【代アニxゲームエイト】ゲームエイトって何をやってるの?攻略記事を書く仕事って?現役ディレクター・マネージャーによる学生さんたちへの特別講座
取材・インタビュー

【代アニxゲームエイト】ゲームエイトって何をやってるの?攻略記事を書く仕事って?現役ディレクター・マネージャーによる学生さんたちへの特別講座

schedule2024.02.21 17:01editena

ゲームエイトで攻略wiki制作のマネージャーとディレクターを務める2人が代々木アニメーション学院(以下「代アニ」と省略)さんの池袋校にお邪魔して、ゲームエイトの仕事紹介と、ライティングに関する特別講座を行いました。熱心な生徒さんたちのおかげで我々にとっても大きな刺激となった特別講座について、現場の様子をレポートします。

ゲームエイトってどんな会社?「書き手」をめざす学生さんたちへ!

画像▲今回の講師役、左:蔵谷、右:岡田

週のあたまに降った雪が道端の日陰に積み上げられ、三寒四温と言いながらもまだまだ寒さの厳しい2月8日、ゲームエイトの攻略wiki制作の部門でそれぞれマネージャーとディレクターを務める岡田と蔵谷の2人が代々木アニメーション学院さんの池袋校にお邪魔し、特別講座という形で壇上に立たせていただきました。

『生徒さんたちにいろいろな「書く仕事」があることを知って欲しい!』という想いから生まれた今回の講座は、前半にゲームエイトという会社の説明、後半に実践も交えた攻略記事のライティング体験という2部形式で行われました。会場となった池袋校の生徒さんだけでなく、オンラインで受講した他の代アニ校舎に通う生徒さんたちも含めると、受講者の数はのべ60人ほどにもなったとか。

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前半の会社説明はマネージャーの岡田が解説を担当。数多くの「ゲーム攻略wiki」を作っている企業としての知名度が高いゲームエイトですが、実際にはそうした攻略メディアの事業のほかにも、ゲームの世界をより楽しんでもらうための新たなコミュニティプラットフォーム「PLAYZY」の立ち上げなど、ゲームに関連した多くの事業を展開しています。

また一般に攻略ライターとして知られている職業についても、その仕事は「記事を書く」ことだけではなく、記事に関わるウェブサイトのデータ分析から、動画や画像の撮影・編集まで多岐にわたっており、実際に「書く」ことをしているのは業務時間全体から言えば半分程度に過ぎません。講師を務めた岡田自身も、アルバイトのライターからスタートしてキャリアを進めてきた経験から、ライターという仕事の細かな部分についての解説や、ライターから他業種への転向であったりといったキャリアについての解説をする一幕もありました。

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岡田: カルチャーに関していうと、うちの会社はやっぱりゲーム好きな方ばっかりです。99%そうだと思ってます。そういう意味で、仲間っていう感覚で一緒に仕事ができる、好きを仕事にできている場所ですね。ただひとえにライターと言っても、「文字を書く」ことばっかりやっているわけでもありません。なので「ゲームが好き」っていうところをフックに、いろんな仕事ができる場所でもあります。 僕自身も最初はライターとして始めて、そこからデータ分析なんかの作業を通してマーケティングの領域に興味を持つようになり、いまはマネージャーをやってます。包括的なメンバーの管理だとか、部署全体の面倒をみるような仕事ですね。ただもちろんこれは僕個人の話で、管理職みたいな仕事につくのかどうかは得意不得意・好き嫌いもあって、入ってからのキャリアについても人によって十人十色です。

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また今回講座を行った代アニの生徒さんたちはシナリオ執筆などを中心に学んでいる方が多いということで「書くこと」についての熱意は非常に高く、特に1年生の生徒さんたちからは講師陣に多くの質問も寄せられました。

例えば「ライターという仕事に興味はあるものの、ゲームの『やりこみ』にはそれほど自信がなく、ライターという仕事を目指す場合は今の段階でどんなことをすればよいでしょうか?」といった質問に対しては、自身もあまりゲームが得意ではなかったというディレクターの蔵谷からは次のような回答がありました。

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蔵谷: 実は僕もゲームそこまで得意じゃなかったんですよ。やりこみもあんまり自信がありませんでした。じゃあなんでこの仕事がやってこれたかっていうと、やりこみ以外の部分を強みにしてきたからだと思っています。僕がゲームエイトを応募した当時、『テラリア』ってゲームを3,000時間ぐらい遊んでたんですが、「やりこみ力」でいうとちょっと微妙でした。時間だけはそれなりにやっていたんですが、長い時間かけてずっと同じ遊びをしていただけなので、全部の要素が分かるっていうレベルじゃなかった。やりこみは下手だったんですね。だから自分の強みは「やりこみ」じゃないよなってことで、バッサリ捨てました。 それでどうしたかって言うと、情報をまとめて資料を作るやり方とか、他の人が興味を持っている内容を調べる方法みたいなことを、ひたすらウェブサイトを見て勉強しました。ゲームをうまくやり込めるようになったのはその後です。なので、もし今から何か準備しておきたいのであれば、いろんなウェブサイトを片っ端から見てみるというのはどうでしょうか。書き方、まとめ方を勉強しておくんです。同時並行で、とりあえず好きなゲームをひたすらやってみる。やりこみについては、そうしているうちに見えてくるものもあるのではないかなと思います。

