ドイツのゲーム開発者2名（PlayWithFurcifer）が提供するデッキ構築オートバトル『バックパック・バトル』が3月8日（金）19時から早期アクセス版の販売を開始した。シンプルで直感的な操作ながら、ハマりすぎてバックパックの底に埋まってしまっている人多数の本作について、これから始める初心者向けに攻略のポイントを解説している。
バックパック・バトルはバックパックに詰め込んだ武器とアイテムを駆使して他のプレイヤーと戦う対戦ゲームで、シンプルで直感的なデッキ構築型のローグライトタイプのゲームにパズルのシステムを組み合わせた、なんともユニークなタイトルだ。とは言えやることは至って単純で、ショップでアイテムを購入し、それをバックパックに詰めこむ、これだけ。詰め込んでしまえばバトルはオートで進むため、あとは見守ることしか出来ない。
本当にこれだけのゲームながら、購入するアイテムを選ぶだけではなく、買ったものをどうやってバックパックの中に落とし込むのかまでたっぷり悩ませてくる。アイテムは配置する場所によって他のアイテムを強化できるため、最適な位置を探して試行錯誤を繰り返しているうちにあっという間に時間が過ぎていく。とにかく考えることが無数にあって、うまく「ハマる」ことが気持ちよく、短いゲームながらついついもう一戦、もう一戦と繰り返してしまうタイプのスルメゲーだ。
2023年中からデモ版が無料公開されており、中毒性の高いゲーム性に多くのゲームファンから注目が集まっていた本タイトルだが、3月8日からは新キャラクターや新アイテムが大幅に増加した早期アクセス版が公開されている。先ほど述べた通り非常にシンプルで直感的なタイトルではあるのだが、シンプルすぎて何をすればいいのかわからない！という人もいるようで、本記事はそういった方に向けて簡単な攻略の指針を解説している。
まず最初に言っておくこととして、バックパック・バトルは強そうな武器を詰められるだけ詰め込んで突撃すればOK！というほど単純なゲームではない。初プレイでやりがちなのがこれで、スタミナ消費を全く気にしない武器チョイスをして思うようにダメージが出せなくなってしまうのだ。武器攻撃を行うのには黄色のスタミナゲージが必要で、これが不足していると攻撃が失敗してしまう。左下にいる女の子の表情とスタミナ消費量の表記はよく見ておこう。
ある程度勝手が分かってくればスタミナ回復系のアイテムを取り混ぜることでスタミナ切れを起こさないように立ち回れるものの、最初からそこまで考えるのは難しいため、最初のうちはスタミナ消費はなるべく（少ない〜ほどほど）あたりで調整しておくといいだろう。
 Point!：スタミナ消費の重い武器を使いこなすには？ |
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| 最序盤から使いやすいスタミナ回復アイテムが、あわせて体力も回復してくれるバナナだ。複数揃えれば、多少のキャパオーバーなら十分補ってくれる。また黄色のポーション（ヒーローポーション）でもスタミナ回復が可能だ。 スタミナの上限値自体はバックパック容量を3マス分追加するスタミナバッグを配置することで1点ずつ増えていくので、ステージが進んでいけばそれほど意識していなくてもスタミナ上限も多少伸びている。 |
バックパック・バトルには8種類のプラス効果（バフ）と3種類のマイナス効果（デバフ）が存在する……が、最初はとりあえず「シールド」と「リジェネ」の2つだけ覚えて始めてみることを推奨する。他の効果はアイテム同士のシナジーを考える際に覚えればいいが、この2つはどのようなプレイをする場合であっても欠かせないものだからだ。
「シールド」は1点につき1ダメージを防いでくれる防御効果で、防具などによって得られる。「リジェネ」は1点につき体力1を継続的に回復してくれる回復効果で、最序盤から購入できる癒やしのハーブなどで得られる。バトル開始時と書かれているものは各バトルの開始時に1回のみ付与されるものだが、個別の条件が書かれているものについては、その条件を満たせば何度でも効果が付与される。
| Point!：プラマイ効果は大量スタックさせることが攻略の鍵 |
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| プラス・マイナス効果はスタックさせる（重ねさせる）ことが可能で、例えば毒の効果なら、大量にスタックさせればさせるほど、毒で受けるダメージも増える。またアイテムによっては何らかのプラス・マイナス効果のスタック数に応じて効果が強力になったりするものもある。 |
スタミナ消費の問題があるため、慣れないうちはスタミナを消費する武器は2種類程度に抑えておくのが無難だ。ただしダガー系統の武器やペットなど、攻撃にスタミナ消費がないものも存在する。ダガーはダメージが低いため効果的に使うには工夫も必要だが、数を揃えられることは大きな利点といえる。
