボブの2人が推しのヒーローになりますかね(笑)
全体のお気に入りポイントは、 KPOPとオーバーウォッチの世界観を融合させた特徴的な髪型です。あとは、「LE SSERAFIM」を連想させる衣装やD.Vaのメカのデザインもお気に入りです。
また、今回のコラボで「LE SSERAFIM」スキンのラインナップが増えたことにも興奮しています。追加されたヒーロー達は素晴らしいルックスになっているので、ぜひ注目してもらえたら嬉しいです。
―愛がヒシヒシと伝わってきます…!前回のコラボスキンの色違い「Blue Flame」も配信されると思うのですが、色違いを出すまでの経緯を教えていただいてもよろしいでしょうか。
メーガン氏:「Blue Flame」チームには入っていないのですが、ユーザーのみなさんが前回のコラボをとても気に入ってくれていたのを覚えています。その声に応えるべく、新しいスキンや新しい色を楽しんでもらえるように、「Blue Flame」を出したのだと思います。
―私自身も前回のコラボもめちゃくちゃ気に入っていました!コラボアニメーションを見た時の感想はどうでしたか。
メーガン氏:トレーラーの中で動いているジュノの姿を見て、かなり興奮したのを覚えています。このコラボに関われたことがとにかく嬉しかったですね。
―スタイリッシュでかっこいいアニメーションですよね!今回の「LE SSERAFIM」スキンを使って『POTG(PLAY OF THE GAME)』を取りたいと思います。
メーガン氏:私もジュノの『POTG』を見てみてたいです!(笑)
―頑張ります!最後に日本のオーバーウォッチファンの方々に向けて、一言コメントをいただいてもよろしいでしょうか。
メーガン氏:日本のオーバーウォッチファンのみなさんには日々感謝しています。みなさんにスキンを手に取ってもらえることにすごくワクワクしていますし、私自身「LE SSERAFIM」とオーバーウォッチの大ファンなので、推しに関われる仕事ができて興奮しています。
また、みなさんからのファンアートには毎回驚かされますし、コスプレイヤーの方々がスキンのコスプレをしてくれることを楽しみにしています。ぜひ日本のみなさんにも楽しんでいただけたら嬉しいです!
―ありがとうございました!
ta1yoさんとOWCSキャスター陣の推しヒーローは!?
―今回のコラボのお気に入りのヒーローと、コラボに対するコメントや今後の意気込みなどをいただけますか。
ta1yoさん:僕はゲーム内でよくアッシュを使っているので、アッシュのスキンがお気に入りです。特にボブのデザインが、セキュリティのようなデザインになっていてよかったですね(笑)
前回のコラボ同様に世界的なアーティストとの前代未聞の内容になっていると思うので、ぜひみなさんも一緒にオーバーウォッチと今回のコラボを楽しんでいきましょう!
蒼汁さん:僕の今回のコラボでのお気に入りヒーローはアッシュです。大人な雰囲気の中にキュートさが表現されており、煌びやかなデザインに仕上がっているのがいいですね。
ただただ、オーバーウォッチが大好きでプレイしているだけなのに、世界的アーティストとのコラボイベントにご招待いただいて大変興奮しています!
gappo3さん:私のお気に入りは今までスキン数が少なかった中で、今回の豪華コラボのメンバーに選ばれたイラリーですね。個人的には今回のコラボをきっかけに、使う方が多くなるのかなと感じています(笑)
また、今後もオーバーウォッチのプレイと実況・解説を頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!
おやつさん:僕のお気に入りのスキンはマーシーです。「LE SSERAFIM」の良さがオーバーウォッチにうまく落とし込まれていて、可愛らしさと格好良さが融合した『かっこかわいい』デザインだと思います。
Overwatch Champions Seriesの実況を担当しているので、ぜひご視聴していただけると嬉しいです。コラボだけではなく、競技シーンもまだまだ続いていきます!
hoshimiさん:僕の今回の「LE SSERAFIM」コラボでのお気に入りスキンはマーシーです。もともとマーシーが好きなのもありますが、今回のコラボでは大人っぽい可愛らしさが表現されていて、一目見てビビッときましたね(笑)
1回目のコラボの時に「LE SSERAFIM」さんのことを知って、そこからどっぷり浸かっているのですが、2回目のコラボでこのようなイベントにも招待いただけて大変光栄です!
―みなさんお忙しい中、ありがとうございました!