SEOって何?はじめての概念に苦戦する学生さんたち

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続く第2部ではその蔵谷がライティング講座を担当し、SEO(Serch Engine Optimization=検索エンジン最適化)に則った書き方を生徒さんたちに解説しました。シナリオや小説といったメディアが読者の目線を意識するのと同じように、ウェブメディアは読者の目線に加えて機械の目線というものを意識する必要があります。この場合、機械というのはGoogleが運用しているクローラ(ウェブサイトの情報を集めるbot)のことです。SEOというのはこの両者にそれぞれ最適な情報を渡してあげるための書き方ということになります。

また一般的な紙のメディアが、頭から読むように読む順番が決められているのに対して、ウェブメディアというのは読み手側が自由に読む箇所を選択するものです。普段ウェブサイトを閲覧する際、多くの方が「自分の読みたい箇所だけを」流し読みしている経験があるのではないでしょうか。つまり、記事のどこから読んでも理解できるものでなくてはならないと同時に、読み手にとって何が大事であるのか、何が求められているのかをしっかりと理解し、重要なポイントはよりわかりやすく明示してあげる必要性もあります。

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蔵谷の講座はこうしたSEOを意識したライティングのための入門編というべき内容のものですが、これはあくまで「ウェブメディアにおける書き方のテクニック」であって、物語創作を中心に学んでいる生徒さんたちにとって、すぐに活かせる知識というものではありません。しかし、その考え方そのものは他の分野でも活かせる可能性があるのだと蔵谷は言います。

蔵谷: みなさんにも関わりがあるかもしれないSEOの活用方があって、ざっくりお伝えすると「検索ボリュームがあり、競争が激しくないものを選ぶ」ということです。要するに、あんまり競争率が高くないところで、楽に勝てそうなところで勝負しましょうよ、ってことなんです。 たとえば「原神」っていうワードで記事を作ろうとすると、これは攻略以外にもいろんなサイトが出てきて、競争率がものすごいことになります。でもこれが「原神 アプデ」なら、競争相手は少し絞られます。「アプデ イベント」とか「アプデ メンテ時間」とかにすれば、調べる人もそれだけ減るけど、競争相手も減る。1万人の中から1位を狙うよりも、5人の中から1位狙った方が圧倒的に簡単なんですよね。つまりユーザーさんの需要と、書き手の供給量も意識してコンテンツを作ってみる、というのがわかりやすい活用法の一つです。 みなさんのごく身近な創作活動の分野なんかでいうと、例えば小説の投稿サイトなんかに書く際、単に自分の書きたい内容を書くのではなく、タグハック的な書き方をしてみることが応用になるかもしれません。タグの人気を調べて、より多くの人が使っているタグに合わせたジャンルで書いてみるとか、またあえて書き手の少ないタグジャンルで書くことでブルーオーシャン(=競争率の低い場所)を狙ってみるとか。そうしたユーザー、つまり読者の需要に合わせた書き方をするということが、SEO的な考え方の活用方法と言えます。

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ここまで、おおよそ20分ほどの解説を終えた後は実践形式の練習です。ゲームエイトが運用している個人向けの情報発信サービス「mygame8」を活用して、実際に生徒さんたちの手でゲームの攻略記事を書いてもらいます。普段からエンタメについて学んでいる生徒さんたちだけあって、題材として挙げてくるゲームタイトルも「このゲームいいよね〜」なんて横から思わず言いたくなってしまうような興味深いものが多かった印象です。

もちろん、書くことを学んでいると言っても「攻略記事というものを書くのは初めて」という方が大半で、各々が苦労されていた様子。講師の蔵谷を呼び止めてはその意見を聞いてみるという生徒さんたちの姿もしばしば見られました。自分の書いたものに意見をもらったりできる機会というのは結構貴重なもので、まして相手はこの仕事で食べているプロ。生徒さんたちもこの機会をうまく使ってくれたでしょうか?

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というわけで、座学と実践を含めて1時間半程度の短い講座でしたが、以上、現場からのレポートになります。

我々ゲームエイトとしては将来有望な生徒さんたちとの交流はかなり刺激になりましたし、生徒さんたちにとっても「書く仕事」を考えるきっかけの一つにしていただけた(……らいいなあ)かなと思います。講座の中で生徒さんたちが書かれたもののいくつかは、実際にmygame8で公開もされているそうです。

[取材協力:代々木アニメーション学院]

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