一方で、必ず入れておいた方が良いのが盾と防具。盾は確率でダメージを減少させた上に相手のスタミナを削り、防具は一定数のシールド効果を付与してくれるもので、どちらもあって腐るものではない。特に盾は購入費用も安いため、ショップに並んでいれば最序盤のうちに購入しておきたい。
| Point!：序盤でおすすめのアイテムってある？ |
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| プレイスタイル次第なのでなんとも言えないところではある……が、共通アイテムのコモン・レアの中から使いやすいアイテムをいくつか上げてみよう。 ・木の盾：最序盤から購入可能な盾で、確率のダメージカットに加えて相手のスタミナまで削ってくれる。とりあえず持っておいて損はない。 ・木の剣：これ自体は貧弱だが、砥石との合成でより強力なアイテムに変化していく。 ・フライパン：木の剣よりもスタミナ効率や命中率で劣るが、食べ物をばらまくだけで攻撃が伸びるため使いやすい。「堕落のクリスタル」との合成が強力。 ・シャベル：ホウキとフライパンから合成できる。武器としての性能はそれなりだが、ショップ入店時にランダムでアイテムを掘り出すというオマケが便利で、ちょっとした金策になる。 ・ブタちゃん貯金箱：バックパックに入れていれば毎ターン1ゴールドを得られる貯金箱。これ自体2ゴールドで売れるので、1回連れていけば一応の元は取れる。 |
多くのアイテムを詰め込むためにバックパックの拡張は必要不可欠、欲しいアイテムがあっても入れる場所がなくてはどうしようもないため、常に3〜4マス程度は余裕を持っておくようにしておきたい。
とは言え、バックパックだけが広くても中身がなければ意味がない。どうしても必要なアイテムは保管ボックスにおいておくこともできるため、先走って拡げすぎないようにも気をつけよう。目安として、5マス分以上の空きをつくらないようにしてみよう。
全てのアイテムはうまく配置してあげることでバックパック内の他のアイテムに何らかの強化効果を与えられる。例えば砥石なら、隣接するニマスの武器を強化可能だ。武器を増やすとそれだけスタミナ消費も増えるが、攻撃力を強化するだけならスタミナも増えず、使いやすい。
右クリック（PC版の場合）すれば回転させられるので、星マークがうまくほかの武器に重なるような配置をさがしてみよう。
ショップに並ぶアイテムはランダムであり、欲しいアイテムがいつもいつでも出てくる保証はどこにもない。つまりは必要なアイテムは見つけた時に買っておくのがベストだ。とは言えバックパックの容量もゴールドも無限ではないため、すぐに購入できなければお取り置き機能でキープしよう。
商品を右クリック、もしくは値札部分をクリック（PC版の場合）するとアイテムがお取り置き状態となり、ショップが更新されてもそのまま残るようになる。お取り置きした箇所には新たなアイテムが出現しないため使いすぎは禁物だが、数ターン以内に買う目処が立っているなら便利な機能だ。
またショップでは序盤のうちはコモン・レアといった低ランクのアイテムが並びやすく、ステージが進むと高エピックやレジェンダリといった高レアのアイテムが並びやすくなる。そのため合成などに使う予定の低レアアイテムは、できるかぎり序盤のうちにキープしておきたい。「もっとみる」は4回までなら1ゴールドでショップの中身を更新できるので、こちらも積極的に使うようにしよう。
| Point!：セール品は同額で売れるため単純に買い得 |
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| ランダムで発生するセールでは、元の半額の値段でアイテムを購入できる。すべてのアイテムは半額で売却することができるため、セール品は「使うかどうかわからないけど……」で買っても売却すれば払ったゴールドがそのまま返ってくる。 |
特定のアイテム同士を隣り合う場所においた状態でバトルを終えると、アイテム同士が合成されて新たなアイテムに変化することがある。合成によって得られたアイテムは元のアイテムに比べてより強力になっていたり、全く新たな効果を持っていることもあって、バックパックビルドの重要なキーになりやすい。そのため、最初はとにかくいろいろなアイテムを購入して、合成できないか試してみるといいだろう。
合成可能な2つのアイテム同士がショップ内に登場していると、カーソルをあわせた時にもう一方のアイテムに向かって水色の線が伸びるので、どのアイテム同士が合成可能なのかは比較的わかりやすい。思わぬアイテム同士が強力な変化をすることもあるので、最初のうちは多少勝敗は度外視して新しいアイテムを使う機会にしてみることをおすすめしたい。
バックパック・バトルではゲームの起動画面でキャラのクラスを選択することができ、3月8日の早期アクセス版の時点ではレンジャー、リーパー、パイロマンサー、バーサーカーの4クラスと、各クラスごとに5種のサブクラスが用意されている。いずれのクラスでも6回のバトルを終えた時点で特別なアイテムがショップに登場し、購入するアイテムを選ぶことでサブクラスが決定する。