Blizzardの韓国オフィスにも潜入!名作を生み出す職場環境にも注目!
さらに今回は韓国のBlizzardオフィス「Blizzard Entertainment Korea」の取材もさせてもらえることに!オーバーウォッチやディアブロ、ハースストーンなどBlizzardを代表する名作たちのグッズが多く並べられている豪華なオフィスになっていた。「Blizzard Entertainment Korea」は、Blizzard Entertainmentがアメリカ国外に設立した初めてのインターナショナルオフィスとなっており、20年以上の歴史を持つオフィスになっている。
そんな歴史ある「Blizzard Entertainment Korea」のオフィス設備をひとつひとつ紹介していこう。
入り口には巨大パチマリが設置されており、オフィスに入る前からオーバーウォッチの空気を感じられる。オーバーウォッチの大きなロゴとパチマリが並んでいる光景は圧巻の一言だ…。ちなみにこの巨大パチマリ、ポワポワしていてずっと触っていたい手触りになっていた。
また、韓国のオフィスにはオーバーウォッチを開発する「Team4」のメンバーも在籍しているのだ!このオフィスからオーバーウォッチの歴史が作られていると思うと、オフィス前に立たせてもらっただけで感無量の気持ちが沸き起こってくる。
こちらはオーバーウォッチ屈指の人気を誇るD.Vaのフィギュアだ。無印オーバーウォッチのデザインでビクトリー・ポーズを取っており、細かな部分までしっかりと作り込まれていたので、往年のファンにとって感慨深い仕上がりになっていた。お持ち帰りたい気持ちをグッと押し殺して、目に焼き付けながら撮影させてもらった。
オフィスにはゲーミングスペースが用意されており、12台のゲーミングPCが並んでいた。いつでもオーバーウォッチをプレイできるオフィス環境に驚きを隠せなかった。筆者が同じ環境に置かれると、仕事中に絶対オーバーウォッチをプレイしてしまうだろう。(同じ感想を抱く方も多いのではないだろうか…?)
またこのゲーミングスペースでは、ゲーム大会も開かれているとのことだ。仕事が終わっても居続けてしまいそうな環境が整っており、常にゲームのことを考えられる魅力的なオフィスになっている。
オフィス内にはカフェが設営されており、好きな飲み物を自由にいただけるシステムになっていた。仕事中にリフレッシュしたい時や眠気を覚ましたい時に活用できるので、ゲーム開発が捗ること間違いなしのはずだ。
リフレッシュする時はしっかりリラックス、集中する時はガッツリ作業できる環境が整っていることが、数多くの名作ゲームを世に送り出せる最大の理由なのではないだろうか。
さらにはBlizzardのゲームに登場するキャラやアイテムなどのグッズが飾られており、各ゲームへの愛着がヒシヒシと伝わってくる。中にはファンアートから作られたグッズも飾られており、ファンの想いも大切にしていることが伝わってきた。
▲上記がファンアートから作られたD.Vaのパネルだ。可愛らしさの中にどこか力強さを感じるデザインに見惚れてしまった。
以上が「Blizzard Entertainment Korea」のオフィス内の様子だ。ゲーム作りに集中できる環境が整っているのはもちろん、オフィス内でオンとオフを切り替えられるオフィスになっていたぞ。
史上最強のコラボを見逃すな!コラボは3月31日(月)まで
ここまで「オーバーウォッチ2 x LE SSERAFIM ライブストリームイベント」の会場の様子や開発者インタビュー、インフルエンサーの方々からのコメントなどを中心にお届けしてきた。
今回のイベントを通して世界中に多くのオーバーウォッチファンがいて、熱狂的な声援を送り続けていることを肌で感じ取ることができ、1人のオーバーウォッチファンとして感慨深い気持ちになった。ゲーム内コラボイベントは3月31日(月)までと、少し短めの期間になっているので、「LE SSERAFIM」コラボスキンが絶対に欲しいという方は、早めに購入しておくことをおすすめする。
みなさんもこの世界的なアーティストとのコラボをきっかけに、オーバーウォッチを存分に楽しんでみてはいかがだろうか。筆者も可愛らしいスキンに身を包んで戦場をかけまわっているぞ!
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「LE SSERAFIM」×「オーバーウォッチ 2」の概要
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[取材協力]:Blizzard Entertainment
(編集・執筆/ゲーム山本)