株式会社筑波コンピューティングスが提供するeスポーツカフェ「Tsukuba Solid State」が2025年1月8日にオープンする。つくば市最大級のeスポーツカフェとなっており、最新のゲーミングPCやデバイスが用意されている。今回ゲームエイトライターが訪問取材することに成功したため、施設内の様子や設備について紹介していく。
※取材時点での情報のため、料金や営業時間など変更になる場合があります。
2025年1月8日にオープン予定!eスポーツカフェ「Tsukuba Solid State」とは?
「Tsukuba Solid State」とは、茨城県つくば市に2025年1月8日にオープン予定のeスポーツカフェだ。35台のゲーミングPCが用意してあり、eスポーツ系タイトルをはじめとした、様々なゲームで遊ぶことができる。
清潔で落ち着いた雰囲気でありつつも、窮屈さを感じない開放感のある空間でのびのびとプレイすることが可能だ。ゲームプレイに必要なものも一通り揃っており、何も持たなくても手ぶらでふらっと立ち寄って遊べる場所になっている。
「RTX 4070Ti SUPER」の高性能PCで快適なプレイ!
▲テストで置かれた配信用のツールが揃えられた席。eスポーツカフェで配信できるのは斬新だ。
▲オレンジ色のガジェットは会員情報のログインに使用される。
▲水冷のCPUクーラーはとても静かで、PCの動作音に気を取られずプレイに集中できそうだ。
eスポーツカフェといえば使用できるPCのスペックも気になる点だろう。eスポーツやネットカフェによってはPCのスペックによって料金が別になっていたり、ハイスペックPCは人気で席が常に埋まっているというケースがある。その点、「Tsukuba Solid State」では全てのPCに「RTX 4070Ti SUPER」が搭載されているため、どこの席に座っても同じ条件でゲームをプレイできる。
「RTX 4070Ti SUPER」という高性能のグラフィックボードが搭載されているため、軽いタイトルはもちろん、オープンワールドのような処理が重たいゲームもサクサクとプレイすることが可能だ。
また、モニターもリフレッシュレート280Hz、応答速度0.5ms、マウスは全席に「Logicool G PRO Xシリーズ」が設置してあり、マウスパッドは「Artizan」のものが使用されている。加えて、キーボードはゲーミングメカニカルキーボード(茶軸)が全席に用意してある。対戦ゲームに必須なマイク付きヘッドホンも置いてあるので、ボイスチャットもできるようになっている。
全てのツールやガジェットが至れり尽くせりで用意されているので、何も準備していなくても十分な環境が整備されている。
アケコンや各種マウスパッドの感覚の違いを比べることも可能!
▲大人気のHit Boxをはじめとした各種アケコンも用意。
▲まるで服のように並べられたマウスパッド。材質やメーカー毎の違いを体験できる。
店舗では、アケコン(アーケードコントローラー)や各種マウスパッドの貸出を行っている。アケコンで格ゲーを遊んでみたいけど、少しハードルが高い……という方も、実際に様々な種類のアケコンを遊びながら触れるので、アケコンでの練習はもちろん、購入の参考にもなるだろう。
また、マウスパッドも各種メーカーのものが揃えられているので、マウスパッドの変更によるマウス操作の違いやエイム感覚の違いを確認できる。マウスパッドにこだわりがある方も使い慣れたマウスパッドを選ぶことが可能だ。
▲パッドも各種用意してあるので、パッドで遊ぶことも可能だ。
▲キーボードも各種用意されている。軸による違いも体験できる。
他にもパッドコントローラーやキーボード、ヘッドホンも様々な種類が揃えられているため、これらも細かな違いや好みに合うかを遊びながら試すことができる。
家電量販店では触ることはできても、実際に普段遊んでいるゲームや好きなゲームをプレイしながら製品を試すことは難しいので”遊びながら違いを知れる”というのはゲーマーなら是非ともしてみたい体験だろう。
オフラインだからこその良さ!イベントでの貸し切りもOK!