各クラスは最初に持っているバックパックの特徴や入手可能なアイテムの種類が異なっているほか、さらにサブクラス選択時に得られる特別なアイテムはいずれも非常に強力かつ、個性豊かなものばかりだ。クラスが変わればプレイ感もかなり違うため、サブクラスごとにどんなアイテムと相性が良いのかを研究してみると面白いだろう。
| Point!：初心者におすすめのクラスは？ |
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かな〜〜〜り筆者の独断と偏見をはらむのだが、まずはレンジャークラスでビーストマスターのサブクラスをやってみて、慣れてきたらハンターのサブクラスを使ってみる……みたいなのがいいんじゃないかな〜と思っている。各クラスはそれぞれかなり特徴が異なっているのだが、その中でもレンジャーのクラスは比較的シンプルな方だ。
ビーストマスターはスタミナ消費なしで攻撃可能なペットの数を増やしてくれるので、初心者でもとりあえず「数で囲んで棒で叩く」みたいな戦術が取りやすい、扱いやすいサブクラスだ。一方でハンターはクリティカル率・クリティカルダメージを大きく強化してくれるサブクラスなのだが、こちらはプラス効果やユニークバックパック（レンジャーのカバン）といったゲームシステムをきちんと理解しなければ使いこなせない。逆に言えば、これがきちんと使えたら基本的なシステムはもうバッチリ理解できているというわけだ。 |
クリック連打しているせいかもしれません。スタート後にもう一度クリックすると進行がキャンセルされます。
バトルの時間がある程度長引くと、サドンデスのためにお互いのプレイヤーが自然ダメージを受けるようになっています。これが疲労です。
キャラクター右の矢印を引っ張ると、バックパックの中身が全部外れて空になります。
スタックとは、複数のものが積み重なっている状態のことを指します。例えば、「毒：10スタック」なら、毒のマイナス効果が10回分蓄積されているという意味になります。この場合、毒のダメージも10回分受けることになります。
アイテムにカーソルを合わせて右クリックすると合成ロックという文字が表示されます。ロックされているアイテムは合成対象になりません。
合成可能な2つのアイテムがショップ上、ないし自分のバックパック、保管ボックスのいずれかに入っていると、片方にカーソルを合わせると薄く青い線が出てきます。それが出た者同士は合成可能です。すでに合成したことがあるものであれば、画面の右下にある「レシピ」から確認できるはずです。
なんにも分かんねえぜ！って方なら（少ない〜ほどほど）にしておくことを推奨します。（ほどほど）であっても、相手のアイテム効果などでスタミナが削られることもあるためです。
出てくる相手は他のプレイヤーですが、リアルタイムではありません。そのプレイヤーが過去に同じステージ（同じ回数ショップで購入をした）にいた時のデータが登場しているようです。
ランダムみたいです。
タイトル画面の「クラス切り替え」のボタンの下にある「クローゼットを開く」から変更できます。ただし、衣装の購入にはある程度ゲームを進めている必要があります。
変わりません。いまが何戦目なのかによってもらえるゴールドの額は決まっています。ゴールドがたくさん欲しいなら、ブタちゃんの貯金箱やスコップ、宝石箱といったアイテムをバックパックに入れておくことで、擬似的な金策をすることは可能です。
ドラゴン系のペットは、◯◯エッグという卵をバックパックに入れて2回バトルに参加することで孵ります。ただし一部のドラゴンは合成によって入手するものもいます。
現在バックパック・バトルは早期アクセス版の段階で、今後もフレンドとのリアルタイム対戦機能やアイテム情報、戦闘ログやランキングシステムの刷新など、大幅なアップデートが予定されていることが告知されている。
加えて正式版では、5人目となる新キャラクターの追加やSteamの実績機能も実装される予定とのことだ。今後の開発の進捗にも期待しよう。
【タイトル】『バックパック・バトル』
【リリース日】2024年3月8日（金）19時
【対応プラットフォーム】PC（Steam）
https://store.steampowered.com/app/2427700/_/?l=japanese
【価格】1,700円（3月22日19時まで早期アクセス版キャンペーン価格10%OFF 1,530円）
【プレイ人数】1名
【デベロッパー】PlayWithFurcifer
【パブリッシャー】PlayWithFurcifer , IndieArk , shochiku
【日本語公式X】https://twitter.com/backpack_Japan
© PlayWithFurcifer, 2024. All rights reserved. Licensed to & published by IndieArk. Licensed to & published by Shochiku Co.,Ltd. in Japan.
[執筆協力：松竹株式会社]
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