
【現地レポート】若き才能たちの作品に触れられるイベント『学生インディーゲーム展』にゲームエイトライターが潜入!イベントの様子や実際にプレイしたゲームの感想もお届け!
2024年8月18日(日)から19日(月)にかけてIKE・Biz としま産業振興プラザで開催された『学生インディーゲーム展』。これからのゲーム業界を担うであろう若き才能たちの作品に触れられるイベントにゲームエイトライターが潜入することに成功した。イベントでは実際に学生が制作したゲームに触れることができたので会場の様子だけでなく試遊したゲームの紹介も併せてお伝えする。
学生インディーゲーム展とは

『学生インディーゲーム展』は、ゲームクリエイターズギルドが主催している『ゲームクリエイター甲子園』と連動した、学生が制作したインディーゲームのグループ展だ。
今後のゲーム業界を担うであろう次世代のゲームクリエイターが集うイベントになっており、その場で制作したゲームの試遊もできる。制作した学生自身が案内や解説を行うのでゲームの試遊をしながら直接制作者と対話ができるのも大きな特徴だろう。
この記事では、『学生インディーゲーム展』の会場内の様子や実際にプレイしたゲームの紹介をみなさんにお届けしていく。
▲沢山の人が訪れていてゲームの試遊や交流を楽しんでいた。
▲ゲーム紹介のチラシ。どれもデザイン性が高くチラシだけでも興味を惹かれた。
展示は会場内の3つのブースに分かれており、それぞれのブースで沢山の作品が展示されていた。どの場所も活気に満ち溢れ、多くの人々が試遊や制作者との交流を深めている様子が見られた。
出展しているゲームのジャンルも様々で、シューティングやアクションといったお馴染みのものから、パズルゲームなど多種多様なゲームが展示されていた。筆者が特に感じたのは全体的にゲームの発想が柔軟で、思いも寄らない組み合わせのゲームが多く見られたのも新鮮だった。
筆者も実際にいくつかゲームをいくつか試遊してみたので、ここからは実際に遊んでみた感想を交えながらゲームを紹介していく。
ゲームクリエイター甲子園2023年総合大賞受賞作品!「Death the Guitar」
▲入口から入ってすぐに受賞作品の看板があり、大きく目立っていた。

▲ポップでありながらロックやバイオレンスさが同居したデザインが印象的だった。
こちらは昨年のゲームクリエイター甲子園にて総合大賞を受賞した「Death the Guitar」だ。総合大賞を受賞した作品だけにかなり完成度が高く、少し触っただけでも直感で操作できる操作性とギターのサウンド、ポップなデザインに目を奪われた。
ゲームは横スクロールの2Dアクションで楽器らしく音を鳴らしながら敵を倒したりステージのギミックを発動させたりする。
ギターが主人公という設定や楽器ならではのアクションに少しバイオレンスな描写が病みつきになるゲームだ。こちらのゲームはSteamにてリリース予定なので気になった方はぜひチェックしてみて欲しい。
ケーキを潰してスコアを増やそう!「ケーキクラッシュ」

▲特徴的な三色のボタンとフットペダル。直感的に操作が可能だ。
▲本気で遊んだ結果叩き出したハイスコア。平均500くらいと聞いたのでケーキクラッシュのプロになれるだろうか。
沢山のゲームの展示がある中でも異彩を放っていたのがこちらのゲーム。ベルトコンベアで流れてくるケーキを潰すというシンプルなルールながら、三色のボタンとフットペダルという独特な操作方法で遊ぶゲームだ。
ケーキの色に合ったボタンをタイミング良く押すとケーキを潰せるので、定期的に巡回してくる警備員に見つからないようにケーキをどんどん潰してスコアを加算するのが目的になる。この警備員に見つからないようにするのがまたゲームに奥行きを生んでおり、ケーキをただ潰すだけではスコアが伸びる前にゲームオーバーになってしまう。フットペダルを踏むことでベルトコンベアの下に隠れて警備員から身を守れるのだが、警備員がたまにフェイントをかけることがあるのがさらに駆け引きを生んでゲーム性を高めていた。
三色のボタンとフットペダルで遊ぶのがとても楽しく、思わず全身が動いてしまいそうになるほどだった。ケーキを潰すのも爽快感があり、クリスマスを潰したい気分の時に持って来いのゲームだろう。中々できない体験だったので機会があればまた遊んでみたいゲームだ。
異変を見つけて脱出を目指そう!「3番線」
▲駅のデジタルサイネージのようにゲーム内にて操作方法が掲載されていた。

