世界一大きなカブトムシといえば「ヘラクレスオオカブト」。その体長は18cmにもなるという。しかし、それをはるかに超える巨大カブトムシが存在するのをご存知だろうか。しかもメカで。

メカカブトムシ、マジデ、イタ

やってきたのは茨城県古河市のとある街の機械工場。

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「TAKAHASHI ROBO-SYSTEM」とそれっぽいが本当にここなのか。

すると裏からボボボーン!というロボ的な音が……

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おお!でかい!まさしく「巨大メカカブトムシ」だ!しかもかっけー!そしてなぜか懐かしさを感じる……。

あ!操縦している人が!

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13年かけてたった一人で作り上げた

こちらがこの巨大メカカブトムシを13年かけてたったひとりで作り上げた高橋均さん。

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高橋さんは若い頃からモノ作りが好きで、いつか大きなものを作ってやろうという想いからメカカブトムシ作りを始めたとのこと。

【カブトムシは登場しないけどあの人気メカ達の登場で話題に!】

苦労したのは意外にも……

苦労した点を聞くと意外にも「デザイン」という答えが。

「デザインに凝り始めたらキリがないんです。ロボットの構造には『こうすれば動く』という答えがありますが、デザインには正解も不正解もないから難しいんです」
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しかし、見れば見るほどかっこいいデザインだ。モチーフにしたデザインがあったのか聞いところ…

「ゾイドのデザインに魅了されました」

そうか、ゾイドだ。懐かしさを覚えたのはそのせいだったのか。

高橋さんがゾイドと出会ったのは1999年ごろ。店で偶然見つけたゾイドのデザインに一目惚れし思わず購入したという。そのゾイドがこちら。

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(↑グスタフ:ダンゴムシ型の運搬用ゾイド)

それからゾイドの動きや構造、デザインを参考にするが、やはりプラモデルを実際の鉄で再現するのは難しくなかなかうまくいかない。
試行錯誤の日々が5年ほど続いたという。

もともとは出来るだけ本物のカブトムシに近いデザインにしようと模索していたが、本物のように足を細くすると巨大な胴体を支えることができなかった。そこでやむをえず足を太くし、重さや強度を兼ね備えた形にしたところ、気づいたら自分が追い求めていたデザイン、つまりゾイドのようになっていたのだ。

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ゾイドの魅力、それはリアルな構造美にあった。

高橋さんが言うにはゾイドのデザインの魅力は「構造美」にあるという。

見た目のかっこよさではなく、実際に立ったり動く構造にすることであのデザインが生まれているのだ。高橋さん自身、この巨大メカカブトムシ作りを通じてゾイドデザインの構造美に感心したと語ってくれた。

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【あのゾイドを自由自在に操れる!?】

カブトムシ型のゾイドっているの?

じつはゾイドシリーズの中には実際にカブトムシ型のゾイドが存在するのだ。それがこの「サイカーチス」と呼ばれるゾイド。
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そこで、二体のカブトムシ型ロボットによる記念撮影。

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進化の止まらない高橋さん

高橋さんの部屋で偶然、こんなモノを発見。
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これはモルガと呼ばれるイモムシ型のゾイド。

実は高橋さん、このメカがゾイドとは知らず、次の創作への題材として、ネットで購入したらしい。
このイモムシもゾイドだった事に驚きながら、高橋さんは次なる夢を語ってくれた。

これを実物大で作って動かし、子供たちを喜ばせることが次なる夢だという。

すごい、高橋さんとゾイドが見えないところで繋がっている…

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高橋さん、本日はすごいものを見せていただきありがとうございました!

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モルガ、期待してます!

そして、ゾイドも進化していた……

そういう筆者も実はかなりのゾイドマニア。子供のころは夢中になって作ったものだ。

帰りがけに「久々にゾイド作るかな〜」と思いながらゾイドのサイトをみたところ、こんなものを見つけた。
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なんとスマホアプリになって配信されるようだ。

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「ZOIDS FIELD OF REBELLION ゾイド フィールド・オブ・リベリオン」というゾクゾクするようなタイトル。しかも今注目の「MOBA」と言うゲームジャンル。アクション性と戦略性を兼ね備えたゾイドの新作タイトルだ。

あの懐かしのゾイドを操れるなんてテンションが上がらないはずがない。高橋さんが巨大メカカブトムシを操っているように、自分もゾイドをこの手で操るのだ!と勝手にアツくなってしまった。

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現在、事前登録を受け付け中のようで、すでに登録者数は20万人を超えている。筆者のような人間が20万人もいるなんてなんだかうれしい。

最後は巨大メカカブトムシ写真集で

せっかくたくさん撮影したので最後は写真集でお別れ。操縦席があったり、煙吹いたり、とにかくすごかった!

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提供:タカラトミー

(編集・執筆/しょーご)