『刀剣乱舞無双』評価レビュー|美麗な戦闘シーンと本丸パートでとうらぶの世界を踏襲

刀剣乱舞無双パッケージ画面

元々ブラウザゲームとして2015年から始まった『刀剣乱舞』。そのスマホ版である『刀剣乱舞-ONLINE- Pocket』がリリースされたタイミングの2016年に筆者は刀剣乱舞を知り、ゲームを始めた。アニメは『刀剣乱舞花丸』と『活撃刀剣乱舞』を全て履修済み。2.5次元舞台は見ていないが、2.5次元俳優の出ている『映画刀剣乱舞』は映画館に3回見に行った。新作映画も楽しみ。最推しは鶴丸国永。

ボリュームに関して

1ステージ3〜10分程度

クリア時間

本作のステージは1ステージ短くて3分、長くて10分くらいでクリアが可能。基本ステージボスを倒したり指定の位置へ到達すればクリアだが、中には隠された目的を達成して調査度を100%にしてからステージクリアしないと調査が失敗になり、再度やり直しになるステージもある。

脳死でプレイしていると普通に失敗するので注意。ただしこんのすけがガイド役をしてくれるので、こんのすけの様子をきちんと見ていたら1発でクリアできる。

ありがとうこんちゃん。

エンディングまでは20時間程度

クリア時間2

筆者がエンディングに辿り着くまでにかかった時間は約20時間程度。オリジナルストーリーが面白かったのはもちろん、やはり『とうらぶ』好きとしてはキャラ同士の掛け合いが非常に良かった。3Dキャラの表情が状況に合わせて変わるため、原作の立ち絵だけでは味わえない満足感もあった。特に推しの鶴丸国永のコロコロ変わる表情が非常に良かった。

ゲームの内容やシステム面について

原作のリスペクトが大いに感じられる作り込み

▲軽やかなアクションが特徴の鶴丸国永

本作品『刀剣乱舞無双』はキャラの特徴を捉えたキャラごとのアクションシーンが魅力。例えば「鶴丸国永」は軽やかで舞うようなアクション、対して「大倶利伽羅」は1振り1振りが重々しく、力強さを感じさせるようなアクションなどといった、キャラごとの特徴をよく表現している印象。

本作品は原作ゲームに登場する15振り(+αで無双限定キャラもいる)を操作できるため、操作時は「解釈一致〜〜〜〜」と叫び散らかしながらプレイを楽しんだ。

原作と同じく攻撃を受けると服がはだけ傷つく仕様も

原作と同じく攻撃を受けると服がはだけ傷つく仕様も
本作も原作と同じく攻撃を受けると服がはだけ傷つく負傷モードのビジュアルがある。特にデメリットはなく、必殺技ゲージが溜まりやすくなるだけなので積極的に負傷しにいっても良い。

顔がいい

▲顔良.....

なんなら攻撃そんなに受けてないのに負傷モードになったときもあるので、割と負傷するのは簡単。

ゲーム苦手勢でも楽しめる簡単モードもあるため安心

ゲーム苦手勢でも楽しめる簡単モードもあるため安心

ゲーム苦手勢でも問題なくクリアができる簡単モード。Yボタンを連打するだけで状況に応じて敵を攻撃してくれたり、敵からの攻撃がくる場合は回避もしてくれる。難易度設定も「易しい・普通・難しい」の3段階選べる。「アクションゲーム苦手だからちょっと」って思う方でも「易しい」を選べば大体クリアできる親切設計なので安心して欲しい。

本丸パートのキャラ同士の絡みやミニゲームも楽しい

キャラ同士の絡み

本丸では「縁側・厨・奥の間・庭・娯楽室」にそれぞれ刀剣男士を最大2人ずつ配置可能(本丸のレベルを上げると枠が解放されていく)。配置しておくと出陣ごとに経験値が入るので、出陣していない刀剣男士にも経験値が入るためレベル上げが楽だった。さらに2人配置していると絆レベルも上がるため、「絆会話」と呼ばれる特別な会話パートも解放されていく。

ミニゲーム

また、出陣ごとに確率で、報酬がもらえるミニゲームが発生するのだが、これが結構楽しい。種類は複数用意されているのと、「大成功」をすると報酬も多めにもらえるなどわりとマンネリせず楽しめた要素。

厨の光忠

さらに配置している刀剣男士をつっついたり、風を吹かせたりすることが可能。「主?」といった審神者の存在を示唆するような刀剣男士たちの反応が見られる。主のいない本丸の話のため、なんか胸が締め付けられた。

とうらぶ派生作品あるある、原作で見たことない設定

蟲

▲原作で見たことない蟲の敵

刀剣乱舞(とうらぶ)派生作品あるある、「原作で見たことないな???」という設定が無双ゲームでも登場する。時間遡行軍じゃない蟲の敵が出てきた時は「どちら様?」となった。ただ原作に影響を与えるレベルのことではないので問題はないし、無双オリジナルストーリー/設定として見れば素直に楽しめた。そもそも「面影」という無双限定キャラも登場するので、原作とは関係ないIFゲームだというのが正しい見解なのだろうか...という気持ち。

必殺技シーンやムービーが長く感じた

クリア時間

必殺技シーンやムービーが長く感じたのは惜しかった点。キャラの必殺技のシーンは+ボタンを押したら多少飛ばせるが、全カットはできなかったり、時代移動の際に起こるムービーなどが飛ばせなかったりするため、テンポが悪くなってしまう。スキップできたらもっとプレイの快適度が上がったと感じた。

総評

『刀剣乱舞無双』総評

刀剣乱舞ファンとして、キャラに焦点を当てているのが非常に良かった。推しを隅々まで堪能し撮影しまくることができたし、何よりオリジナルストーリーも面白かったため筆者は大満足。

また、ネタバレになるため深く語れないが、限定版の「スペシャルコレクションボックス」の特典であるドラマCDの内容、あれ本編でやるべき内容じゃないか?とは思った。ドラマCDを入手した方は本編クリア後に聞くのがおすすめ。

※本レビューは2022/06/22時点のもの

『刀剣乱舞無双』のGame8スコア

Game8スコア

総合評価
9点/10
世界観 グラフィック ゲーム性
10/10 9.0/10 8.0/10
キャラクター
(ストーリー)
サウンド 快適さ
10/10 9.0/10 8.0/10

【総合評価】
編集部が話し合いによって決める参考値です。総合評価は10点満点となっており、10点=神ゲー、5点=普通、1点=致命的のように点数が高いほどより面白いゲームと言えます。
【6項目評価】
世界観:世界や設定の出来栄えの参考値
グラフィック:映像や背景の綺麗さの参考値
ゲーム性:戦闘や収集要素などの面白さの参考値
キャラクター:キャラたちの魅力、背景の参考値
サウンド:ボイスやSE、BGM等の参考値
快適さ:ロード時間や操作性、運営の更新性の参考値

みんなの評価

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