▲ガチゾーンと呼ばれるPCゾーン。壁がないのですぐに周りのリアクションが見える。
店舗内では壁に沿って並んでいるPCと、島のように空間の中心にPCが並んでいるところがある。中心は通称”ガチゾーン”と呼ばれ、あえて正面に壁を置かないことでお互いの顔が見えるように配置されている。オープン前にお試しイベントを行ったそうなのだが、非常に盛り上がったそうで、やはり実際に人が集まってプレイすることで生まれる熱気があるのだろう。
今はボイスチャットツールもあり、オンラインで仲間達と気楽に遊ぶことができるが、やはりオフラインの現場で顔やリアクションを見ながらプレイするというのは別格の体験だ。かつてのゲームセンターがそうであったように、ガチゾーンで向かい合った人や隣の人と一緒に対戦や協力プレイをしてみるのも、また一興かもしれない。
▲大型モニターで大人数でも観戦できる。モニター下にはリーグ・オブ・レジェンドのレコードが見える。
「Tsukuba Solid State」ではイベントでの貸し切りもできるそうで、仲間や友人達を呼んでゲームイベントを開くことができる。全員が一箇所に集まってフルパーティでの対戦や、協力プレイを楽しむことができる。さらに大型のモニターがあるため、1対1のトーナメントをみんなで眺めるという、ちょっとしたeスポーツ大会のような使い方も可能だ。
将来的にはeスポーツ大会のパブリックビューイングイベントなども検討しているそうで、プロの試合を見ながらプレイしたり、リアルタイムでプロが使用しているキャラや編成を真似しながら遊ぶということもできそうだ。
つくば市から茨城県を代表するeスポーツの拠点へ!
▲入口のログインシステム。バーコード読み込みで簡単にログインができる。
▲各種軽食や飲み物も用意。ラムネはユーザーからの要望で設置したそうだ。
今回の取材にあたり、株式会社筑波コンピューティングスの新川氏にお話を伺うことができたのだが、現在eスポーツに対して科学的なアプローチを行う教授の登場やサークルなどでeスポーツに取り組む人が非常に増えているそうだ。また、つくば市という場所柄、大学が多く沢山の学生の利用が想定されるため、ここから未来のeスポーツプレイヤーが生まれることも期待しているそうだ。
将来的にはつくば市や茨城県を代表するeスポーツ施設に、そして行く末はeスポーツといえば茨城県、という流れにしたいというeスポーツに対する深い愛情や熱い思いを聞くことができた。
若い学生がPCなどプレイ環境を揃えるのも難しい部分があるため、このように充実した環境で気軽にeスポーツに触れられるというのはとても魅力的だろう。利用料金に学生料金が設定されているのも嬉しいポイントだ。
初心者もベテランも一度は訪れてほしいeスポーツカフェ!
▲開放感のある店内は気軽に入りやすい印象だ。
▲隣に並んで遊ぶことも可能。アケコンでローカル対戦ができるのも嬉しいポイント。
▲入店時にチャージするシステムになっており、料金も一目でわかりやすい。
ここまで「Tsukuba Solid State」について述べてきたが、PCのスペックをはじめ、各種アイテムの貸出など、eスポーツ好きやゲーム好きにとってかなり充実した施設になっている印象だ。特にアケコンやマウスパッド、各種ガジェットの貸出はかなり面白い試みだと感じたので、違いを試してみるために訪れるのもアリだろう。
セキュリティ面も考慮されており、利用終了後にログアウトすると自動で再起動と各種リセットがされるため、安心して普段のゲームアカウントでログインして遊ぶことができる。また、利用パックの時間が余った場合でも次回に引き継げるため、気軽に入店と退店が可能だ。
eスポーツに興味はあるけどプレイ環境がないという初心者の方はもちろん、これまで沢山遊んできたベテランの方もオフラインで遊ぶことで得られる体験があるはずだ。気軽に友人を誘っても良いし、一人でも入りやすく遊びやすい雰囲気だ。
幼い頃に友達の家で膝を突き合わせながらゲームを遊んだ原体験や、ゲームセンターで見知らぬ人と対戦した時のような面白さを追体験できるような空間を皆さんもぜひ味わってほしい。
「Tsukuba Solid State」の概要
Copyright 2024 - TSUKUBA SOLID STATE
[取材協力]:株式会社筑波コンピューティングス
(編集・執筆/きりゅう)