▲思わずニヤリとしてしまう遊び心に溢れた看板や駅名。
▲ダウンロードランキングなど既に実績があるのも納得だ。
異変を見つけて「3番線」からの脱出を目指すこちらの作品は、少しホラー要素のある間違い探しのようなゲームだ。異変があれば戻り、異変がなければそのままエレベーターに進むという形で連続で10回成功することで脱出ができる。
最初に驚いたのが、ゲーム内の小物などのクオリティの高さだ。駅の中がとてもリアルに再現されており、ゲームの中なのに”ここに訪れたことがある”と思ってしまうほどだった。電車が通るというのも面白い要素で、駅ならではの要素が生かされたアイデアだ。
駅には必ずある広告も再現されており、実際にありそうなデザインだがよく見ると思わず笑ってしまうようなデザインだった。駅名なども遊び心があり、作品全体から柔軟な発想やユーザーを楽しませたいという思いが伝わってくるゲームだ。
筆者は途中までは順調に進んでいたのだが、その後異変を見逃してしまい残念ながら試遊ではクリアできなかった。面白かっただけになんとかクリアしたいのでSteamやSwitchにて配信されているものを購入してリベンジしたい。
骸骨の頭を投げる新感覚のパズル!「Out of Skull」
▲骸骨のデザインもポップで可愛く、キャッチーなタイトルだ。
▲ギミックを突破して青い渦(ゴール)を目指す。
▲複雑なギミックのステージをクリアした際には思わずはしゃいでしまった。
「Out of Skull」は骸骨を操作してゴールを目指すアクションパズルゲームだ。このゲームの最大の特徴は骸骨の頭を投げられるという点だ。その骸骨の頭が他の頭の無い骸骨にくっつくと操作権がその骸骨に移るので、頭を投げることで遠く離れた骸骨も操作できるようになる。そうして頭を投げながらギミックを突破してゴールを目指すゲームだ。
最初は操作に戸惑ったが慣れてみるとギミックを突破するために、「こう動かして、次はこうして……」と何手先も考える余裕もできてきた。頭を投げるのに失敗したり、骸骨がトゲのある床に落ちたりすると容赦なく失敗になるが、すぐにリスタートできるリプレイ性の高さが特に印象的だった。筆者はパズルゲームはじっくり考えるよりもとりあえず触ってみてトライアンドエラーを繰り返すタイプだけに、中々クリアできないステージでもストレス無く遊べた。
難易度も簡単すぎず、難しすぎず、適度な歯ごたえだったので無事に試遊で遊べる部分をクリアできた時は達成感があった。もし今後アップデートでさらにステージが増えたりした際にはまた遊んでみたいと思える未来への期待値が高いゲームだった。
未来のゲーム業界に希望が持てるイベント
▲ゲームクリエイターズギルドのまこちん氏。後ろにあるスクリーンでは出展作品の映像が流れていた。
▲入口付近に置いてある自由に書いてOKのホワイトボード。イベントの活気が伝わってくる。
全体を通して感じたことは冒頭でも述べた通り非常に活気があって、学生のエネルギーとインディーならではの柔軟な発想に溢れたイベントだった。次世代のゲーム業界に希望が持てると断言しても良いほどの才能が沢山あり、どのブースの学生も充実した表情をしていた。
試遊したゲームはもちろん、試遊できなかったゲームも含めて気になるゲームや面白そうと感じたゲームも沢山あり、まだまだ遊び足りないと思うほどだった。直接学生から案内を受けたりゲームの特徴を聞くことができたのも新鮮で、筆者も興味深い話を沢山うかがうことができた。
もしゲームクリエイターを目指したいと思っている方がいればぜひ参加してみて欲しい、きっといい経験になるはずだ。
『ゲームクリエイターズギルド』の概要
©︎ GameCreators Guild Inc.
[取材協力]株式会社ゲームクリエイターズギルド
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